すべての鳥は、卵として巣に産まれます。 それぞれの鳥が、それぞれに場所を選んで、 巣をつくり、卵を産んで、子どもを育てます。 日本では、250種を超える鳥の繁殖が確認されており、 大阪府で繁殖記録のある種だけでも100種を超えますから、 たくさんの種類の巣と卵があるのです。 小海途銀次郎氏(大阪府河内長野市在住)は、鳥の巣を集めて約60年。 そのコレクションは、日本産の鳥類を中心に168種427点に及び、 日本最大で学術的に非常に価値の高いコレクションとなっています。 この特別展では、小海途銀次郎氏の 日本一の鳥の巣コレクションをすべて展示します。 あわせて、それぞれの鳥の卵も並べて日本の鳥の巣と卵の多様性、 日本で繁殖する鳥と、その変遷についても紹介します。