水曜日のカンパネラ > エジソン (曲)

エジソン」は、水曜日のカンパネラの楽曲である。2022年2月25日にワーナーミュージック・ジャパンから「招き猫」とともに配信シングルとして発売された。作詞作曲はケンモチヒデフミで、本当は発明家になりたいのに音楽家としてブレイクしてしまったバンドマンの姿を描いた楽曲となっている。Billboard Japan Hot 100では最高位13位を記録[2]

「エジソン」
水曜日のカンパネラシングル
初出アルバム『ネオン』
A面 招き猫(両A面)
リリース
規格 音楽配信
ジャンル テックハウス[1]
時間
レーベル ワーナーミュージック・ジャパン
作詞・作曲 ケンモチヒデフミ
ゴールドディスク
後述を参照
チャート最高順位
後述を参照
水曜日のカンパネラ シングル 年表
  • 招き猫/エジソン
  • (2021年)
  • ティンカーベル/鍋奉行
  • (2022年)
ネオン 収録曲
卑弥呼
(2)
エジソン
(3)
一寸法師
(4)
ミュージックビデオ
「エジソン」 - YouTube
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2022年10月14日に公開された『THE FIRST TAKE』の第254回ではオリジナルアレンジで披露され、この時のパフォーマンスが12月9日に配信限定で発売された。

制作

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「エジソン」は、2022年の初め頃に作られた[3]。ケンモチは本作についてボーカルが詩羽に替わって間もないタイミングで、あまり「従来の水曜日のカンパネラのマナー」を引っ張りすぎることがよくないことと、その調整をしながら今後やっていこうと思いながら作ったことから「過渡期の曲」としている[3]。歌詞では本当は発明家になりたいのに、なぜか音楽家でブレイクしてしまったバンドマンの姿が描かれている[4]。ケンモチは多くの楽曲を「お題ありき」で作り始めており、その中で本作は「エジソン」というタイトルをもらいみんなの知ってるエジソンのストーリーに、カンパネラ流に新しく付け加えたストーリーを混ぜ合わせようというところから膨らませて作られた[5]

「エジソン」の曲のキーはCマイナーで、テンポは130BPM[6]。『Story Writer』の西澤裕郎は、2022年4月6日に公開したライブレポートでこれぞ水カン!といった、キックの音が気持ちいいテックハウス楽曲と紹介している[1]

リリース・反響

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2022年2月1日、2月25日に「エジソン」を「招き猫」と同時発売することを発表[7]。配信シングル『招き猫/エジソン』は、新体制後第2弾シングルとなった[8]。同月7日に放送されたJ-WAVESONAR MUSIC』で初オンエアとなった[9]。5月25日には配信EP『ネオン』が発売され、「エジソン」は3曲目に収録された[10]

Billboard Japan Hot 100では発売からしばらくの間ランク圏外だったが[11]、19週目の2022年6月29日に公開されたチャートで初登場46位を記録し[12]、25週目の8月10日に公開されたチャートで最高位13位を記録した[2]。その後49週目で再びチャート圏外となったが、翌週の2023年2月1日に公開されたチャートで78位に返り咲いた[11]。ケンモチによると、発売当初は「『招き猫』のほうがウケるんじゃないか」と思っていたことから1曲目を「招き猫」に設定したとのことで、最終的に2曲目の「エジソン」のほうが人気が高かったことから「なかなかそういう読みは難しいなと(笑)」と語っている[3]日本レコード協会からストリーミングでプラチナ認定を受けた[13]

「エジソン」はSNS上の多くの動画で使用された楽曲[14]で、本作を使用した動画の総再生数は2022年12月8日時点で27億回を超えている[15]。2022年7月6日に公開されたBillboard JAPANによる「TikTok Weekly Top 20」では第1位を獲得[16]し、7月20日に公開の同チャートまでの3週連続で首位を獲得した[17]。また、本作の歌詞「踊る暇があったら発明してえ」は、TikTok流行語大賞2022のミュージック部門を受賞した[15]

ミュージック・ビデオ

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楽曲が発売された2022年2月25日に「エジソン」のミュージック・ビデオが公開された[4]。渡邉直が監督を務めた作品で、研究所で発明に奮闘している様子を中心とした構成になっている[4]。ミュージック・ビデオでは楽曲に合わせて高速ステップを披露するシーンがあるが、これはダンサーのMiyuによるもの[4]。3月11日にHz-Shibuyaで開催された「Miyu Presents Step into the Metaverse」では、本作のミュージック・ビデオに登場する部屋を再現した特別展示が公開され、ミュージック・ビデオの「足ダンス」風の動画を撮影することができた[18]

12月14日にはドラマ『ウェンズデー』の世界観と融合させたコラボミュージックビデオが公開された[19]。このコラボミュージックビデオの監督も渡邉が務めた[20]

『THE FIRST TAKE』での披露

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映像外部リンク
  Wednesday Campanella - Edison / THE FIRST TAKE - YouTube

2022年10月26日に公開された『THE FIRST TAKE』の第254回に水曜日のカンパネラが出演し、「エジソン」を披露した[21]。『THE FIRST TAKE』で披露された「エジソン」は、詩羽のアカペラで始まるというオリジナルアレンジになっている[21]。この時のパフォーマンス映像は、同年12月9日時点で832万回の視聴回数を記録している[22]。また、12月9日より音源配信が開始された[22]

『THE FIRST TAKE』でのアレンジは、12月7日に渋谷CLUB QUATTROで開催された『RELEASE PARTY〜LET'S PARTY3〜 supported by JBL』[23][22]や、12月19日に放送されたTBS系『CDTVライブ!ライブ! クリスマス4時間SP[24]でも披露された。

シングル収録曲

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配信シングル『招き猫/エジソン』
全作詞・作曲・編曲: ケンモチヒデフミ
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「招き猫」ケンモチヒデフミケンモチヒデフミ
2.「エジソン」ケンモチヒデフミケンモチヒデフミ
合計時間:
配信シングル『エジソン - From THE FIRST TAKE』
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「エジソン - From THE FIRST TAKE」  
合計時間:

チャート成績

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週間チャート

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チャート (2022年 - 2023年) 最高位
日本 (オリコン合算シングル)[25] 18
日本 (オリコンストリーミング)[26] 13
日本 (オリコンデジタルシングル)[27] 11
日本 (Japan Hot 100)[2] 13
Japan Download Songs (Billboard JAPAN)[28] 14
Japan Streaming Songs (Billboard JAPAN)[29] 14
Japan TikTok Weekly Top 20 (Billboard JAPAN)[16] 1

年間チャート

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チャート (2022年) 順位
日本 (Japan Hot 100)[30] 78
Japan Download Songs (Billboard JAPAN)[31] 63
Japan Streaming Songs (Billboard JAPAN)[32] 91
Japan TikTok Weekly Top 20 (Billboard JAPAN)[33] 3

認定

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国/地域 認定 認定/売上数
ストリーミング
日本 (RIAJ)[13] Platinum 100,000,000 

  認定のみに基づく再生回数

カバー

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出典

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  1. ^ a b 西澤裕郎 (2022年4月6日). "【LIVE REPORT】水曜日のカンパネラ、2代目ボーカリスト詩羽がclubasiaワンマンで表現した新しい「水カン像」". StoryWriter. SW. 2023年3月12日閲覧
  2. ^ a b c "Billboard Japan Hot 100 | Charts". Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2022年8月10日. 2023年3月12日閲覧
  3. ^ a b c ナカニシキュウ(インタビュアー:ナカニシキュウ)「水曜日のカンパネラ、「エジソン」の大ヒットは予想外だった? ユニットの過渡期から飛躍を遂げた“上”を目指すマインド」『リアルサウンド』、blueprint、1頁、2023年1月3日https://realsound.jp/2023/01/post-1222712.html2023年3月13日閲覧 
  4. ^ a b c d "水曜日のカンパネラ、本日2/25リリースの新曲「招き猫」、「エジソン」MV公開。4/6にリリース・イベント"LET'S PARTY2"開催も決定". Skream!. 激ロックエンタテインメント. 2022年2月25日. 2023年3月13日閲覧
  5. ^ ナカニシキュウ(インタビュアー:ナカニシキュウ)「水曜日のカンパネラ、「エジソン」の大ヒットは予想外だった? ユニットの過渡期から飛躍を遂げた“上”を目指すマインド」『リアルサウンド』、blueprint、2頁、2023年1月3日https://realsound.jp/2023/01/post-1222712_2.html2023年3月13日閲覧 
  6. ^ "Key & BPM for Edison by WEDNESDAY CAMPANELLA". tunebat.com. Tunebat. 2023年3月13日閲覧
  7. ^ 詩羽の2022年2月1日 午後0:02のツイート2023年3月13日閲覧。
  8. ^ リアルサウンド編集部 (2022年2月25日). "水曜日のカンパネラ、ニューシングル『招き猫/エジソン』配信リリース&MV公開 リリース記念イベントも開催". リアルサウンド. blueprint. 2023年3月13日閲覧
  9. ^ SONAR MUSICの2022年2月7日 午後5:19のツイート2023年3月13日閲覧。
  10. ^ "水曜日のカンパネラ、8曲入りEP『ネオン』リリースが決定 初の全国ツアー開催も発表". SPICE. イープラス. 2022年4月27日. 2023年3月13日閲覧
  11. ^ a b "エジソン / 水曜日のカンパネラ | CHART insight". Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2023年3月13日閲覧
  12. ^ "Billboard Japan Hot 100 | Charts". Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2022年6月29日. 2023年3月12日閲覧
  13. ^ a b "【団体】レコ協、23年10月度ストリーミング認定". ORICON BiZ online. オリコン・リサーチ. 2023年11月29日. 2023年12月23日閲覧
  14. ^ ""踊る暇があったら~"のフレーズが流行語に 水曜日のカンパネラ・詩羽 新体制からの1年を振り返る". 日テレNEWS. 日本テレビ放送網. 2022年12月9日. 2023年3月13日閲覧
  15. ^ a b "THE SUPER FRUITが【TikTok流行語大賞】大賞、水曜日のカンパネラ「エジソン」はミュージック部門受賞". Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2022年12月8日. 2023年3月13日閲覧
  16. ^ a b "【TikTok Weekly Top 20】水曜日のカンパネラ「エジソン」初首位、なにわ男子/A.B.C-Zトップ10デビュー". Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2022年7月6日. 2023年3月13日閲覧
  17. ^ "【TikTok Weekly Top 20】水曜日のカンパネラ「エジソン」3週連続首位、郷ひろみ「ジャンケンポンGO!!」4位に登場". Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2022年7月20日. 2023年3月13日閲覧
  18. ^ 水曜日のカンパネラ TikTok5億回視聴の人気曲の世界観を再現。特別展示「エジソンの部屋」が3月8日~12日限定公開。MV出演ダンサー・Miyu“足ダンス”直伝イベントを開催』(プレスリリース)アソビシステム、2023年3月1日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000243.000017258.html2023年3月13日閲覧 
  19. ^ "ティム・バートンの『ウェンズデー』×水曜日のカンパネラ「エジソン」コラボMV". ORICON NEWS. oricon ME. 2022年12月14日. 2023年3月13日閲覧
  20. ^ "渡邉 直". GLASSLOFT WEB. GLASSLOFT. 2023年3月13日閲覧
  21. ^ a b "水曜日のカンパネラ、『THE FIRST TAKE』に初登場! 「エジソン」をパフォーマンス". THE FIRST TIMES. ソニー・ミュージックマーケティングユナイテッド、ソニー・ミュージックソリューションズ、THE FIRST TAKE. 2022年10月14日. 2023年3月13日閲覧
  22. ^ a b c "再生回数832万回を記録! 水曜日のカンパネラ「エジソン-From THE FIRST TAKE」の音源配信スタート". THE FIRST TIMES. ソニー・ミュージックマーケティングユナイテッド、ソニー・ミュージックソリューションズ、THE FIRST TAKE. 2022年12月9日. 2023年3月13日閲覧
  23. ^ "【オフィシャルレポ】水曜日のカンパネラ〈RELEASE PARTY〜LET'S PARTY3〜〉渋谷で開催 "あなたたちが必要だってみんなにわかってもらえたら"". OTOTOY. 2022年12月8日. 2023年3月13日閲覧
  24. ^ "『CDTVライブ!ライブ!クリスマス4時間SP』、第3弾アーティストを発表". THE FIRST TIMES. ソニー・ミュージックマーケティングユナイテッド、ソニー・ミュージックソリューションズ、THE FIRST TAKE. 2022年12月12日. 2023年3月13日閲覧
  25. ^ "オリコン週間 合算シングルランキング 2022年07月25日~2022年07月31日 11~20位". ORICON NEWS. oricon ME. 2023年3月13日閲覧
  26. ^ "オリコン週間 ストリーミングランキング 2022年07月25日~2022年07月31日 11~20位". ORICON NEWS. oricon ME. 2023年3月13日閲覧
  27. ^ "オリコン週間 デジタルシングル(単曲)ランキング 2023年01月30日~2023年02月05日 11~20位". ORICON NEWS. oricon ME. 2023年3月13日閲覧
  28. ^ "Billboard Japan Top Download Songs | Charts". Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2023年2月8日. 2023年3月12日閲覧
  29. ^ "Billboard Japan Top Streaming Songs | Charts". Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2022年7月20日. 2023年3月12日閲覧
  30. ^ "Billboard Japan Hot 100 Year End | Charts". Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2023年3月12日閲覧
  31. ^ "Billboard Japan Top Download Songs Year End | Charts". Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2023年3月12日閲覧
  32. ^ "Billboard Japan Top Streaming Songs Year End | Charts". Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2023年3月12日閲覧
  33. ^ "Billboard Japan TikTok Weekly Top 20 Year End | Charts". Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2023年3月14日閲覧

外部リンク

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