Mle.68
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/22 02:17 UTC 版)
「フランスの100mm艦砲」の記事における「Mle.68」の解説
Mle 53/64をもとに、完全自動砲として開発されたのがModèle 68である。Mle.68の給弾機構は35発の即応弾と甲板下の弾庫を有し、弾庫には弾薬手が配置されているが、砲塔内は無人となっている。ただし、必要に応じて2名の砲員による砲側射撃も可能である。当初はアナログ式の射撃指揮装置と連接されていたが、1970年より配備されたModèle 68-IIではデジタル化された。 また、Mle.68-IIは継続的な改良を受けており、CADAM(Cadence Améliorée:発射速度改善)改修においては発射速度を78発/分に向上させた。さらに、ラファイエット級フリゲートに搭載されたMle.100TRにおいては、信頼性を向上させるとともに、ステルス性に配慮した新設計の砲塔を採用している。 Modèle 68 「シュルクーフ」に搭載されたModèle 100 TR 主な艦砲の比較AGSH/PJ-45A-192M(ロシア語版)Mk45 Mod 4127mm/54CMle.6876mm C/SRMk110 CIGS砲身単装 口径62口径155mm 70口径130mm 62口径127mm 54口径127mm 55口径100mm 62口径76mm 70口径57mm 重量106 t 50 t 不明 28.924 t 37.5 t 22 t 12 t 7.5 t 要員数完全自動 不明 6名 2-8名 無人 給弾手3名 完全自動 仰角+70°/ -5° +85°/ -15 +65°/ -15° +83°/ -15° +29° +85°/ -15 +77°/ -10° 旋回角全周 不明 340° 330° 40° 全周 発射速度10発/分 40発/分 30発/分 16-20発/分 45発/分 78発/分 80発/分(C)120発/分(SR) 220発/分 最大射程118,000 m 29,500 m 23,000 m 37,000 m 23,000 m 17,000m 18,400m 21,000 m
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