紅野謙介
日本の日本近代文学研究者 (1956-)
紅野 謙介(こうの けんすけ、1956年3月9日 - )は、日本近代文学研究者。日本大学文理学部特任教授、元・同教授、学部長。
略歴
編集東京生まれ。父は早稲田大学名誉教授・紅野敏郎。妻は早稲田大学教育学部教授の金井景子。
早稲田大学高等学院から早稲田大学文学部に進み、同大学院中退。大学院生時代から麻布高等学校の国語科教諭をつとめ、のち日本大学文理学部専任講師、助教授、教授。
人物
編集著書
編集単著
編集- 『書物の近代 メディアの文学史』(筑摩書房〈ちくまライブラリー〉、1992/ちくま学芸文庫、1999)
- 『投機としての文学 活字・懸賞・メディア』(新曜社、2003)
- 『検閲と文学』(河出書房新社〈河出ブックス〉、2009)
- 『物語岩波書店百年史(1) 「教養」の誕生』(岩波書店、2013)
- 『国語教育の危機--大学入学共通テストと新学習指導要領』(筑摩書房〈ちくま新書〉、2018)
- 『国語教育--混迷する改革』(ちくま新書、2020)
- 『職業としての大学人』(文学通信、2022)
- 『ことばの教育 日本語で読み、書き、考える』(青土社、2023)
共編
編集- (金井景子、川口晴美、朴裕河編)『女子高生のための文章図鑑』筑摩書房、1992
- (金井景子、川口晴美、材木谷敦編)『男子高生のための文章図鑑』筑摩書房、1993
- (小森陽一、高橋修編)『メディア・表象・イデオロギー』(小沢書店、1997)
- (川崎賢子、寺田博編)『戦後占領期短篇小説コレクション』(全7巻、藤原書店、2007)
- 『文学の再生へ 野間宏から現代を読む』富岡幸一郎共編(藤原書店、2015)
- 『川端康成スタディーズ 21世紀に読み継ぐために』坂井セシル・十重田裕一・マイケル・ボーダッシュ・和田博文共編(笠間書院、2016)
- 『尾崎士郎短篇集』編(岩波文庫。2016)
- (植田康夫・十重田裕一共編)『岩波茂雄文集』(全3巻、岩波書店、2017)
- 『徳田秋聲 21世紀日本文学ガイドブック6』ひつじ書房、2017
- 『どうする?どうなる?これからの「国語」教育:大学入学共通テストと新学習指導要領をめぐる12の提言』幻戯書房、2019
- 『〈戦後文学〉の現在形』内藤千珠子、成田龍一共編(平凡社、2020)