萩ノ茶屋駅

大阪府大阪市西成区にある南海電気鉄道の駅

萩ノ茶屋駅(はぎのちゃやえき)は、大阪市西成区萩之茶屋にある、南海電気鉄道である。駅番号NK04

萩ノ茶屋駅
駅入口
はぎのちゃや
HAGINOCHAYA
NK03 新今宮 (0.6 km)
(1.0 km) 天下茶屋 NK05
地図
所在地 大阪市西成区萩之茶屋三丁目5番38号
北緯34度38分44.7秒 東経135度29分56.8秒 / 北緯34.645750度 東経135.499111度 / 34.645750; 135.499111座標: 北緯34度38分44.7秒 東経135度29分56.8秒 / 北緯34.645750度 東経135.499111度 / 34.645750; 135.499111
駅番号 NK 04
所属事業者 南海電気鉄道
所属路線 高野線*
(線路名称上は南海本線[1]
キロ程 なんばから2.0 km
電報略号 ハギ
駅構造 高架駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年次-
1,553人/日
-2019年-
開業年月日 1907年明治40年)12月20日*
(事業中)
備考 南海本線の列車は全て通過
*高野線の起点は汐見橋
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線路名称上は南海本線に所属するが[1]、運行系統上高野線の列車しか停車しない。

概要

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当駅の駅名は、かつてこの辺りの住吉街道沿いに「萩の茶屋」と呼ばれる茶屋があったことに由来する。この茶屋は当駅から1kmほど北(今宮戎神社の北方)に位置する広田神社の門前にかつて存在した、「萩の茶屋」(紅白に彩られたを植えていたことからそういわれる)の支店であった。

所在地は西成区萩之茶屋となっているが、1973年(昭和48年)の町名変更が行われる前までは、東萩町であった。一方、駅名は1907年(明治40年)の開業時から一貫して萩ノ茶屋である。

当駅の所属路線は南海本線である。下図に示す通り、当駅を含む難波駅 - 岸里玉出駅間は南海本線所属でありながら、系統上では南海本線と高野線の重複区間となっており、各線の線路も別々に敷設された線路別複々線となっている。このうち、当駅および今宮戎駅には高野線列車が使用する東側2線のみにホームが設けられており、西側2線には運行系統上の南海本線の上下線が通過する。以前は、東側2線を経由し当駅・今宮戎駅に停車する南海本線の各駅停車も存在したが、現在は高野線の各駅停車のみが停車する。そのため、隣の天下茶屋駅に再び優等列車が徐々に停車し始めるようになるまでは、和歌山市・関西空港方面へ急ぐ際はまず当駅から天下茶屋駅まで高野線各停に乗車し、次に南海本線普通に乗り換え、さらに堺駅で特急か急行に乗り換えなければならず不便だった。

 
図 - 難波・岸里玉出間の路線状況

南海天王寺支線天下茶屋駅 - 今池町駅間の部分廃止後の1984年から1993年は、今池町駅と当駅の間を徒歩連絡としていた。

歴史

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駅構造

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島式1面2線のホームを持つ高架駅ホーム有効長は6両。上り線の西側に全列車通過となる南海本線列車用の線路がある。

2階にホーム、1階に改札口がある。ホームとコンコースを結ぶエレベーターもある。

新今宮駅とは駅間距離が600mしか離れていないため、当駅ホームから新今宮駅ホームやそこに停まっている電車が見える。

のりば

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のりば 路線 方向 行先[4]
1   高野線 下り 高野山方面
2 上り なんば方面

利用状況

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2019年(令和元年)次の1日平均乗降人員1,553人で、南海全100駅中69位である[5]

近年の1日平均乗降・乗車人員は下表の通り。

年次 1日平均
乗降人員
1日平均
乗車人員
出典
1990年(平成02年) 4,407 1,693 [6]
1991年(平成03年) 4,336 1,649 [7]
1992年(平成04年) 4,151 1,576 [8]
1993年(平成05年) 4,082 1,519 [9]
1994年(平成06年) 3,976 1,474 [10]
1995年(平成07年) 3,965 1,505 [11]
1996年(平成08年) 3,893 1,460 [12]
1997年(平成09年) 3,806 1,384 [13]
1998年(平成10年) 3,404 1,267 [14]
1999年(平成11年) 2,857 1,139 [15]
2000年(平成12年) 2,696 1,062 [16]
2001年(平成13年) 2,612 1,000 [17]
2002年(平成14年) 2,515 958 [18]
2003年(平成15年) 2,495 943 [19]
2004年(平成16年) 2,403 917 [20]
2005年(平成17年) 2,311 877 [21]
2006年(平成18年) 2,259 857 [22]
2007年(平成19年) 2,173 823 [23]
2008年(平成20年) 2,066 783 [24]
2009年(平成21年) 1,948 746 [25]
2010年(平成22年) 1,873 723 [26]
2011年(平成23年) 1,820 698 [27]
2012年(平成24年) 1,738 658 [28]
2013年(平成25年) 1,683 655 [29]
2014年(平成26年) 1,554 610 [30]
2015年(平成27年) 1,571 633 [31]
2016年(平成28年) 1,506 635 [32]
2017年(平成29年) 1,496 646 [33]
2018年(平成30年) 1,525 688 [34]
2019年(令和元年) 1,553 738 [35]

駅周辺

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駅西側に花園北本通商店街、東側に萩之茶屋本通商店街がある。

萩ノ茶屋駅舎やガードの雰囲気が、漫画『じゃりン子チエ』に登場する駅(駅名は西萩)に類似している。同作品の舞台も「西萩」であること、また当駅西方にはかつて西萩町(現在の西成区花園北2丁目の一部)という地名もあったことから、萩ノ茶屋駅周辺が同作品のモデルとされることもある。

隣の駅

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南海電気鉄道
  南海本線
全列車通過
  高野線
快速急行・急行・区間急行・準急
通過
各停
新今宮駅 (NK03) - 萩ノ茶屋駅 (NK04) - 天下茶屋駅 (NK05)
  • ( ) 内は駅番号を示す。

脚注

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  1. ^ a b 2023 ハンドブック南海』(PDF)南海電気鉄道、2023年8月、54,60頁https://www.nankai.co.jp/lib/company/handbook/pdf/handbook2023_03.pdf 
  2. ^ 南海 駅ナンバリング 導入”. 鉄道コム (2012年2月27日). 2023年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
  3. ^ 南海電鉄全駅に「駅ナンバリング」を導入します”. 南海電鉄. 2021年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
  4. ^ 萩ノ茶屋駅 立体構内図”. 南海電気鉄道. 2023年6月11日閲覧。
  5. ^ ハンドブック南海2020 鉄道事業 (PDF) - 南海電鉄
  6. ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
  7. ^ 大阪府統計年鑑(平成4年) (PDF)
  8. ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
  9. ^ 大阪府統計年鑑(平成6年) (PDF)
  10. ^ 大阪府統計年鑑(平成7年) (PDF)
  11. ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
  12. ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
  13. ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
  14. ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
  15. ^ 大阪府統計年鑑(平成12年) (PDF)
  16. ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
  17. ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
  18. ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
  19. ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
  20. ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
  21. ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
  22. ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
  23. ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
  24. ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
  25. ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
  26. ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
  27. ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
  28. ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
  29. ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
  30. ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
  31. ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
  32. ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
  33. ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
  34. ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
  35. ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)

関連項目

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外部リンク

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