「あかもく」をご存じですか?ワカメ、メカブ、コンブなどと同様、褐藻類(ヒバマタ目ホンダワラ科)に属する海藻です。松島湾のような栄養塩に富む浅海が生育に適していて、生命力がとても強く、長くなると7mぐらいにまで成長します。東日本各地の沿岸に分布しており、地域によって、「ギバサ」(秋田)や「ギンバソウ」(山形)、「ナガモ」(新潟県)などと呼ばれ、食されています。 秋田県地域では、海藻といえば“ぎばさ”といわれるほど、あかもくが海藻として一番好まれているようです。食用とされる海藻は、主に晩秋から春にかけて育ちます。でも、日本海に面している沿岸海域は、厳しい冬の季節風の影響で風波が強すぎて、わかめや昆布などが育ちにくく、海藻が希少なものであったと考えられます。そのため、八森地先の磯に育つあかもく(=ギバサ)が、昔から食用として珍重されてきたと推測されているのです。 宮城県地域では、わかめ・昆布など
■鹿尾菜(ひじき)名前の由来 ひじきは、昔から日本人になじみの深い海藻で、その歴史はそうとう古く、 ワカメやアラメとともに各地の貝塚や遺跡からも発見されています。 このことは縄文時代や弥生時代から、人々が食料として利用していたことを裏付けています。 そして『伊勢物語』第三段には「男(在原業平)」 が「二条の后」に平安京では貴重であった 「ひじき藻」 を贈る場面が登場します。(右の歌→) ちなみに、ひじきの季語は「春」です。 ひじきは漢字で「鹿尾菜」と書くことがありますが『本朝食鑑(ほんちょうしょくかがみ)』 という江戸時代に書かれた本によると「鹿には尾がなく、短い黒毛で、この海藻に似ているのでこういう名前がつけられたのであろう」と述べられおり、平安時代の百科辞典「倭名類聚鈔」という書 物にも登場したそうです。 ■敬老の日は「ひじきの日」 ひじきが昔から、長寿のための食べ物と言われてきたこと
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