愛する人との抱擁がストレスを低下させることはよく知られています。 実際、辛いときに抱きしめられると落ち着くはずです。 しかしこの効果を得るには相手が必要です。では抱きしめてくれる相手のいない人はどうしたら良いのでしょうか? ドイツ・ゲーテ大学フランクフルト校(Goethe University Frankfurt)心理学研究所に所属するアルジョシャ・ドライソーナー氏ら研究チームは、愛する人がいなくても、ボディタッチによってストレスを低下させられると発表しました。 「見知らぬ人との抱擁」や、自分で体を触って慰める「セルフタッチ」がストレスホルモン「コルチゾール」のレベルを低下させたのです。 研究の詳細は、2021年10月8日付の学術誌『Comprehensive Psychoneuroendocrino