2気筒となったことでエンジン長が抑えられ、横置きFFでもエンジンルームにはスペース面での余裕が生まれたフィアット『500ツインエア』。FPT社では、純粋なガソリンエンジン車だけでなく、モーターを追加したハイブリッド車も開発を続けていると言う。 それはデュアルドライクラッチを採用したAMTと組み合わされたストロングハイブリッドで、現在のツインエアと比べCO2排出量を20%も削減できるそうだ。 生産技術部門ガソリンエンジン担当チーフエンジニアのヴィットリオ・ドリア氏によれば、「すでにNA版ツインエアの65psバージョンに20kWのモーターを組み合わせた試作車は完成しており、様々なテストを続けている状態です」とのこと。 しかし、同社はEVやハイブリッドの本格普及にはまだ慎重な見方をしており、欧州ではハイブリッド化によるコスト増をユーザーが受け入れてくれるようになるには、まだ時間がかかると予測して