魚の神経毒による『シガテラ中毒』:温暖化で日本でも 2007年10月15日 環境サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (1) Aaron Rowe 2007年10月15日 人体に害を与える量のシガトキシンを持つ恐れのあるマハタ 南国での休暇を過ごしていた45歳のある英国人男性にとっては、毒を持つシーフードを口にしたことが、悪夢の始まりとなった。 男性の舌は感覚異常を起こし、冷たいものは煮えたぎるように熱く、熱いものは氷のように冷たく感じる。アルコールやコーヒーを飲むたびに、苦痛は増すばかりだった。 この男性は、シガテラ中毒にかかってしまったのだ。シガテラ中毒とは、熱帯・亜熱帯の、主として珊瑚礁の周辺に生息する魚によって起こる食中毒の総称で、神経毒『シガトキシン』が原因で起こる。 この奇病に対する認識を高めるため、ロンドン大学インペリアル・カレッジに所属する医師のPeter