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映画と批評に関するkamanobeのブックマーク (38)

  • 窓の向こうに何を見る。『映画 窓ぎわのトットちゃん』感想&レビュー(ネタバレあり) - 沼の見える街

    今年・2023年の日アニメ映画は、大豊作だったと言っていいだろう。 私が鑑賞したり感想を書いたりした限られた範囲だけでも、斬新なキャラデザが光る『金の国 水の国』、鳥山明の良さが詰まった快作『SAND LAND』、芸能界と社会の歪みを斬る【推しの子 Mother and Children】、ハイセンスな絶滅どうぶつアニメ『北極百貨店のコンシェルジュさん』など、数多くの忘れがたい劇場アニメ作品をあげることができる。なんなら昨年末に公開して話題をかっさらった大傑作『THE FIRST SLAM DUNK』も今年の夏までずっと上映され続け、劇場を盛り上げていた。配信アニメでは、サイエンスSARUが海外のクリエイターとがっつり組んで作り上げたNetflix『スコット・ピルグリム テイクス・オフ』は特に注目すべき一作だ。(ちなみに海外アニメは海外アニメで凄まじい豊作イヤーだったが今は置いておく。)

    窓の向こうに何を見る。『映画 窓ぎわのトットちゃん』感想&レビュー(ネタバレあり) - 沼の見える街
    kamanobe
    kamanobe 2023/12/16
    なんという名レビュー。今日ちょうど観てきたけど素晴らしいアニメ映画だった。原作も読みたい。
  • 「私は何のために作られたの?」と問うているのは、映画『バービー』それ自体かもしれない | NiEW(ニュー)

    現代的な問題意識を色濃く反映した映画 歴史あるファッションドールの世界を実写化するという難題に挑んだ大作映画、『バービー』。公開前から大掛かりなプロモーションが展開され、米国でも巨大なヒットを記録するなど、ここ最近の新作映画の中でも飛び抜けた話題作となっている。 監督 / 共同脚をグレタ・ガーウィグが務め、主演兼製作にマーゴット・ロビー(バービー役)、助演にライアン・ゴズリング(バービーのボーイフレンド、ケン役)が名を連ねる作は、子供用玩具としてのバービー像からは大胆に離れた、様々な意味で「大人向け」の内容となっている。 バービー人形歴史は1959年に遡る。マテル社の共同設立者ルース・ハンドラーによって開発された初代バービー人形は、「トイドールといえば赤ん坊を模したもの」という玩具業界におけるそれまでの常識を打ち破る、ハイティーン女性の姿を形どったものだった。長身の体型やブロンドヘ

    「私は何のために作られたの?」と問うているのは、映画『バービー』それ自体かもしれない | NiEW(ニュー)
  • 『カメラを止めるな!』と『アメリカの夜』 ―映画への愛は世界共通|原 夏子@スプラッシュ

    徹夜明け、TOHOシネマズ日比谷で『カメラを止めるな!』(上田慎一郎監督)を見てきました。評判通り、寝不足を吹き飛ばす、面白さです。 ちょうど予告が始まったところ、希望の席に滑り込み、あとは寝落ちしないことを祈るばかり。(以下、ネタバレあり、未見の方注意) 映画はゾンビフィルムの撮影風景から始まります。ん、なんだこれは。何かユルい学生映画のような乗り。 私は、手持ちカメラ撮影が苦手なのですが、それを割引ても、なんだか映像もテンポも変なところがある。 もう、寝そう、寝るな私…。必死に睡魔と戦い始めた頃、ゾンビ化した物ゾンビ(カメラマン役俳優細田学/細井学)が出現。それでも監督(冴えないディレクター日暮隆之/濱津隆之)は撮影を止めない。混乱がどんどん加速してくる。 それからです。私も睡魔でなく、編に吸い込まれ、主演女優(アイドル女優松逢花/秋山ゆずき)がカメラを見上げて立ち尽くす頃、すっ

    『カメラを止めるな!』と『アメリカの夜』 ―映画への愛は世界共通|原 夏子@スプラッシュ
  • 映画「ブリグズビー・ベア」とマーク・ハミルが教えてくれるフィクションとの付き合い方

    サンダンス映画祭2017で行われた「ブリグズビー・ベア」のワールドプレミア会見で、誘拐犯・テッド役を演じたマーク・ハミルは会場の笑いをさそった。 「多くの場合、エージェントはこんな感じに電話をかけてくる――“脚があるんだよ。スーパーマーケットを舞台にしたダイ・ハードみたいな作品だ。出てみないか?”。 普通は何か対比となる作品がある。しかし作は簡単にカテゴライズできない。非常に独創的な脚で、そして――なにより、私にセリフがあった」 これはもちろん、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のルーク・スカイウォーカー役でセリフを与えられなかったことを受けてのジョークだ。 米国でのプレミア公開から1年半ほどをあけて公開された作は、「ブルース・ブラザーズ」シリーズを輩出した人気番組・サタデーナイトライブの人気コメディアンであるカイル・ムーニーが原案・脚・主演を手掛け、脚家のデイヴ・マッカリー

    映画「ブリグズビー・ベア」とマーク・ハミルが教えてくれるフィクションとの付き合い方
  • レコードの再生→レコードが終わった。宮崎駿『風立ちぬ』|菊嵜了

    【2021/08/27】 テレビで宮崎駿『風立ちぬ』がかかっているらしい。公開時を中心とした過去にTwitterなどで書いた文章を加筆修正してまとめた(こんなのばかりだな最近は)。 ■ 宮崎駿『風立ちぬ』好きだよ。なんでこんな映画が存在できてるの? とすら思う。「こんな作品を宮崎さんが作ってくれたらいいな」と夢想したかのような作品が、人の手で作られて完成した。最高傑作以外になんと表したらいいかわからない。出来不出来や好き嫌いなど関係ない。天才・宮崎駿の「つくった映画」として最高傑作だ、劇中のセリフを借りるなら、「日の少年です 夢です 僕の夢です」と宮崎駿自身が口にしたようなものだ。付記しておくと宮崎駿監督自身は模型雑誌『スケールアヴィエーション』誌2013年9月号にてこんな発言もしている。 《あのね、零戦に夢中になって、零戦がなんとかかんとかって人は、みんな程度が低いんですよ。》 (『

    レコードの再生→レコードが終わった。宮崎駿『風立ちぬ』|菊嵜了
  • raindrops-『ブレードランナー 2049』感想-|菊嵜了

    『ブレードランナー 2049』。いくつかポイントをしぼって自分の理解/解釈を。 (2017年11月18日 記) 【ATTENTION!!!ご注意を!!!完全にネタバレで物語の展開をラストまで触れています】 《自身の記憶が偽物だということが判明したKが、激情にかられ、そして絶望した理由》 ・Kは自身の子供の頃の記憶がただのプログラムだというのは知っていたし、そのことについてはなんとも思っていませんでした。「最高の思い出かぁ‥‥子供時代がないのに子供の頃の記憶というのも変だけど(苦笑)あの思い出かなぁ」という場面がありましたね。ただ、その記憶が「もしかして当にあったことかもしれない」になったとき、Kは初めて自分のためだけに行動をしました。しかし誰かの掌の上を駆けずり回っていただけだったのです。Kは絶叫しました。怒号は「希望を抱き夢を見てしまった自分」への絶望でした。 《街中で巨大なホログラム

    raindrops-『ブレードランナー 2049』感想-|菊嵜了
  • 『レディ・プレイヤー1』公開時に書いた感想|菊嵜了

    2018年公開映画『レディ・プレイヤー1』公開時に書いた感想を少し直して載せています。 - スティーブン・スピルバーグ監督作品『レディ・プレイヤー1』を先ほど観終えました。『ジャイアント・ピーチ』(または『ロジャー・ラビット』または『LEGO ムービー』または『バロン』)と、『トゥモロー・ワールド』(または『未来世紀ブラジル』または『トータル・リコール』)と、『スター・ウォーズ』がまとめて1映画になっていて、頭がおかしいと思いました。 《ATTENTION!!!》物語の展開に触れているので、未見の方は絶対に読まないでください《ATTENTION!!!》 登場するファーストカットから主人公ウェイドが若き日のスピルバーグにしかみえなくて(もちろん完全に意識してスタイリングしていることでしょう)、つまりウェイドが耽溺しているバーチャル空間オアシスの創設者ジェームズ・ハリデーは白髪に眉毛だけ黒

    『レディ・プレイヤー1』公開時に書いた感想|菊嵜了
  • 映画評『ラッカは静かに虐殺されている』 - 望月優大のブログ

    試写で『ラッカは静かに虐殺されている』(原題:CITY OF GHOSTS)を観た。一般公開は4/14からとのことだ。観た方が良い。 映画の邦題「ラッカは静かに虐殺されている」は、ISの首都となったシリアの都市ラッカの状況を発信する市民グループの名前「Raqqa is Being Slaughtered Silently(RBSS)」を日語に訳したものだ。 「静かに(Silenlty)」という言葉には、ISによって市民の情報発信が著しく統制され、それをくぐりぬけようとする者は命の危険に晒されるというニュアンスが込められている。実際にRBSSのメンバーや家族はその活動の代償として何人もが命を落とした。 ISによる統治の根幹には「情報の統制」がある。人間に対しても、都市に対しても、その姿勢は共通している。外部との関係性を断ち、情報も断つ。外部からの情報入手を妨げ、外部への情報提供を妨げる。

    映画評『ラッカは静かに虐殺されている』 - 望月優大のブログ
  • 菊地成孔の『ラ・ラ・ランド』評:世界中を敵に回す覚悟で平然と言うが、こんなもん全然大したことないね

    *以下のテキストは、 マスメディアがアカデミー賞レースの報道を一斉に始める前の、2月20日に入稿、更に4日前に書かれたもので、つまり所謂 「あとだしジャンケン」ではない旨、冒頭に強調しておく。 今時これほど手放しで褒められてる映画があるだろうか? 当連載は、英語圏の作品を扱わないので今回は<特別編>となる。筆者は映画評論家として3流だと思うが、作は、複数のメディアから批評の依頼があった。大人気である。「全く褒められませんよ」「こんな映画にヒーヒー言ってるバカにいやがられるだけの原稿しか書けませんけど」と固辞しても、どうしても書けという。 そりゃあそうだ。筆者は一度だけヤフーニュースのトップページに名前が出たことがある。ジャズの名門インパルス!レーベルと、米国人以外で初めて契約したから? 違う。女優の菊地凛子を歌手デビューさせたから? 違う。正解は「『セッション』を自分のブログで酷評したか

    菊地成孔の『ラ・ラ・ランド』評:世界中を敵に回す覚悟で平然と言うが、こんなもん全然大したことないね
    kamanobe
    kamanobe 2017/03/06
    ギャハハの相
  • ジャームッシュの純血主義『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』

    2024 08 ≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930 ≫ 2024 10 ジム・ジャームッシュ監督最新作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』を上映終了間際のTOHOシネマズシャンテで観た(上映期間:'13年12月20日〜'14年1月30日)。 当ブログの名称で明らかだと思うが、私はシャーデーのファンであると同時に、ジャームッシュ映画のかなり熱心なファンでもある。シャーデーとジャームッシュの間には何の接点もないが、いずれも'80年代の同時期に登場し、“オシャレもの”としてもてはやされたりしながら、メインストリームとは一定の距離を置いた独自の作風でファンから絶大な信頼を寄せられ、現在までしぶとく生き残っているという共通点がある。日的な“Less is more”の美学や、人の容姿が昔とさっぱり変わらない点も似ている

    ジャームッシュの純血主義『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』
  • 町山智浩 『この世界の片隅に』徹底解説 - miyearnZZ Labo

    町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』で映画『この世界の片隅に』を徹底解説。すでにこの映画を見た赤江珠緒さん、山里亮太さんとその素晴らしさや隠された意味について話していました。 (町山智浩)で、今日はですね、年度のレコード大賞……じゃなかった。間違えた(笑)。町山大賞の発表です! (赤江珠緒)町山大賞? わー! (町山智浩)『この世界の片隅に』! アニメーション映画ですね。 (赤江珠緒)ここに来て、来ましたね! (町山智浩)はい。もう、これは1億円もらっても、これにあげたいという。よくわからないですけど。 (赤江珠緒)うわーっ(笑)。 (山里亮太)どういうシステムか、わからないですけども。 2016年 町山大賞受賞作品 (町山智浩)そういうシステムなんですけども(笑)。で、これはどういう映画か? といいますと、こうの史代さんという人の漫画映画化なんですが。ざっと説明すると、第二次大戦

    町山智浩 『この世界の片隅に』徹底解説 - miyearnZZ Labo
  • 『君の名は。』『聲の形』『この世界の片隅に』ーー 最新アニメ映画の音楽、その傾向と問題点について

    実写映画の批評には実写映画の批評の方法があり、アニメ映画の批評にはアニメ映画の批評の方法がある。別に、どっちもやるのがいけないなんてことはないけれど、実写映画歴史やその批評体系を意識的にとらえてきた一人としては、アニメ映画の批評には迂闊に手を出そうとは思えない。そりゃあ、物語や状況を論じることはできるけど、それは厳密に言えば映画の批評ではないので。しかし、「映画音楽」に関してそれなりに一家言ある立場から、今年の夏以降に立て続けに公開された/されるいくつかの日のアニメ映画の「音楽の使い方」について、いろいろと思うところがたまってきてしまった。というわけで、ここでは「アニメ映画音楽」に焦点を絞って論考をすすめていきたい。 まず、なにはともあれ『君の名は。』である。夏前に試写で観たタイミングですっかり心を奪われ、大ヒット作になることも確信したが(もちろん、興収100億を超える国民的映画

    『君の名は。』『聲の形』『この世界の片隅に』ーー 最新アニメ映画の音楽、その傾向と問題点について
  • ■ - 偽日記@はてなブログ

    ●全然使ってなかったVHSの再生機を奥の方から引っ張り出してきて、『セリーヌとジュリーは舟でゆく』をすごくひさしぶりに観た(VHSのソフトを持っている)。今見ると、VHSの画質はかなり厳しいものがあるけど(テープ自体の経年劣化もあるかもしれない)、でも、映画はすばらしかった。大雨が去った後の、虫の声と共にこの映画を観る深夜の三時間。 (セリーヌとジュリーは、常に軽い躁状態で、口から出まかせばかり、悪意なくウソをつき、その結果として他人がどうなるのかという配慮もなく、公共物を粗末に扱い、冷静に考えれば正気とは思えないのだけど、それなのに一見すると普通の「女の子」が戯れているような映画にも見えて、なかなか他にないすごいキャラなのではないか。ひたすらアナーキーなのに、「私はアナーキーである」という過激アピールや狂気アピールが全然なくて、「いや、わたしなんて全然普通っすよ」みたいな風情でナチュラル

    ■ - 偽日記@はてなブログ
  • 『春と修羅』から見えてくるシン・ゴジラの核心

    日経ビジネスオンラインでは、各界のキーパーソンや人気連載陣に「シン・ゴジラ」を読み解いてもらうキャンペーン「「シン・ゴジラ」、私はこう読む」を展開しています。※この記事には映画「シン・ゴジラ」の内容に関する記述が含まれています。 そのシーンを振り返ろう。東京湾を無人で漂流するプレジャーボートに海上保安庁の職員が乗り込んでいく。その職員が撮影しているビデオカメラの映像が映し出されているという体裁だ(上図)。船の名は「GLORY MARU」。揃えて置かれたが残されており、テーブルの上には折鶴と詩集『春と修羅』が置かれている。船内の様子を映した数秒後、撮影している職員の悲鳴と衝撃とともに映像は途切れる――。 映像を途切れさせた衝撃は、ゴジラ出現のそれであること。そして、消えた船の主が、ゴジラ誕生に深い関わりがある元城南大学統合生物学教授の牧悟郎氏であること。物語が進行していく中で、この冒頭の映

    『春と修羅』から見えてくるシン・ゴジラの核心
  • 「ぼくは“セカイ系”シン・ゴジラが見たかった」「天皇のタブー“儀礼”こそ省略すべき」東浩紀×猪瀬直樹×津田大介

    ―関連記事― ・枝野幸男『シン・ゴジラ』を語る「3.11当時の官僚の頑張りは映画以上」 「セカイ系ゴジラ」に期待していた津田: 今日は複数のテーマがあるんですけども、気にされてる方も多いと思うのでまず、『シン・ゴジラ』の感想から猪瀬さん、お聞かせいただけますか? 猪瀬: 感想っていうかね、よくできてる映画だと思うよ。テンポが良いよ。もう、だいたい僕ね、日映画見てると、会話がタラーっとしてて緊張感がなくて、「ただお友達が喋ってる」みたいな映画が多いからさあ。最近、見なかったんだよ、日映画って。そういう意味じゃテンポが非常に良かったでしょ?まあ、あれぐらいハリウッドでは当たり前だけどな。あのテンポはな。 津田: 『ソーシャル・ネットワーク』っていう、すごく会話劇のテンポが良い映画があって。あれなんかを参考に石原さとみさんも演技指導をされた、なんて話でしたけどね。 猪瀬: あと、官僚機構

    「ぼくは“セカイ系”シン・ゴジラが見たかった」「天皇のタブー“儀礼”こそ省略すべき」東浩紀×猪瀬直樹×津田大介
  • シン・ゴジラ解読――「この国」日本と「かの国」アメリカ|しんかい37(山川賢一)

    はじめに この文章は、シン・ゴジラとはどのような物語だったのか、をテーマとしたものです。ネタバレ全開なので注意してください。 執筆のためイムログさん(ツイッターアカウント:@Imrogfada)と長時間にわたるディスカッションを行い、多大なヒントをいただいた結果、実質的には二人の合作というべき内容になっています。そのほか、ツイッター上で多くの方々からいただいた助言も参考になりました。記憶に頼って書いているのでセリフまちがいなどはあるでしょうが、大筋はこれで正しいはずです。 アメリカはなぜ無人機を提供したか 映画の後半で、カヨコ・アン・パタースンはアメリカを代表して矢口蘭堂に、ヤシオリ作戦のため無人航空兵器を提供する意志があると伝える。ゴジラは米軍機の大型貫通爆弾にダメージを受けて以来、接近する飛行物体を光線で無条件に撃ち落すようになっていた。この習性を利用して、無人機相手に光線を撃ち尽くさ

    シン・ゴジラ解読――「この国」日本と「かの国」アメリカ|しんかい37(山川賢一)
    kamanobe
    kamanobe 2016/08/21
    政治的な読み。
  • 初代ゴジラの“呪縛”から逃れた『シン・ゴジラ』 モルモット吉田が評する実写監督としての庵野秀明

    公開3週目を迎えても『シン・ゴジラ』の勢いは依然、衰えを見せない。IMAX、MX4D、通常上映と、毎回環境を変えて観ていたが、この原稿を理由にまた劇場に足を向けてしまった。高圧縮の情報量、現実の反映、オマージュ、トリヴィア、語られないまま終わった謎への解釈など、まるで20年前の『新世紀エヴァンゲリオン』テレビシリーズ放送終了後から翌年の劇場版公開にかけての熱狂が再現されているようだ−−と言っては言いすぎだろうか。いずれにせよ、繰り返し観ることで細部を語る魅力が増す作品であることは間違いあるまい。 マイナスをプラスにさせる庵野秀明のアレンジ ここでは、〈庵野秀明にとってのゴジラ〉から話を始めてみたい。というのも、特撮好きなエヴァの監督というイメージから誤解されがちだが、これまで庵野はウルトラマンほどの熱狂をゴジラには見せていなかったからだ。『シン・ゴジラ』の原点となる第1作の『ゴジラ』(54

    初代ゴジラの“呪縛”から逃れた『シン・ゴジラ』 モルモット吉田が評する実写監督としての庵野秀明
    kamanobe
    kamanobe 2016/08/17
    完全に見た人向けだけど面白かった。
  • TBSラジオ ときめくときを。

    ラジオ放送局「TBSラジオ」のサイト。TBSラジオの周波数は[AM954kHz/FM90.5MHz]。PCやスマートフォンではradiko(ラジコ)でもお聴きになれます。全国のラジオ34局ネットワークJRN(JapanRadio TBSラジオ ときめくときを。

    kamanobe
    kamanobe 2016/08/16
    タイトルは完全に慣れてしまいましたけど酷いセンスだよね…
  • 東京中を破壊するゴジラが、いつも素通りする場所とは? 「シン・ゴジラ」が暗示する日本のあやうさ(中川 右介) @gendai_biz

    文/中川右介 「怪獣映画」というより「災害映画」 『シン・ゴジラ』を公開初日(7月29日)の午前中に観てきた。 「公開日まで内容については一切もらさない」との趣旨の誓約書に署名捺印しなければ試写も見られないという、かつてない情報管理がなされたことが映画業界では話題になっていた。 その話を聞いて「国家機密より厳しいのか」と言って笑っていたのだが、なるほど、映画そのものが「国家」を真正面から描いたものとなっていた。 東宝の社員各位は、日国を背負っている気分になってしまい、特定秘密保護法を適用し、『シン・ゴジラ』を特定秘密に指定したのだろう(これは皮肉です、念のため)。 秘密にしていたのは内容に自信がなく、試写を観た映画評論家やジャーリストたちが「つまらない」「たいしたことない」とネットなどに書き込むのを恐れているからだとの噂もあった。 さて、どうだったか。 怪獣映画を期待して観た人にとっては

    東京中を破壊するゴジラが、いつも素通りする場所とは? 「シン・ゴジラ」が暗示する日本のあやうさ(中川 右介) @gendai_biz
  • 【映画感想9】 『シン・ゴジラ』ーー日本政府のしたたかさを描く、"反セカイ系"映画 - 芋虫ブログ

    『シン・ゴジラ』予告 - YouTube ◼︎あらすじ 東京湾アクアラインの海底トンネルにて、陥落事故が発生。日政府は「海底火山の噴火」と決定付けるが、直後に海底から未確認巨大生物が出現。やがて巨大生物は陸地に接近、ついには上陸。日政府は大混乱の中、対応を迫られる。 ◼︎感想 『シン・ゴジラ』はとても出来が良く、面白い映画だった。 しかし、どんな人におすすめか、というと中々難しい。 ゴジラシリーズの正統新作かというとそうでもないし、 庵野作品の正統新作かというと、演出は監督らしさが出ているけれど、ストーリー面ではそうでもない。 結論としては、社会派ドラマが好きな人におすすめ、という事になるだろうか。 --- ※ここからネタバレを含みます。 『シン・ゴジラ』の主役は日政府だ。 ゴジラのパワーや戦闘の描写ではなく、脅威を前にした日政府の対応の描写がメインとなる。 作中の日はかなりリア

    【映画感想9】 『シン・ゴジラ』ーー日本政府のしたたかさを描く、"反セカイ系"映画 - 芋虫ブログ