人口減少が進む埼玉県秩父市で、姉妹都市の東京・豊島区から高齢者などの移住を促そうと、豊島区の職員や住民が秩父の生活環境などを見て回るツアーが行われました。 人口減少が進む秩父市と、お年寄りの施設の整備が求められる豊島区は、互いの交流を活発にする取り組みの一環として、豊島区から秩父市に元気な高齢者などの移住を促進させたい考えです。 将来的には医療や介護の拠点を連携して秩父市内に設ける構想もあるということで、今後、双方の住民を交えた勉強会を重ねるなどして、具体的な施策について検討を進めたいとしています。 ツアーに参加した豊島区の49歳の女性は「豊島区は高齢者の施設が少なく、老後を心配しています。将来は秩父への移住も選択肢になりえると思います」と話していました。