―Miami Herald― こちら、ニュースではありませんが、第二次大戦中、腹が減ったらパンを買うようにと母から与えられたダイヤモンドを飲み込んで腹の中に隠しながら、アウシュビッツを生き延びた女性の回顧録がマイアミ・ヘラルド紙に載っていましたので、ご紹介しましょうね。 女性の名はアイリーン・ワイズバーグ・ジスブラット。1990年より米フロリダ州のペンブロークパインズに住まうジスブラットは、最近ではスティーブン・スピルバーグが製作に関わったドキュメンタリー番組、「The Last Days」に出演し、自身の回顧録「The Fifth Diamond―5番目のダイヤモンド」を出版しました。 この本のなかで彼女が母親にもらったダイヤを腹の中に隠しながら、アウシュビッツを生き延びた経緯がつづられています。 アイリーンは1931年、ポーランドに生まれました。家族は両親と5人の兄姉。やがて第二次大戦