オフの間、しばらく見ることができなかったユニホーム姿にファンが心を躍らせるプロ野球の春季キャンプがスタート。本格的なコンディション作りに入った選手たちがシーズン本番で活躍できるかどうか、すべてこの1カ月間にかかっていると言っても過言ではない。 そんな中、「プレーヤーとして円熟年齢」といわれる35歳で昨オフ、阪神から戦力外通告を受けた今岡誠内野手が、テスト生としてロッテの沖縄・石垣島キャンプに参加している。 「チャンスをもらい、ものすごくモチベーションは上がっている。自信がないと、ここにはいない」。現役続行へ意欲をみせる今岡と同じく数年前のこの時期、ベテランのプライドを捨て“就活”に躍起になっていたのが楽天の中村紀洋内野手だ。 2007年、当時所属していたオリックスとの契約交渉が大モメとなり、結局1月中旬、自由契約に。2月1日のキャンプイン以降も他球団からのオファーを待ちながら、ひとりでトレ