「/s5l k1-1」とあるのは、新日本古典籍総合データベース5枚目左、笠間書院版影印本の1巻1ページを意味します。
6月4 齋藤愼爾追悼(「コールサック」114号)注釈付き カテゴリ:自作再掲追悼 「コールサック」114号(2023年6月1日発行)掲載の齋藤愼爾追悼文を掲載します。 6月17日、ちょっと注釈を付けました。ほんとうに「無用の」注釈。 齋藤愼爾氏追悼—日録風に 井口時男 齋藤愼爾さんに最後にお会いしたのは昨年十一月二十二日*だった。本誌「コールサック」一一一号の関悦史氏の簡潔にして要を得たインタビュー「齋藤愼爾――飛島のランボー」を踏まえて、さらに掘り下げた話を聞き出したいと、鈴木光影氏と二人で西葛西に伺ったのだがうまくいかなかった。 *22日は間違い。11月11日だった。 *私にはインタビュアーの資質はまるでないようだ。 ちなみに、司会者の資質もゼロだ。 早々にあきらめて飲みながらの雑談に切り替えた。やがて興に乗ってきたらしく、俳句界に一石を投じる雑誌を作りたい、いっしょにやろう
といふタイトルの小林秀雄のエッセイがある。萩原朔太郎の同名の文章について批判的に論じたものだが、なかにずいぶん気になる一節が見える。ちよつと引用してみたい。 原文の意味はとつくにわかつてゐるが、それがなかなか思ふ様に日本語の文章にならないといふ場合がある。その場合、意味はとつくに解つてゐると思ふ時、僕等は既に決して原文通りに考へてゐない。迅速な翻訳の粗描を作つてゐるのだ。 (小林秀雄「日本語の不自由さ」) どうだらうか。意表をついてはゐないだらうか。意味がわかつてゐるのに日本語にならない。それはまさに自分が「原文通りに考へて」ゐるからだ。日本語といふものにたやすく置き換へることのできない原文そのものを捉へてゐるからだ。ふつうはさう考へる。といふよりも、考へたくなる。そこを、彼、小林秀雄は、ぐつ、とこらへてゐる。禁欲的なのである。このくだりをつかまへて、小林秀雄の語学力の限界だとか、時代の制
雑誌、ネットを中心にいろいろやってます。 著書に「バカドリル」「ブッチュくんオール百科」(タナカカツキ氏と共著)「味写入門」「こどもの発想」など。最近は演劇関係のお仕事もやってます。 前の記事:書き出し小説大賞 274回秀作発表 > 個人サイト バカドリルHP 天久聖一ツイッター 遅ればせながらあけましておめでとうございます。 そして新年早々ですが、お知らせがあります。書き出し小説は今後、更新間隔をいまの月2回から、月1回に変更します。 デイリーポータルZ株式会社が運営することになりました。そうした体制変革を期に、スタッフの方々のご負担も鑑み、書き出し小説はもう少しのんびりしたペースでつづけることになりました。 気がつけば書き出しも10年以上の長期連載で、常連さんたちを中心とした句会のような連載になっていまし、これを機に(もちろん新しい作家さんも
最近、冊子体の国語辞典なんていうものは、電子辞書やインターネットの普及で、使う人は少なくなりました。電子辞書やインターネットも同じものを載せているものもありますが、何故か紙に印刷されている方が、信頼性があるような気するのは私だけではないような気もしますが、いかがでしょうか。と言ったわけで重い『広辞苑』を紐解いてみますと、ロクジョウというのは ろく-じょう 【鹿茸】鹿の袋角。補精強壮薬とする。徒然草「-を鼻にあてて嗅ぐべからず。小さき虫ありて、鼻より入りて脳を食むといへり」なんて書いてあったりします。袋角を知っているということが前提になっています。でも、池袋は知っているけれど袋角は知らないという人のほうが多いわけです。そこで袋角を引くと次のように書いてあります。ふくろ-づの【袋角】(形が袋に似ているから)シカ科の動物の角で、毎年春に脱落後の再生したての時期のものを指す。骨の芯が裸出せず、皮膚
母よ―― 淡くかなしきもののふるなり 紫陽花(あぢさゐ)いろのもののふるなり はてしなき並樹のかげを そうそうと風のふくなり 時はたそがれ 母よ 私の乳母車を押せ 泣きぬれる夕陽にむかつて 々(りんりん)と私の乳母車を押せ 赤い総(ふさ)ある天鵞絨(びろおど)の帽子を つめたき額(ひたひ)にかむらせよ 旅いそぐ鳥の列にも 季節は空を渡るなり 淡くかなしきもののふる 紫陽花いろのもののふる道 母よ 私は知つてゐる この道は遠く遠くはてしない道 [#改ページ]
文字通り二行で書いた詩です。 戦後間もない頃から1960年代末まで発行された若者向け文芸雑誌「若い広場」の投稿部門の一つに「二行詩」という部門がありました。「若い広場」廃刊後も一部の人達の間で書き続けられているようですね。 ☆戦後 崩れ落ちたコンクリート塀の間 待宵草一つ咲く こんな感じでした。自由律俳句みたいなものですね。
『花』にまつわる物語を大募集!!! あなたの作品が本になるかも!? 小布施町立図書館100周年を記念して、全国公募での本をつくるプロジェクトを開催します! 今回、公募するのは、『花』にまつわるオリジナルの短編物語(2000文字以内)。 大賞には賞金10万円!!自分の書いた本が挿絵付きの本になります。 是非奮ってご応募ください。 <特典> ★ 大賞: 1編:10万円+副賞(挿絵付きの製本)+記念品(オリジナル冊子・物語祭招待券) ☆ 優秀賞: 3編:3万円+記念品(オリジナル冊子) <審査委員> 審査委員長: 落合恵子(作家・クレヨンハウス主宰) その他、豪華審査員があなたの作品を審査します! <募集要項> 募集内容: 花にまつわるオリジナルな2,000字以内の短編物語 ※時代や舞台の設定、登場人物、読者対象年齢等に制限なし ※他の公募に過去、或いは同時・二重に応じている作品は選考対象外とす
記事:じんぶん堂企画室 批評家・思想家の柄谷行人さんは、多摩丘陵の自然のなかで暮らしている 書籍情報はこちら ――常々「忘れっぽい」「書いたら忘れる」と公言されている柄谷さんに、生まれてから現在までのこと、まだ書いていないことをお聞きしておきたいということで、連続インタビューをお願いしました。実は、『世界史の構造』(岩波書店)が2010年に刊行された後、朝日新聞から同じようなお話を頼んだときは、結局お断りになったと聞いています。 柄谷 最初はやってもいいかなと思ったんですよ。でも、回顧には関心がないし、まだこれからやろうとしているのにと、考えが変わった。『世界史の構造』を書いてすぐは、「これで終わり」という感じもあった。だけど、違ってたね(笑) ――まだ自分の仕事は終わらない、半生を振り返るのはまだ早いという気持ちになったわけですね。 柄谷 そうです。そういう意味では、今も難しい。だけど、
内容は以下のとおりです。 【論文】 「村上春樹『ことわざ』論」(斎藤理生) 【⾃著紹介] 『村上春樹研究──サンプリング、翻訳、アダプテーション、批評、研究の世界文学』 (横道誠) 『村上春樹の現在地 「街とその不確かな壁」まで』 (吉田春生) 【投稿規定】 このウェブサイトの『『MURAKAMI REVIEW』』各号を掲載したページからダウンロードできます。 第7号のための原稿を募集中です。第6号に掲載された「投稿規定」をお読みの上、どしどしご応募ください。 台湾・淡江大学の村上春樹研究センターが開催している村上春樹国際シンポジウム。今年2024年(第13回)は本会が「後援」としてクレジットされることになりました。7月13日(土)・7月14日(日)に早稲田大学早稲田キャンパスで開催されます。 ********* 主 催 淡江⼤学村上春樹研究センター 共 催 早稲⽥⼤学国際⽂学館(村上
「夏目漱石は「月が綺麗ですね」となんか訳していない」という話から、「初出であるとされる70年代以前がどうだったのか知りたい」という話が出ていたので、Googleブックスを検索していたのだが、1962年刊行の『日本人の知恵』にこのような話があるらしい。 さらにいえば、日本の社交の基本は「見る」ことで成立する。 若い男女の恋人同士が愛の告白をするとき、西洋人のように、 「私はあなたを愛しています(I love you)」 などとはけっしていわない。 そんなことばを口に出さなくとも、満月を仰ぎ見て、 「いいお月さんですね」 そして、二人でじっと空を見上げるだけで、意思は十分通じるのだ。 日本人の知恵 - 林屋辰三郎 - Google ブックス この『日本人の知恵』という本は、 なんと、昭和37年に発行された本で、その前年朝日新聞に連載された「日本人の知恵」を再編集したもの。 日本人の知恵 林屋辰
柳美里さんから編集部に連絡があったのは6月下旬のこと。岸田國士戯曲賞の選評が掲載されず選考委員を辞することになった、ついては選評と経緯を説明する文章を発表できないかとの相談でした。原稿を拝見し、編集部で議論のすえ、掲載を決定しました。ゲンロンもスクールや新人賞を主催しています。他社である白水社さん主催の選考について、第三者であるゲンロンが批判を掲載することにはリスクがあります。非難もあるかもしれません。けれども、岸田國士戯曲賞は有名な賞で歴史も長く、柳さんも影響力のある作家であり、内容的にも必ずしも戯曲賞および白水社さんを一方的に批判するものではないことから、公表には公共性があると判断しました。掲載にあたっては、柳さんと相談し、個人名を割愛するなど最低限の編集を施しています。本原稿の公表が、演劇界での議論の活性化につながることを期待します。(東浩紀+上田洋子) 岸田國士戯曲賞の選考委員を辞
Biographie. Chronoité de Gustave Flaubert. Documentation sur la famille et les proches de Flaubert. Flaubert au collège de Rouen. Croisset. Flaubert à Paris. Voyage en Orient. Procès de Madame Bovary. Témoignages. Flaubert dans la presse contemporaine. Lieux de mémoire. Publication des bles gratuitement.
1 「配列」の原理 1.1序次法序次法 1.1.1括進法 1.2奇先法 奇先法 1.3情報待機 1.3.1未決 懸延法 1.3.2誤解誘導誤解誘導 1.4照応法 1.4.0反照法 反照法 1.4.1伏線 伏線 1.5対照法対照法 1.5.0対比法 1.5.1方便法 方便法 1.5.2抑揚法 1.6漸層漸層法(広義の) 1.6.1漸層法 漸層法(狭義の) 1.6.2漸降法漸降法 1.6.2.1序列 1.6.2.2急落法 急落法 1.6.3頓降法 頓降法 1.6.4飛移法漸層法(広義の) 1.6.4.1降移法 降移法 1.6.4.2昇移法 50音順で探す (一般的な用語から)50音順でさがす あアイロニー/アナグラム い異義復言(法)/イディオム/イロニー/韻文/引喩・引喩法/隠喩/引用(法)/韻を踏む え婉曲語法 お押韻/オノマトペ/音数律 か回文(廻文)/格言/頭字語/頭文字語/活写(法)
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