音声学上の実際の発音:前項で述べたように「ん」は様々に発音される[2]。 撥音は、基本的に後続音の調音が影響を及ぼす逆行同化によって、後続音と似た種類の音になる[3]。 口蓋垂鼻音 [ɴ][4] 語尾[5]、単発の場合口蓋垂を閉じて、鼻から音を出す。例)パン [päɴː][6]、本 [hoɴː][7]、ペン [peɴː] [8]、ん? 両唇鼻音 [m][9] バ・パ・マ行が続く場合[10][11]口蓋垂と唇を閉じて、鼻から音を出す。例)パンも [pämː.mo][12]、本物 [homː.mo.no][7]、安保 [ämː.po][13]、鞍馬 [ämː.bä][13] 歯茎鼻音 [n][14] チ以外のタ行、ヂ以外のダ行、ニ以外のナ行、ラ行、ジ以外のザ行が続く場合[11]舌先を歯茎に当てて、鼻から音を出す。例)パンだ [pänː.dä][12]、ほんの [honː.no][7]、連帯 [