八尾町
日本の富山県婦負郡にあった町
八尾町(やつおまち)は、かつて富山県婦負郡にあった町。現在は富山市の地域の一つである。
やつおまち 八尾町 | |||||
---|---|---|---|---|---|
| |||||
廃止日 | 2005年4月1日 | ||||
廃止理由 |
新設合併 富山市、大山町、大沢野町、婦中町、八尾町、山田村、細入村 → 富山市 | ||||
現在の自治体 | 富山市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 中部地方(北陸地方) | ||||
都道府県 | 富山県 | ||||
郡 | 婦負郡 | ||||
市町村コード | 16361-9 | ||||
面積 | 236.86 km2 | ||||
総人口 |
21,810人 (国勢調査速報値、2005年10月1日) | ||||
隣接自治体 | 富山市、南砺市、婦中町、大沢野町、山田村、細入村、飛騨市 | ||||
町の木 | マツ | ||||
町の花木 | ツバキ | ||||
八尾町役場 | |||||
所在地 |
〒939-2398 富山県婦負郡八尾町福島151番地 | ||||
外部リンク | 八尾町(Internet Archive) | ||||
座標 | 北緯36度35分08秒 東経137度08分24秒 / 北緯36.58547度 東経137.14003度座標: 北緯36度35分08秒 東経137度08分24秒 / 北緯36.58547度 東経137.14003度 | ||||
ウィキプロジェクト |
平成の大合併により、2005年(平成17年)4月1日に富山市並びに上新川郡大沢野町、大山町、婦負郡婦中町、八尾町、山田村及び細入村が合併して、富山市が発足する。
地理
編集八尾の地名は、八方の尾根が合流する部分であったことに由来するとされ、実際に八尾市街地の部分で複数の尾根及び谷筋が集まる。
山村部では地滑り斜面を生かした棚田が広く見られ、棚田百選に選ばれている。
隣接していた自治体
編集歴史
編集- 1636年(寛永13年)2月 - 加賀藩から町立許可状が下され、八尾町が開町[1]。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、婦負郡八尾町、卯花村、杉原村、室牧村、保内村、黒瀬谷村、大長谷村、仁歩村及び野積村が発足する。この時点での旧八尾町の面積は1.00 m2[2]。
- 1953年(昭和28年)12月1日 - 婦負郡八尾町、卯花村、杉原村、室牧村、保内村及び黒瀬谷村の区域の一部が合併して、婦負郡八尾町が発足する。黒瀬谷村の区域の残部は上新川郡大沢野町に編入する。
- 1957年(昭和32年)11月1日 - 婦負郡八尾町、大長谷村、仁歩村及び野積村が合併して、婦負郡八尾町が発足する。
- 1970年(昭和45年)8月25日 - 江戸時代以来未画定であった小白木峰西方の岐阜県吉城郡河合村(現・岐阜県飛騨市)との区域の県境が画定する。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 富山市並びに上新川郡大山町、大沢野町、婦負郡婦中町、八尾町、細入村及び山田村が合併して、富山市が発足する。
行政
編集歴代町長
編集代 | 氏名 | 就任 | 退任 |
---|---|---|---|
1 | 梅谷久雄 | 1953年12月25日 | 1961年11月16日 |
2 | 橋爪辰男 | 1961年11月17日 | 1973年11月16日 |
3 | 杉林弘之 | 1973年11月17日 | 1985年11月16日 |
4 | 梶本忠光 | 1985年11月17日 | 1988年 |
5 | 橋本盛典 | 1988年10月23日 | 1992年10月22日 |
6 | 吉村栄二 | 1992年10月23日 | 2004年10月22日 |
7 | 中林甚勝 | 2004年10月23日 | 2005年3月31日 |
経済
編集産業
編集教育
編集小学校
編集中学校
編集高校
編集交通
編集- 町内に空港はない。最寄りの空港は富山市の富山空港である。
鉄道
編集中心駅は越中八尾駅。
道路
編集- 町内には高速道路のインターチェンジがない。最寄りのインターチェンジは北陸自動車道の富山インターチェンジや富山西インターチェンジ。
一般国道
編集バス
編集- 富山地方鉄道
- 八尾町コミュニティバス(現・富山市営八尾コミュニティバス)
- 南砺市コミュニティバス(旧・利賀村営バス)百瀬線
- 山田村営コミュニティバス(現・富山市営山田コミュニティバス)八尾線
施設
編集公共施設等
編集- 富山西警察署(旧・八尾警察署)
- ケーブルテレビ富山
- 旧富山市ケーブルテレビ八尾センター
娯楽施設
編集1960年(昭和35年)の八尾町には以下の映画館が存在した。
名所・旧跡・観光スポット
編集名所・旧跡
編集観光スポット
編集- 八尾町おわら資料館(現 八尾おわら資料館)
- 越中八尾観光会館(曳山展示館)
- 城ヶ山公園
- 八尾ゆめの森 ゆうゆう館(八尾ゆめの森温泉・角間温泉)
- 下の茗温泉
- 大長谷温泉
- 高熊温泉(八尾温泉)
- 八尾の里 - 日本の秘境100選
- 八尾町道諏訪町本通り線 - 日本の道100選
- 八尾遊園地 - 旧主馬ヶ城跡に立地していた遊園地[4]。
祭事・催事
編集出身有名人
編集ドキュメンタリー
編集脚注
編集出典
編集- ^ 『角川日本地名大辞典 16 富山県』(1979年10月8日、角川書店発行)872頁。
- ^ 『婦中町史』(1967年1月25日、婦中町役場発行)550頁。
- ^ a b 『映画年鑑 1960年版 別冊 映画便覧 1960』時事通信社、1960年。同文献を出典とする1960年の映画館(北陸・甲信越地方)「消えた映画館の記憶」を参照した
- ^ 『北日本新聞』1979年10月4日付朝刊10面全面広告、1985年4月21日付朝刊10面全面広告より。
- ^ a b "越中八尾(えっちゅうやつお) 風の盆". NHK. 2014年10月17日. 2023年9月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月2日閲覧。
参考文献
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 八尾行政サービスセンター - 富山市
- 越中八尾観光協会
- 富山市八尾山田商工会
- 富山県婦負郡八尾町 (16361A1968)| 歴史的行政区域データセットβ版 - Geoshapeリポジトリ
- 歴史と文化が薫るまちづくり事業計画書 八尾 富山市、平成23年
- 八尾町ホームページ(2005/06/07アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- 富山地域合併協議会
- 八尾町の沿革『蚕都』富山県婦負郡八尾町 編 (八尾町, 1918)- 国立国会図書館デジタルコレクション