ある国にとって「貿易の黒字は利益で赤字は損失だ」といった見方はその典型。
貿易の黒字・赤字は、他国に売った額と他国から買った額とを比べて、
売った額>買った額なら黒字、売った額<買った額なら赤字と呼んでいるに過ぎず、
利益や損失という概念には本質的に符合しない。
例えば、商店が顧客に商品を販売した場合、
売る方の商店は黒字(貨幣価値+、財価値-)で、買う方の顧客は赤字(貨幣価値-、財価値+)だが、
それを「商店が得をして顧客は損をした」と評することには意味がない。
等価だからこそ交換が成立する・・・というより、自由意志により成立した交換を等価と定義するのだ。
Permalink | 記事への反応(1) | 11:29
ツイートシェア
オレも理解していない。 確かに「真の価値」(?)と貿易赤字は直接的には関係ないだろうが、 累積的に赤字が嵩むことによる弊害は当然発生するのでは?