投稿サイトから生まれた小説が書店の棚をにぎわうのが普通になりました。「小説家になろう(通称・なろう)」や「エブリスタ」「カクヨム」などで人気になった多くの作品が商業出版されてベストセラーも誕生、さらに映像化もされています。自作の小説をネット公開し、作家を目指す人にとって、プロの編集者が何を見てスカウトしているか気になるところでしょう。そもそもプロになれる人、そうでない人の差は何でしょうか。 ◇デビューに有利なタイプは… そもそも、旧来の新人賞とネットへの投稿、どちらがプロのデビューに有利なのでしょうか。中堅出版の編集者に尋ねると「一長一短あります。今では、小説投稿サイトではタグをつけるだけで賞に参加できる手軽さがあります。多数の出版社(レーベル)が賞に参加しているので、デビューへのハードルは低くなっている」と指摘していました。 編集者は「あくまで個人的な感覚」と断りを入れたうえで、昔ながら
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