Text by COURRiER Japon
過去80年間で「ますます難解になった」
学術論文、特に人文学・社会科学分野の可読性(文章の読みやすさ)が、過去80年で著しく低下していることが調査でわかった。
1812〜2023年に発表された34万7000件の英語の博士論文の要旨(アブストラクト)を分析した結果、1940年代には平均37だった可読性スコアが、2020年代には18にまで低下した。
過去80年間で、あらゆる分野で論文の要旨が読みにくく難解になっていることが判明した。なかでも最も顕著だったのは人文科学と社会科学だった。
人文学・社会科学の分野は、かつては自然科学などより読みやすいとされていた。しかし、現在は「同じレベルで難解になっている」という。
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