21日、山梨県内で行われたリニア中央新幹線の走行試験で時速603キロで走行し、鉄道としての世界最高速度を更新しました。
21日、山梨県内で行われたリニア中央新幹線の走行試験で時速603キロで走行し、鉄道としての世界最高速度を更新しました。
2015年4月16日(木)の午前、JR東海は山梨リニア実験線で高速域走行試験を実施。590km/hで有人走行したと発表しました。 これまで超電導リニアの速度記録は、2003年に山梨リニア実験線で「MLX01」が達成した581km/hで、それが有人走行で世界の鉄道史上最速の記録でもありました。 今回、山梨リニア実験線で超電導リニア「L0系」がそれを更新、590km/hを達成したということは、超電導リニアで史上最速であるのはもちろん、有人走行で世界の鉄道史上最速の記録を更新したことを意味します。 JR東海によるとこの高速域走行試験は550km/hを超える速度域のデータを取得し、リニア営業線設備の最適設計に役立てることを目的に、行ったそうです。 また長距離走行試験では2015年4月10日(金)に1日3904km、4月14日(火)に1日4064kmを記録。2003年11月7日(金)に記録し
2027年に品川(東京都ターミナル駅・仮称)―名古屋で開業を目指すリニア中央新幹線で、JR東海は、甲府市につくる山梨県駅を20年の東京五輪開催前に開設することを検討する。五輪で訪日する観光客らが、時速500キロを体験しやすくする狙いがある。 山梨リニア実験線(42・8キロ)を新駅まで約6キロ延伸。実験線の途中にある実験センター(山梨県都留市)と、新駅の両方で乗り降りできるようにする。同社は今年10月の着工に合わせ、実験線を使った有料の体験乗車を始める。新駅でも乗り降りできれば、利用者を増やせる利点がある。 リニアをめぐっては、東京五輪に合わせた開業を求める声があるが、品川―名古屋の8割以上がトンネルや地下のため、JR東海は「物理的に難しい」(山田佳臣社長)としてきた。ただ、五輪はリニアを国内外にアピールできる舞台との意見も根強い。山梨の新駅は地上駅で区間にトンネルもなく、工事を進めやすい。
JR東海が2027年の東京―名古屋間開業をめざすリニア中央新幹線について、自民党は24日、名古屋―大阪間の工事費全額を国が無利子で貸し付け、東京―大阪間の全線を同時開業させる案をまとめた。貸し付けのための特別措置法の制定を政府に提案し、財務、国土交通の両省と本格的な協議に入る方針だ。 自民党の「超電導リニア鉄道に関する特別委員会」で決議された。名古屋―大阪間の建設費は3兆6千億円とされ、45年開業予定だった。自民案では国の負担で工事を進め、完成した線路や駅をJR東海に譲渡する。同社は利子の負担なしで、工事費を分割返済する。東京―名古屋間は従来通り自己負担で建設する。 JR東海はこれまで「過大な有利子負債は旧国鉄破綻(はたん)の一因。同じ失敗は繰り返さない」(幹部)として、東京―名古屋間を先行開業する姿勢を打ち出していた。自民案が実現すれば、全線の同時開業の可能性が高まりそうだ。(山下龍一)
JR東海は9月18日、東京都から名古屋市までを対象としたリニア中央新幹線の環境影響評価準備書を公表し、詳細なルートや駅の位置を明らかにした。全長約286kmの86%がトンネル。2027年の開業を目指し、14年度に着工したい考えだ。
【動画】時速500キロ リニアの走行試験に同乗時速500キロの走行試験をするリニア新幹線の車内=29日午後1時37分、山梨県都留市、金子淳撮影実験線で時速500キロでの走行試験をするリニア新幹線=29日午後2時21分、山梨県都留市、金子淳撮影リニア中央新幹線開業までの流れ 【立松大和】2027年の開業をめざすリニア中央新幹線について、JR東海は29日、山梨県内の実験線を42・8キロに延伸し、営業車両の原型となるL0(エルゼロ)系で本格的な走行試験を始めた。秋には、くわしいルートや駅の場所を公表し、14年度の着工をめざす。 ◇ この日は、報道陣にもL0系車両の走行が公開された。車内の時速表示が500キロに達したが、加速感はそれほどなく、浮上しているため振動も現在の新幹線よりも静かに感じた。 山梨実験線は今回、42・8キロに延伸。5両編成のL0系車両はここを片道約9分間で駆け抜
杉山淳一(すぎやま・じゅんいち) 1967年東京都生まれ。信州大学経済学部卒。1989年アスキー入社、パソコン雑誌・ゲーム雑誌の広告営業を担当。1996年にフリーライターとなる。PCゲーム、PCのカタログ、フリーソフトウェア、鉄道趣味、ファストフード分野で活動中。信州大学大学院工学系研究科博士前期課程修了。2008年より工学院大学情報学部情報デザイン学科非常勤講師。著書として『知れば知るほど面白い鉄道雑学157』『A列車で行こう9 公式ガイドブック』など。公式サイト「OFFICE THREE TREES」ブログ:「すぎやまの日々」「汽車旅のしおり」、Twitterアカウント:@Skywave_JP、誠Styleで「杉山淳一の +R Style」を連載している。 前回はJR東海がリニア中央新幹線を推し進める理由と、それが投資家に歓迎されないという実情を紹介した。リニアに関して株価が下がった時
静岡県の川勝平太知事は28日の記者会見で、JR東海が一転してリニア中央新幹線の中間駅(1県1駅)建設費を全額負担する方針を示したことに関連し、「本県にも駅を作るべきじゃないか。しかし、代わりに既存の新幹線で静岡空港駅がいい」と要望を述べた。 川勝知事はこれまでも空港駅の必要性を訴えているが、リニア新幹線が通過するのに静岡県だけ目に見える地元メリットがないことを踏まえ、JR東海に空港駅の実現を、一層強力に要望した格好だ。 川勝知事は、「他県と横並びで、南アルプスに地下駅を作れという無理を言うのではない」と釈明したうえで、「中間駅建設費すべてを負担するということで、改めてJR東海は気前がいいと思った。既存の新幹線駅もそういう形で考えてくれる器量があればうれしい」と重ねて要望した。
印刷 関連トピックスリニア新幹線 JR東海は2027年に東京―名古屋間で開業するリニア中央新幹線の名古屋駅を、深さ30〜40メートルの地下に設置することを決めた。リニア建設が自然環境に与える影響を調べるため、同社が27日に公表した「環境影響評価方法書」の中で明らかにした。 方法書によると、リニアは名古屋市内では地下40メートル以下の「大深度地下」をトンネルで通過。そのまま、現在のJR名古屋駅の地下30〜40メートルにつくるリニア駅に到着する。駅構内は長さ1キロ、幅60メートルの広さがある。 品川と神奈川県のリニア駅も地下に建設する。品川は深さ40〜50メートル、神奈川は深さ20〜30メートルに駅をつくる予定だ。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます関連リンク神奈川は相模原、岐阜は中津川…リニア中間駅予定地発表(6/7)リニア中間駅の建設地提案へ JR東海、沿線各県と協議(6/7)
JR東海は13日、2027年に開業するリニア新幹線専用車両への電気供給方式について、非接触型の「誘導集電方式」を採用すると発表した。軌道沿いの放電コイルから、通過車両に電気を飛ばして給電する仕組みで、鉄道のような大規模システムへの全面導入は世界で初めてという。 リニアは浮上式で、走行には超電導磁石を使う。架線やパンタグラフがないため、空調や照明、磁石の冷却用などに電源を確保する必要がある。リニア1編成(12両相当)を時速500キロで走行させるには3.5万キロワットの電力が必要という。 JR東海は07年から山梨県の実験線で研究を始め、13日の国土交通省の技術評価委で同方式の実現性が認められた。実験線では同方式のほか、車両に搭載したガスタービンでも発電している。しかし、ガスタービンは排ガスが発生するなどし、同社中央新幹線推進本部は「新方式の採用決定で、より環境負荷の少ない鉄道システムとなった」
有識者らでつくる「明日の京都の高速鉄道検討委員会」(会長・柏原康夫京都銀行会長)は26日、市内で会合を開き、JR東海のリニア中央新幹線計画について「京都ルートの実現が望ましい」との意見案をまとめた。近く山田啓二知事ら関係者に提出する。 リニアは東京-大阪を約1時間で結ぶ構想。現計画は南アルプスをほぼ直線に貫通するルートで、関西は奈良市付近を通り、京都は外れている。今秋までにおおまかな駅の位置や経路を確定して14年度に着工の予定。45年の全線開業を目指している。 意見案は「京都は観光立国を実現する拠点。国際的に果たす役割は重要」と結論づけた。会合では東日本大震災を受け「都市機能分散の意味で防災上からも実現は不可欠」などの意見が出された。【入江直樹】
■広域連合への不信増幅 荒井正吾知事は23日の定例会見で、大阪府の橋下徹知事が平成57(2045年)に全線開通を予定しているリニア中央新幹線のルートと新駅を京都府を中心に関西広域連合内に誘致する意向を表明したことについて「国が決める駅を関西で決めるほどひどいことはない。(広域連合に)入らない大きな理由になった」と述べ、リニア問題を広域連合不参加の理由に付け加えた。 橋下知事は17日、リニアについて「奈良が(広域連合に)入ってこないなら『こっちでやりますよ』と言いたい」と述べていた。 旧運輸省出身の荒井知事は「リニアには長年タッチしてきた」とし、「地震などに備え、(国土軸を)ずらすというのがリニアの考え方。だから奈良が入ってきた。それを広域連合で変えようというのではますます入りたくなくなった」と反発した。
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