吉ノ岩義行
吉ノ岩 義行(よしのいわ よしゆき、1938年10月29日 -没年不明 )は、二所ノ関部屋に所属した元力士。本名は中村 義行(なかむら よしゆき)(旧姓吉村)。現在の長崎県大村市出身。168cm、79kg。最高位は東十両7枚目。得意技は左四つ、寄り。
経歴
編集長崎県立大村高等学校では野球部に所属し、ポジションは捕手を務めたが、毎年行われていた花相撲を観戦して力士を志し、元二所ノ関部屋の幕下小海山に紹介されて二所ノ関部屋に入門した。入門して約半年間は同郷で相撲解説者の玉の海が住む兵庫県尼崎市の家に住み込んで世話を受けた[1]。 1956年1月場所に初土俵。1962年5月場所に十両昇進。非常に軽量ながら7場所連続で十両を務めたが、幕下に陥落した1963年7月場所に24歳で廃業した。廃業後は神戸市でうどんすき料理店を経営した。
主な成績
編集- 通算成績:189勝170敗7休 勝率.526
- 十両成績:44勝61敗 勝率.419
- 現役在位:43場所
- 十両在位:7場所
- 各段優勝
- 三段目優勝:1回(1957年9月場所)
場所別成績
編集一月場所 初場所(東京) |
三月場所 春場所(大阪) |
五月場所 夏場所(東京) |
七月場所 名古屋場所(愛知) |
九月場所 秋場所(東京) |
十一月場所 九州場所(福岡) |
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1956年 (昭和31年) |
(前相撲) | (前相撲) | 西序ノ口22枚目 5–3 |
x | 西序二段82枚目 6–2 |
x |
1957年 (昭和32年) |
東序二段37枚目 5–3 |
西序二段14枚目 5–3 |
西三段目93枚目 5–3 |
x | 東三段目53枚目 優勝 8–0 |
西幕下65枚目 5–3 |
1958年 (昭和33年) |
西幕下59枚目 6–2 |
東幕下47枚目 3–5 |
西幕下52枚目 4–4 |
西幕下49枚目 5–3 |
西幕下40枚目 5–3 |
西幕下30枚目 5–3 |
1959年 (昭和34年) |
東幕下23枚目 5–3 |
東幕下15枚目 5–3 |
西幕下14枚目 2–6 |
西幕下26枚目 4–4 |
西幕下25枚目 4–4 |
西幕下23枚目 5–3 |
1960年 (昭和35年) |
西幕下18枚目 3–5 |
西幕下22枚目 1–7 |
東幕下40枚目 4–4 |
東幕下39枚目 6–1 |
東幕下23枚目 4–3 |
西幕下19枚目 4–3 |
1961年 (昭和36年) |
東幕下16枚目 3–4 |
東幕下20枚目 4–3 |
西幕下15枚目 3–4 |
東幕下17枚目 3–4 |
東幕下21枚目 4–3 |
西幕下16枚目 6–1 |
1962年 (昭和37年) |
東幕下2枚目 4–4 |
東幕下筆頭 4–3 |
東十両17枚目 9–6 |
東十両7枚目 7–8 |
西十両8枚目 5–10 |
東十両14枚目 8–7 |
1963年 (昭和38年) |
西十両8枚目 4–11 |
東十両16枚目 8–7 |
東十両12枚目 3–12 |
西幕下筆頭 引退 0–0–7 |
x | x |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
改名歴
編集- 吉村(よしむら)1956年1月場所 - 1956年3月場所
- 吉ノ岩 義行(よしのいわ よしゆき)1956年5月場所 - 1959年9月場所
- 西海(にしうみ)1959年11月場所 - 1960年5月場所
- 吉ノ岩 義行(よしのいわ よしゆき)1960年7月場所 - 1963年7月場所
参考文献
編集- 大相撲力士名鑑平成13年版、水野尚文、京須利敏、共同通信社、2000年、ISBN 978-4764104709
出典
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 吉ノ岩 義行 - 相撲レファレンス