韓国プロ野球界でベテランの輝きを放っている男がいる。門倉健(37)。 日本で巨人など4球団を渡り歩いた右腕は、昨季途中にSKへと移籍し、この夏には日本人選手として韓国球界初の球宴出場を果たした。特徴ある「アゴ」とともに、存在感は増す一方だ。 門倉は1995年秋のドラフト2位で東北福祉大から中日に入団。近鉄、横浜、巨人を経て米大リーグにも挑戦し、昨年4月からSKに加わった。昨季は8勝4敗、今季も前半戦だけで10勝5敗と、チームが首位を走る原動力となっている。 この活躍が評価され、今季は監督推薦で球宴に選ばれた。外国人登録の日本人選手で初の、門倉自身としても「目標の一つだった」という通算15年目で初めての祭典では、意外な部分でも脚光を浴びた。 門倉の代名詞とも言えるのが、1メートル93の長身から投げ降ろす直球とフォーク、それに人一倍長いアゴだ。24日に大邱で行われた球宴で、アゴに特徴のある同僚