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1972年のル・マン24時間レース
前年:	1971	翌年:	1973

1972年のル・マン24時間レース（24 Heures du Mans 1972 ）は、40回目のル・マン24時間レース及び世界メーカー選手権第9戦として、1972年 6月10日から6月11日にかけてフランス、ル・マンのサルト・サーキットで行われた。

概要

1972年から車両規定が変更され、3リットル・スポーツプロトタイプのみが出走可能となり前年までの主役だったポルシェ・917やフェラーリ・512Sなどの5リットル・スポーツカーはル・マン24時間レースから締め出されることになった。

この年の選手権において開幕から8連勝して、前戦のニュルブルクリンク1000kmでチャンピオンを獲得したフェラーリは、3月のルマン・テストデイに参加し、フェラーリ・312PBのテストを重ねるなど、出場は確実視されていたが、6月1日になって急遽不参加を表明した。理由として「312PBは1000kmレース参加を前提に開発を行ってきたため、24時間レースには出走できない」と発表した^[1]。実際、テスト中の312PBにトラブルが発生したといわれている^[2]。この決定はチーム監督のピーター・シェッティも直前まで知らされていなかった^[1]。

フェラーリの不参加で優勝候補の本命と目されたマトラは、ル・マン24時間レース制覇という目標のため、ニューマシンMS670を3台投入。予備としてMS660Cも持ち込んで万全を期した。その対抗馬として、1970年のル・マン24時間レース以来の出場となるアルファロメオが33TT3を持ち込んだ。

前年優勝したポルシェは前述の車両規定変更によりワークスチームが撤退、908、910が複数のチームから出走。また、フォード・カプリRSとBMW2800CSが新設されたツーリングカー・クラスからエントリーした。

予選

マトラがポールポジションのフランソワ・セベール/ハウデン・ガンレイ組を筆頭に予選3位までを独占した。

決勝

この年の名誉スターターであるフランス大統領ジョルジュ・ポンピドゥーの合図によりレースがスタート^[3]。マトラの3台がスタート直後から飛び出したが、ジャン＝ピエール・ベルトワーズのマシンが2周目にコネクティングロッドの破損のため出火しアルナージュ付近でリタイアとなった^[4]^[5]。1時間終了時点の順位は1位がローラ・T280で、それを3台のマトラが追う状況。その後ローラが後退して、マトラ勢が首位を争う展開になった。翌11日の午前6時半過ぎにジィズ・ヴァン・レネップがドライブするローラがファステストラップを記録するが、7時50分にヴァン・レネップから交代したヨアキム・ボニエがフェラーリ・365GTB/4との接触によってガードレール上を飛び越してしまい、それによりボニエが死亡する事故が発生した。

マトラはセベール組が首位を独走していたが、10時過ぎに降り出した雨による電気系統のトラブルによるピットインの間にアンリ・ペスカロロ組が首位に立ち、こののちセベールから交代したガンレイがスピンして再びピットに入り遅れた^[6]。

ペスカロロ組が首位を守り切りセベール組に10周の差をつけてゴール。3位を走っていたMS660Cのリタイヤにより表彰台の独占を逃した^[6]ものの、1 - 2フィニッシュでマトラがル・マン初優勝を記録した。フランス車がル・マン24時間レースを制するのは、1950年のタルボ・ラーゴ以来であった^[7]。優勝したヒルはモナコグランプリとインディ500にも優勝経験があり、2018年現在唯一の世界三大レースを制したドライバーとなった。

マトラの対抗馬と目されていたアルファロメオはヴァッカレラ/デ・アダミッチ組が4位に入ったのみで他の2台はリタイヤという結果に終わった。

結果

完走

順位	クラス	号車	チーム	ドライバー	シャシー	エンジン	タイヤ	周回数
1	S 3.0	15	エキップ・マトラ-シムカ・シェル	アンリ・ペスカロログラハム・ヒル	マトラ・シムカMS670	マトラ・3.0L V12	G	344
2	S 3.0	14	エキップ・マトラ-シムカ・シェル	フランソワ・セベールハウデン・ガンレイ	マトラ・シムカMS670	マトラ・3.0L V12	G	334
3	S 3.0	60	シフェール・A.T.E.レーシング	ラインホルト・ヨーストミシェル・ヴェーバーマリオ・カゾーニ	ポルシェ・908LH	ポルシェ・3.0L F8	D	325
4	S 3.0	18	アウトデルタSpA	ニーノ・ヴァッカレラアンドレア・デ・アダミッチ	アルファロメオ・ティーポ33TT3	アルファロメオ・3.0L V8	G	307
5	GTS 5.0	39	シャルル・ポッジ	ジャン＝クロード・アンドリュークロード・バロー＝レナ	フェラーリ・365GTB/4	フェラーリ・4.4L V12	M	306
6	GTS 5.0	74	ノース・アメリカン・レーシングチーム	サム・ポージートニー・アダモウィッツ	フェラーリ・365GTB/4	フェラーリ・4.4L V12	G	304
7	GTS 5.0	34	スクーデリア・フィリピネッティ	マイク・パークスジャン＝ルイ・ラフォッスジャン＝ジャック・コシェ	フェラーリ・365GTB/4	フェラーリ・4.4L V12	M	302
8	GTS 5.0	36	エキュリー・フランコルシャン	デレック・ベルテディ・ピレットリチャード・ボンド	フェラーリ・365GTB/4	フェラーリ・4.4L V12	M	301
9	GTS 5.0	38	ノース・アメリカン・レーシングチーム	ジャン＝ピエール・ジャリエクロード・ブシュー	フェラーリ・365GTB/4	フェラーリ・4.4L V12	G	297
10	TS 3.0	54	フォード・モトーレンヴェルケ・ドイッチュランド	ジェリー・ビレルクロード・ブルゴワーニュ	フォード・カプリ2600RS	フォード・3.0L V6	D	292
11	TS 3.0	52	フォード・モトーレンヴェルケ・ドイッチュランド	ディエター・グレムサーアレックス・ソーラー＝ロイグ	フォード・カプリ2600RS	フォード・3.0L V6	D	289
12	S 3.0	68	ダッカムスオイル・モーターレーシング	アラン・ド・キャドネクリス・クラフト	ダッカムス・LM72	フォード・コスワース・DFV型3.0L V8	D	288
13	GTS 3.0	41	ルイ・メズナリー	シルベイン・ギャランユルゲン・バルトマイケル・カイザー	ポルシェ・911S	ポルシェ・2.5L F6	F	285
14	S 2.0	27	ルネ・リゴンネ	ルネ・リゴンネバリー・スミス	ローラ・T290	フォード・コスワース・FVC型1.8L 直列4気筒	F	284
15	GTS +5.0	4	ノース・アメリカン・レーシングチーム	デーブ・ハインツロバート・B・ジョンソン	シボレー・コルベットZL1	シボレー・7.0L V8	G	284
16	GTS +5.0	32	クロード・デュボ	ジャン＝マリー・ジャクェミンイヴ・デプレ	デ・トマソ・パンテーラ	フォード・5.8L V8	G	282
17	GTS 3.0	46	ノース・アメリカン・レーシングチーム	ジャン＝ピエール・ラフェッチジル・ドンシュー	フェラーリ・ディーノ・246GT	フェラーリ・ディーノ2.4L V6	G	265
18	S 2.0	24	ヴィッキー・レーシングチーム	ピーター・マトリエルヴェ・バイヤールウォルター・ブルン	ポルシェ・907	ポルシェ・2.0L F6	F	252
nc*	S 3.0	67	Christian Poirot	Christian Poirot フィリップ・ファルジョン	ポルシェ・908/2	ポルシェ・3.0L F8	D	206

* Failed to cover 70% of winner's distance (240 laps)

リタイヤ

順位	クラス	号車	チーム	ドライバー	シャシー	エンジン	タイヤ	周回数	りタイヤ理由
DNF	S 3.0	16	エキップ・マトラ-シムカ・シェル	ジャン＝ピエール・ジャブイーユデヴィッド・ホッブス	マトラ・シムカMS660C	マトラ・3.0L V12	G	313^[8]^[9]^[10] or 278^[11]	トランスミッション
DNF	S 3.0	5	エスクデリア・モンジュイック	ファン・フェルナンデスフランチェスコ・トレデメール Eugenio Baturone	ポルシェ・908/3	ポルシェ・3.0L F8	G	278	アクシデント
DNF	S 3.0	19	アウトデルタSpA	ロルフ・シュトメレンナンニ・ギャリ	アルファロメオ・ティーポ33TT3	アルファロメオ・3.0L V8	G	263	トランスミッション
DNF	S 3.0	6	Hans-Dieter Weigel	Hans-Dieter Weigel ヘルムート・クラウス	ポルシェ・908/2	ポルシェ・3.0L F8	F	244	アクシデント
DNF	GTS +5.0	29	グレデール・レーシングチーム	アンリ・グレデールマリー＝クロード・ボーモン	シボレー・コルベット	シボレー・7.0L V8	M	235	アクシデント
DNF	S 3.0	17	アウトデルタSpA	ヴィック・エルフォード Dr. ヘルムート・マルコ	アルファロメオ・ティーポ33TT3	アルファロメオ・3.0L V8	G	232	トランスミッション
DNF	GTS 5.0	57	ノース・アメリカン・レーシングチーム	ルイジ・キネッティJr. マステン・グレゴリー	フェラーリ・365GTB/4	フェラーリ・4.4L V12	G	226	エンジン
DNF	S 3.0	8	エキュリー・ボニエ・スウィッツランド	ヨアキム・ボニエジェラール・ラルースジィズ・ヴァン・レネップ	ローラ・T280	フォード・コスワース・DFV型3.0L V8	G	213	死亡事故
DNF	GTS 3.0	42	クロード・アルディ	クロード・アルディポール・ケラー "Gédéhem"	ポルシェ・911S	ポルシェ・2.5L F6	D	208	エンジン
DNF	GTS 5.0	35	スクーデリア・フィリピネッティ	ベルナール・シェネヴィエフロリアン・ベッシュジェラール・ピリオン	フェラーリ・365GTB/4	フェラーリ・4.4L V12	M	204	アクシデント
DNF	S 3.0	22	オトモビル・リジェ	ピエール・モーブランジャック・ラフィット	リジェ・JS2	マセラティ・3.0L V6	M	195	エンジン
DNF	GTS +5.0	71	Ecurie Léopard	ジャン＝クロード・オーブリエ "デプニック"	シボレー・コルベット	シボレー・7.0L V8	M	188	エンジン
DNF	S 3.0	65	"Novestille"	Louis Cosson ジャン＝ルイ・ラヴァネル	ポルシェ・910	ポルシェ・2.4L F6	D	188	ホイールベアリング
DNF	S 3.0	56	クロード・ローラン	クロード・ローランマーシャル・デラランデジャック・マルシェ	リジェ・JS2	マセラティ・3.0L V6	M	186	エンジン
DNF	GTS 3.0	45	レイモン・トゥーロール	"リー・バナー" ドモニーク・バルディーニ	ポルシェ・911S	ポルシェ・2.5L F6	D	183	エンジン
DNF	TS 3.0	53	フォード・モトーレンヴェルケ・ドイッチュランド	ヨッヘン・マスハンス＝ヨアヒム・スタック	フォード・カプリ2600RS	フォード・3.0L V6	D	152	オイルポンプ
DNF	S 3.0	7	エキュリー・ボニエ・スウィッツランド	ヒューズ・ド・フィラントホルヘ・ド・バグラシオンマリオ・デ・アラウジョ・カブラル ^{[注釈 1]}	ローラ・T280	フォード・コスワース・DFV型3.0L V8	G	86^[12] or 28^[13] or 26^[14]^[15]	クラッチ
DNF	S 3.0	76	Jean Egreteaud	Jean-Claude Lagniez レイモン・トゥーロール	ポルシェ・908/2	ポルシェ・3.0L F8	D	83	ガス欠
DNF	GTS +5.0	72	ジョン・グリーンウッド・レーシング	ベルナール・ダルニッシュアラン・クーディニジョン・グリーンウッド	シボレー・コルベット	シボレー・7.0L V8	BF	82	エンジン
DNF	S 2.0	23	ブライアン・ロビンソン	ブライアン・ロビンソンジャン・ロンドー	シェブロン・B21	フォード・コスワース・FVC型1.8L 直列4気筒	F	76	エンジン
DNF	GTS 5.0	37	マラネロ・コンセッショネアーズ	ピーター・ウエストボリージョン・ハイン	フェラーリ・365GTB/4	フェラーリ・4.4L V12	M	72	エンジン
DNF	TS 3.0	49	チーム・シュニッツァー - モチュール	ハンス・ヘイヤー René Herzog	BMW 2800CS	BMW 3.0L 直列6気筒	D	70	エンジン
DNF	GTS 3.0	44	ジャン・サージュゲロ・レーシングチーム	ジャン・サージュゲオルグ・ルースフランツ・ペッシュ	ポルシェ・911S	ポルシェ・2.5L F6	D	64	エンジン
DNF	GTS +5.0	28	ジョン・グリーンウッド・レーシング	ジョン・グリーンウッド Dick Smothers	シボレー・コルベット	シボレー・7.0L V8	BF	53	エンジン
DNF	GTS 3.0	80	ポルシェ・クレマー・レーシングチーム	ジョン・フィッツパトリック（英語版）エルヴィン・クレマーファン・カルロス・ボラノス	ポルシェ・911S	ポルシェ・2.5L F6	D	39	エンジン
DNF	GTS 3.0	79	ジャン＝ピエール・ギャバン	Hermes Delbar ロジャー・ヴァン・ダー・シュリック	ポルシェ・911S	ポルシェ・2.4L F6	D	36	トランスミッション
DNF	GTS +5.0	30	エスクデリア・モンジュイック	ホセ・フンカデッラフェルナンド・デ・バヴィエラ	デ・トマソ・パンテーラ	フォード・5.8L V8	G	36	エンジン
DNF	GTS +5.0	31	エスクデリア・モンジュイック	ヘルベルト・ミューラーコックス・コシェ	デ・トマソ・パンテーラ	フォード・5.8L V8	G	36^[11]^[16]or 31^[17]^[18]	エンジン
DNF	S 2.0	69	ミシェル・デュポン	ミシェル・デュポンジャン＝ポール・ボーディン	シェブロン・B19/21	フォード・コスワース・FVC型1.8L 直列4気筒	F	29	トランスミッション
DNF	GTS 3.0	40	ルネ・マッツィア	ピエール・モーロイマルセル・ミジョー	ポルシェ・911S	ポルシェ・2.5L F6	D	27	エンジン
DNF	TS 3.0	84	Shark Team	Jean-Claude Guérie Jean-Pierre Rouget シリル・グランデット	フォード・カプリ2600RS	フォード 3.0L V6	D	26	エンジン
DNF	GTS 5.0	75	シャルル・ポッジ	フランソワ・ミゴールダニエル・ルーヴェイランジャン＝クロード・アンドリュー	フェラーリ・365GTB/4	フェラーリ・4.4L V12	M	22	トランスミッション
DNF	S 3.0	58	ボッシュ・レーシングチーム	Walter Roser オットー・ストゥパッヒャー	ポルシェ・908/2	ポルシェ・3.0L F8	F ^[12] /D ^[19]	11	アクシデント
DNF	S 3.0	21	オトモビル・リジェ	ギ・リジェジャン＝フランソワ・ピオ	リジェ・JS2	マセラティ・3.0L V6	M	7	エンジン
DNF	S +3.0	33	ソシエテ・フランコ＝ブリタニック	ギ・シャスイーユジャン・ヴィナティエ	デ・トマソ・パンテーラ	フォード・5.8L V8	G	3	エンジン
DNF	S 3.0	12	エキップ・マトラ-シムカ・シェル	ジャン＝ピエール・ベルトワーズクリス・エイモン	マトラ・シムカMS670	マトラ・3.0L V12	G	2	エンジン（コンロッド）
Sources:^[20]^[21]^[22]^[23]

スタートせず

順位	クラス	号車	チーム	ドライバー	シャシー	エンジン	タイヤ	理由
DNS	S 2.0	26	Veglia GRAC Racing	Lionel Noghès “Cyprien” (Christian Mons) Alain Finkelstein	GRAC MT16	コスワース FVC 1825cc S4	F	Practice Accident
DNS	GTS 2.5	43	J. メサンジュ	ジャン・メサンジュポール・ケラー	ポルシェ・911S	ポルシェ 2492cc F6	D	Did not start
DNS	S 3.0	61 (reserve)	ヴィッキー・レーシングチーム	アンドレ・ヴィッキーウォルター・ブルンマックス・コーエン＝オリバー	ポルシェ・908/02K	ポルシェ・3.0L F8		Mechanical issues
DNS	GTS 2.5	78 (reserve)	ゲロ・レーシングチーム	ジャン・サージュゲオルグ・ルース Pierre Greub	Porsche 911S	Porsche 2492cc F6		Did not start
DNQ	TS 3.0	47	Motor Racing Facilities (private entrant)	ロバート・グラントマーティン・ビレーン Serge Trosch	ダットサン・240Z	Datsun 2394cc F6	D	Did not qualify
DNQ	GTS 2.5	51	ヴィッキー・レーシングチーム	ジャン＝ピエール・エイシュリマンファン・ディアス	Porsche 911S	Porsche 2480cc F6	F	Did not qualify
DNQ	TS 2.5	55	AGACI	Guy Verrier Gérard Foucault François Monath	シトロエン・SM	Maserati 2.9L V6	M	Did not qualify
DNQ	S 3.0	64 (reserve)	スクーデリア・フィリピネッティ	ドミニク・マルタンジャン＝ジャック・コシェジェラール・ピリオン	ローラ・T280	コスワースDFV型3.0L V8		Did not qualify
DNQ	GTS +5.0	73 （リザーブ）	スクーデリア・ブレシア・コルセ	ジャンピエロ・モレッティエンリコ・パゾリーニ “プーキー” (Vincenzo Cazzago)	デ・トマゾ・パンテーラ	Ford 5.8L V8	G	Did not qualify
DNQ	TS 3.0	82 (reserve)	クロード・ブシュー (private entrant)	クロード・ブシュー Joël Bonnemaison	Ford Capri 2600RS	Ford 2.9L V6		Did not qualify
DNQ	S 2.0	85 (reserve)	Société Darnval	Jean-Daniel Jakubowski Peter Schweitzer	Taydec Mk3	Cosworth FVC 1790cc S4	F	Did not qualify

エントリーのみ

順位	クラス	号車	チーム	ドライバー	シャシー	エンジン	タイヤ
	S 3.0	1	SpAフェラーリSEFAC		フェラーリ・312PB		F

Class Winners

Class	Sports Winners		Class	Special GT Winners		Class	Special Touring Winners
Sports			GTS >5000	#4 Chevrolet Corvette C3	Johnson / Heinz *	TS
Sports 3000	#15 Matra-Simca MS670	Pescarolo / Hill *	GTS 5000	#39 Ferrari 365 GTB/4	Ballot-Léna / Andruet *	Special Touring	#54 Ford Capri 2600RS	Birrell / Bourgoignie *
Sports 2000	#27 Lola T290	Ligonnet / Smith *	GTS 2500	#41 Porsche 911 S	Garant / Barth / Keyser *	TS

Note: setting a new class distance record.

熱効率指数賞

For Group 2 and Group 4 cars.^[24]^[25]^[26]^[27]

順位	クラス	No	チーム	ドライバー	シャシー	スコア
1	GTS 5.0	39	オトモビル・シャルル・ポッジ	クロード・バロー＝レナジャン＝クロード・アンドリュー	Ferrari 365 GTB/4	1.05
2	GTS 5.0	36	Ecurie Francorchamps	Derek Bell Teddy Pilette Richard Bond	Ferrari 365 GTB/4	0.95
3	GTS 5.0	74 (reserve)	North American Racing Team	Sam Posey Tony Adamowicz	Ferrari 365 GTB/4	0.93
4	GTS 5.0	34	Scuderia Filipinetti	Mike Parkes Jean-Louis Lafosse Jean-Jacques Cochet	Ferrari 365 GTB/4	0.91
5	GTS 5.0	38	North American Racing Team	Jean-Pierre Jarier Claude Buchet	Ferrari 365 GTB/4	0.89
6	GTS 2.5	41	L. Meznarie (private entrant)	Sylvain Garant Jürgen Barth Michael Keyser	Porsche 911S	0.85
7	GTS 3.0	46	North American Racing Team	Jean-Pierre Laffeach Gilles Doncieux	Dino 246 GT	0.84
8	TS 3.0	54	Ford Motorenwerke Deutschland	Gerry Birrell Claude Bourgoignie	Ford Capri 2600RS	0.81
9=	GTS +5.0	32	C. Dubois (private entrant)	Jean-Marie Jacquemin Yves Deprez	De Tomaso Pantera	0.78
9=	TS 3.0	52	Ford Motorenwerke Deutschland	Dieter Glemser Alex Soler-Roig	Ford Capri 2600RS	0.78
9=	GTS +5.0	4	North American Racing Team	Bob Johnson Dave Heinz	Chevrolet Corvette C3	0.78

記録

ポールポジション - #14 マトラ・MS670（フランソワ・セベール） - 3:42.2 220.99 km/h (137.32 mph)
ファステストラップ - #8 ローラ・T280（ジィズ・ヴァン・レネップ） - 3:46.9 216.41 km/h (134.47 mph)
総合優勝 - S3.0 #15 マトラ・MS670（アンリ・ペスカロロ/グラハム・ヒル）
- 走行距離 - 4,691.343km^[28] 4,691.34 km (2,915.06 mi)
- スピード - 195.472km/h^[28] 195.46 km/h (121.45 mph)
クラス優勝
- GT5.0 - #39 フェラーリ・365GTB/4（ジャン＝クロード・アンドリュー/クロード・バロー＝レナ）
- T3.0 - #54 フォード・カプリ2600RS（ジェリー・ビレル/クロード・ブルゴワーニュ）
- GT3.0 - #41 ポルシェ・911S（シルベイン・ギャラン/ユルゲン・バルト/マイケル・ケイサー）
- S2.0 - #27 ローラ・T290（ルネ・リゴネット/バリー・スミス）
- GT+5.0 - #4 シボレー・コルベット（デーブ・ハインツ/ロバート・B・ジョンソン）
熱効率指数賞 - #39 フェラーリ・365GTB/4（ジャン＝クロード・アンドリュー/クロード・バロー＝レナ）^[28]

世界メーカー選手権順位

^[29]

順位	メーカー	ポイント
1	フェラーリ	160 (168)
2	アルファロメオ	85
3	ポルシェ	56 (60)
4	ローラ	44
5	シェブロン	37
6	マトラ	20
7	ミラージュ	20
8	シボレー	13
9	デ・トマゾ	12
10	アバルト	4

ギャラリー

アルファロメオ・ティーポ33TT3
ローラ・T290
フォード・カプリ2600RS

脚注

[脚注の使い方]

注釈

出典

^ ^a ^b 『オートスポーツ』、28頁。
^ 檜垣和夫『スポーツカープロファイルシリーズ3 フェラーリ P / P2 / P3 / P4 / DINO / LM / 312P/PB / 512S/M』二玄社、2007年、236頁。
^ クエンティン・スパーリング著、新宿仁成・野澤一幸訳『ル・マン24時間レース栄光の時代'70〜'79』スタジオタッククリエイティブ、2012年、ISBN 978-4-88393-512-3、85頁。
^ 『オートスポーツ』、27頁。
^ 檜垣（2010）、85頁。
^ ^a ^b 檜垣（2010）、86頁。
^ 檜垣（1999）110頁。
^ 檜垣（2010年）、169頁。
^ “Le Mans 24 Hours 1972 - World Sports Racing Prototypes”. www.racingsportscars.com. 2024年7月8日閲覧。
^ “1972 Le Mans 24 Hrs”. www.teamdan.com. 2009年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月8日閲覧。
^ ^a ^b スパーリング（2012年）、108頁。
^ ^a ^b スパーリング（2012年）、82頁。
^ “Le Mans 24 Hours 1972 – Le Mans History”. www.lemans-history.com. 2024年7月8日閲覧。
^ “Le Mans 24 Hours 1972 - World Sports Racing Prototypes”. www.racingsportscars.com. 2024年7月8日閲覧。
^ “1972 Le Mans 24 Hrs”. www.teamdan.com. 2009年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月8日閲覧。
^ “Le Mans 24 Hours 1972 – Le Mans History”. www.lemans-history.com. 2024年7月8日閲覧。
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^ Equipas inscritas de 1972 - Le Mans History 、2024年7月2日閲覧。-
^ スパーリング（2012年）、108頁。
^ “Le Mans 24 Hours 1972 - World Sports Racing Prototypes”. www.racingsportscars.com. 2018年6月13日閲覧。
^ “Le Mans 24 Hours 1972 - Racing Sports Cars”. www.racingsportscars.com. 2018年6月13日閲覧。
^ “1972 Le Mans 24 Hrs”. www.teamdan.com. 2009年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月13日閲覧。
^ 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「Clausager 1982, p.166-5」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
^ 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「Moity 1974, p.134」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
^ Spurring 2011, p.109
^ Moity 1974, p.188
^ ^a ^b ^c 檜垣（1999年）212 - 213頁。
^ “International Championship for Makes”. World Sports Racing Prototypes.com. 2024年7月9日閲覧。

参考文献

檜垣和夫『ルマン偉大なる耐久レースの全記録』二玄社、1999年 ISBN 4-544-04065-5
檜垣和夫『マートラ MS620/MS630/MS650/MS660/MS670/MS680 アルピーヌ M63/M64/M65/A210/A220』二玄社、2010年 ISBN 978-4-544-40047-2
クエンティン・スパーリング著、新宿仁成・野澤一幸訳『ル・マン24時間レース栄光の時代'70〜'79』スタジオタッククリエイティブ、2012年、ISBN 978-4-88393-512-3
『オートスポーツ』（三栄書房）1972年8月1日号、26 - 31頁。

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[Autosport-1] 『オートスポーツ』、28頁。

[2] 檜垣和夫『スポーツカープロファイルシリーズ3 フェラーリ P / P2 / P3 / P4 / DINO / LM / 312P/PB / 512S/M』二玄社、2007年、236頁。

[3] クエンティン・スパーリング著、新宿仁成・野澤一幸訳『ル・マン24時間レース栄光の時代'70〜'79』スタジオタッククリエイティブ、2012年、ISBN 978-4-88393-512-3、85頁。

[4] 『オートスポーツ』、27頁。

[5] 檜垣（2010）、85頁。

[MATRA-6] 檜垣（2010）、86頁。

[マトラ-7] 檜垣（1999）110頁。

[8] 檜垣（2010年）、169頁。

[9] “Le Mans 24 Hours 1972 - World Sports Racing Prototypes”. www.racingsportscars.com. 2024年7月8日閲覧。

[10] “1972 Le Mans 24 Hrs”. www.teamdan.com. 2009年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月8日閲覧。

[spurring108-11] スパーリング（2012年）、108頁。

[spurring82-13] スパーリング（2012年）、82頁。

[14] “Le Mans 24 Hours 1972 – Le Mans History”. www.lemans-history.com. 2024年7月8日閲覧。

[15] “Le Mans 24 Hours 1972 - World Sports Racing Prototypes”. www.racingsportscars.com. 2024年7月8日閲覧。

[16] “1972 Le Mans 24 Hrs”. www.teamdan.com. 2009年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月8日閲覧。

[17] “Le Mans 24 Hours 1972 – Le Mans History”. www.lemans-history.com. 2024年7月8日閲覧。

[18] “Le Mans 24 Hours 1972 - World Sports Racing Prototypes”. www.racingsportscars.com. 2024年7月8日閲覧。

[19] “1972 Le Mans 24 Hrs”. www.teamdan.com. 2009年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月8日閲覧。

[20] Equipas inscritas de 1972 - Le Mans History 、2024年7月2日閲覧。-

[21] スパーリング（2012年）、108頁。

[22] “Le Mans 24 Hours 1972 - World Sports Racing Prototypes”. www.racingsportscars.com. 2018年6月13日閲覧。

[23] “Le Mans 24 Hours 1972 - Racing Sports Cars”. www.racingsportscars.com. 2018年6月13日閲覧。

[24] “1972 Le Mans 24 Hrs”. www.teamdan.com. 2009年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月13日閲覧。

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[Spurring_2011,_p._109-27] Spurring 2011, p.109

[Moity_1974,_p.188-28] Moity 1974, p.188

[REMANS-29] 檜垣（1999年）212 - 213頁。

[30] “International Championship for Makes”. World Sports Racing Prototypes.com. 2024年7月9日閲覧。

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