Billboardによる全米アルバムチャートで、823枚しか売れなかったアルバムが首位になったそうだ(Forbes JAPN、島田範正のIT徒然)。 Billboardはチャートの順位を決める際にストリーミングでの再生回数も考慮しており(過去記事)、同作はストリーミングでの再生数が多かったために「全米ナンバーワン」になったという。特にヒップホップ分野ではストリーミングで音楽を聴くのが主流になっているという背景があるようだ。
経済学では、答えが出ている 主要音楽団体がチケットの転売防止を求める共同声明を出したことで、話題になっている。 先週23日、一般社団法人日本音楽制作連盟(音制連)、日本音楽事業者協会(音事協)、コンサートプロモーターズ協会(ACPC)、コンピュータ・チケッティング協議会の4団体が「チケット高額転売取引問題の防止」を求める共同声明を発表した(http://www.tenbai-no.jp/)。 その声明には、国内アーティスト116組と音楽イベント24の賛同が加えられていた。国内アーティストには嵐、サザンオールスターズ、福山雅治さんら、音楽イベントにはフジロック・フェスティバルなどが含まれていた。 かつてアーティストの収益の中心だったCDをはじめとする音楽ソフトの売上は減少傾向であるが、ライブやフェスなどは、音楽をリアルに体験できるとして入場者数は増加傾向になっている。有名なアーティストのコン
電子書籍や動画ファイルなどで使われているデジタル著作権管理(DRM)は、ファイル共有を難しくするための仕組み。ナップスターが全盛期だった頃、大手レコードレーベルはこぞってDRMの波に乗り、音楽ファイルに鍵をかけることで著作権侵害を減らそうとしていました。 しかし最近の研究では、私たちが長い間考えていたことが結論づけられています。それは、DRMなんか役に立たないということ。それだけでなく、DRMは売上を低迷させる要因になっていたのです。 トロント大学のローリナ・ザン(Laurina Zhang)さんが発表した新たな論文によると、音楽レーベルがDRMをやめるとデジタル音楽の収益が10%伸びるそうです。また、地道ながらも長期的に売れているアルバムの場合、30%伸びることもあるとか。人気がある作品でも「逆に売れなくなる」ということはないようです。 この研究で発見された最悪のケースでも、DRM廃止に
ネット上に違法に投稿された音楽や映画などをダウンロードした人に対する刑事罰の適用が始まって来月1日で1年になります。 ファイル交換ソフトの利用者が減少するなど一定の効果が見られる一方で、CDや音楽配信の売り上げの回復には十分につながっていないことが分かりました。 「改正著作権法」は去年10月1日に施行され、インターネット上に投稿されている海賊版の音楽や映画などを違法なものと知りながらダウンロードした人に、刑事罰が適用されるようになりました。 警察が摘発した例はまだありませんが、コンピュータソフトウェア著作権協会によりますと、違法なファイルのやり取りに使われるファイル交換ソフト「Winny」と「Share」を利用しているパソコンの台数が今年は去年より40%近く減るなど、法改正による一定の効果が見られます。 一方で、違法ダウンロードによって大きな損害が出ているCDやDVDなどの音楽ソフトの売り
初音ミク人気から火がついた「VOCALOID」だが、そのVOCALOIDを利用して曲を作り、世に送り出しているのを通称「ボカロP(プロデューサー)」と呼ぶ、今回DAMに怒りを露わにしているのもそのボカロPとしても活動している「ORYO」さんだ。 概要は以下の通りだ。 DAMでうちの曲(進化論 code:variant)がボカロ曲なのに歌い手さんの名前で入曲されることになっててマジで困惑した。問い合わせたらFAULHEIT feat.GUMIとしても遅れて入ることになったけど歌ってみたのほうもカバー曲としてこのまま配信するって言ってる。 — ORYO/FAULHEIT@C24さん (@ORYO_FAULHEIT) 9月 10, 2012 「歌い手さん」とは、ニコニコ動画等に自分が歌った音源をアップして皆に提供する人、要するにアマチュアボーカリストだ。ORYOさんはボカロPとして曲を発表し、V
チャン・グンソク、日本ファーストアルバムがオリコンデイリー1位! 予約だけで13万枚って書いてあるんだけど、結局週間売上枚数は88,000枚だったんだよ。当日店頭買いする人もたくさんいるだろうし、予約までする人のこれだけの数が発売週に取りに行かないなんてことがあるのだろうか。情報元が吹いたのか。それとも。 ともあれ、昨年の彼のシングルの週間初動は約12万枚弱だったので、3万枚以上の減。そのシングルは彼自身の認知の拡大もあって比較的ロングセラーになり、累計では21万枚を超えたのですが、今回のアルバムのデイリー初動以来の推移を見る限り長く売れることを期待するのもちょっと難しい状態。明らかに「韓国」であることによる露出で下駄を履かせてもらえる状況はなくなっていると考えてよいでしょう。あとはこれまでの知名度等のアドバンテージでどこまで行けるか。まあ彼の場合は俳優でもありますので、そっちで何とでもな
「人間活動に専念したい」という理由で年内に無期限活動休止に入る歌手、宇多田ヒカル(27)が25日未明に、自身のCD発売をめぐって、公式ツイッターで怒りを爆発させた。EMIから出るベスト盤と同じ発売日に、宇多田の海外展開を手がけるユニバーサルもベスト盤をぶつけてきたためで、「私の意志とは無関係」とオカンムリだ。 宇多田は、まず怒りのたけをこうつぶやいた。 《Universal Japanから発売が発表された「Utada the best」ですが、私の意志とは全く無関係であり、EMIの宇多田ヒカルのベストと同日に発売をぶつけてきた彼らのやり方にあまりいい印象を持てません。予約を考えている人は、少し待ってください。》 アーティスト自ら不買を呼びかけるとは尋常じゃない。その理由をこう続けた。 《売れなかったら叩かれるのは私なんですけど、正直なところ、ファンにお金を出させたくない、全く心のこもってい
僕のいとこに音楽好きの中学生の男の子がいる。 彼のiPodには、数百曲入っているだろうけど、彼は生まれてから今まで、音楽というものにお金を払ったことがない。(まぁ多分・・・) 当然ながら全ての曲をネットからダウンロードしている。Youtubeから音楽だけ取り出す方法を教えたのは僕だったりする。 彼が好きだといった曲に以下がある。 http://www.youtube.com/watch?v=_9MCbsdCLhI CapsuleとDaftPunkとBeastieBoysをミックスした曲だ。僕がオススメした。 彼は、この曲の元の曲を知らない。 CapsuleとDaftPunkとBeastieBoysがメジャーか知らない。これを作った人がメジャーか知らない。 このミックスされた曲がCDとして流通しているか、どうか知らない。 メジャーかどうかの判定が、一般流通としてCDショップに並ぶかどうかなら
他の著作権管理事業者との競争を阻害しているとして,社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)に独占禁止法違反で排除措置命令を行った公正取引委員会。「公取委の事実誤認」として不服を申し立てるJASRAC。意見が食い違う両者と,その背後にはどのような問題があるのか。経緯を整理するとともに,まずはJASRAC側の言い分を聞いた。 2008年4月。公正取引委員会は日本音楽著作権協会(JASRAC)に対し,他の著作権管理事業者との競争を阻害しているとして,独占禁止法(私的独占の禁止)違反の疑いで立ち入り調査を行った。近年,二次創作の人気も成長の一要因であった動画共有サイトに対し「著作権侵害」として厳格な運用を求めるなど活躍が目立ったJASRAC。インターネット上では公取委の動きに好感を示す意見が多い半面,権利者や著作権利用者などの関係者の間では戸惑いの声も聞こえた。 そして2009年2月27日。正式
に・よん・なな・みゅーじっく(247MUSIC)が運営する動画配信サイト「mF247」が3月25日、「mF247 Episode2」としてリニューアルオープンした。ニワンゴ取締役管理人である西村博之氏(ひろゆき)との共同運営となり、動画コミュニケーションサービス「ニコニコ動画」とも連携する。ただし、西村氏は「ニコニコ動画が苦手というアーティストもいると思う。ニコニコ色はあまり出したくない」とも話しており、独立性は維持したい考えだ。 mF247は元ソニー・ミュージックエンタテインメント代表取締役社長の丸山茂雄氏が中心となって2005年に開設されたインディーズアーティスト向けのサイト(詳細は記事「『音楽配信発のビッグアーティストを生み出したい』--丸山茂雄氏の挑戦」に掲載)。経営難から2008年8月に運営権をYahoo!オークションに出品し、西村氏が1000万1000円で落札していた。 mF2
忘年会で何キロ太っただろう。焼酎のビンはしばらく見たくない。 とにかくいくつもの忘年会でいろんな音楽業界の人間と話をしてきた。 流通、メジャー、インディー、マネージメント、小売、媒体など、それぞれポジションは違うが、みんな総じて「あきらめムード」である。 自嘲自虐なギャグもすべりぎみで、舐めあうには深すぎる傷を負っている。 2007年がどんな年だったか。音楽業界にとってはいよいよ冬の時代の本格到来である。 一昨年より去年の方が悪く、去年より今年の方が明らかに悪い。 冬の時代の到来、なんて書くとそのうち春が来そうだが、実際はそんなことはないだろう。 たまたま日の陰った不況というよりは、もっと構造的な問題、本質的な問題なような気がする。 だから本当は「死期を悟った」とでも書いたほうがいいかもしれない。 あるいは「終わりの始まり」とでも。 忘年会も一段落し、時間もある。ちょうどいい機会だ。(感傷
クリプトン伊藤です。 今朝未明に公開させていただきました私のブログエントリに対する反論が、ドワンゴ社より発表されましたので、それに対する見解を述べさせていただきます。 『独占云々といった話は一切行われておりません。これを受け、ドワンゴ社は、各権利者様にコンタクトを開始しました。』 現に弊社並びに仲介業者を押し切ってスタートしたのが下記のプレスリリースです。ご覧の通り"独占"の文字が並んでますが、弊社では同意しておりません。この配信がスタートした直後、ドワンゴ社にはクレームを入れております。 http://info.dwango.co.jp/
ゲームミュージックの話がしたいんですよさんで、このようなエントリーがありました。 ◆「初回特典にサントラCD」はやめてほしい http://gmblog.seesaa.html#more 興味深い話題だったので、取り上げさせていただきました。 さて、初回限定サントラに対するマイナス点は、ゲームミュージックの話がしたいんですよさんのほうですでに書かれておられますので、このブログでは「何故初回限定版サントラというものが出されるのか」についてちょいと分析していきたいと思います。 しかしざっと書いている時点でどんどん文章が伸びてしまったので(特に初回限定の存在意義についてのとこが)、二つに分割して「何故初回限定版(サントラ)があるのか」と、「何故サントラが(初回限定)特典なのか」の2つで分けようと思います。 とりあえず今日は、「何故サントラが
imp曰く、"ITmedia +D LifeStyleにて、"「補償金もDRMも必要ない」――音楽家 平沢進氏の提言"と題し、現在の著作権管理の状況について、音楽家の平沢進氏へインタビューした内容を掲載しています。 インタビューでは、音楽家から見たJASRACや音楽出版社の現状や、自らの経験を基にした補償金制度への苦言などが語られています。 音楽配信の先駆者であり、自ら著作権を管理するという平沢氏ならではの意見だとは思いますが、果たして現在JASRACに登録されている・音楽出版社等を通して活動をしている多くのアーティストはこの現状をどのように考えているのでしょうかね……?" ちなみに、FSFではこんな 反DRMキャンペーンも展開している。
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