米ワシントンの米国聖公会ワシントン教区主座聖堂(ワシントン国民大聖堂)で1月21日に行われた「国民のための祈りの礼拝」において、就任したばかりのドナルド・トランプ新大統領を前に「慈愛の心」を求めた同教区主教のマリアン・バディ氏による説教が、国内外のメディアで報じられ注目を浴びている。 この礼拝は1933年以来、大統領就任の際に行われてきた伝統を持つ。キリスト教(聖公会、合同メソジスト、長老派、バプテスト、アフリカン・メソジスト、福音ルーテル、メノナイト)のほか、モルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)、ユダヤ教、イスラム教、ヒンドゥー教、シーク教を含む多宗教・多教派による、多様性や分断の中における「一致の礎」を強調して行われた=写真・式文の表紙。 キリスト教の聖歌・賛美歌、祈りだけでなく、マスジッド・ムハンマド(礼拝所)から、イスラム教徒の指導者であるムハンマド・フレイザー・ラヒム氏によ