旧統一教会に関する報道を眺めていて、ずっと違和感を感じています。朝鮮民主主義人民共和国・大韓民国・日本の右派同士がずぶずぶの関係だということは、旧大日本帝国圏における支配階層の残党同士の関係が今に至るまでずぶずぶってことで、そこには富の蓄積の偏りを保持し続けようとする固い意志があり、被支配階層を被支配階層のままにしておきたい、労働の価値を高めず、生産も再生産も自分たちの管理下に置きたいという支配階層の連帯があるわけですよね。そして実際、その方々の数十年におよぶ粘り強い働きによって、社会は貧しくなった。この視点が報道にないような気がします。 ことは古い支配体制の影響力の問題で、現政府は確かに極右的ですが、それ以前に戦前から続く支配階層の生き残りで、彼ら彼女らが「お上の命令がたとえ理不尽であろうと黙って従い耐える者だけが真の日本人である」と主張し続け、隠すことなく「黙って従う者」だけを優遇し、