MOBILIO Spikeとは? わかりやすく解説

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モビリオスパイク

英語 Mobilio spike

2002年9月新登場フィットモビリオにつぐ「SMALL MAXシリーズ」の3弾目にあたるクルマ。つまり、同じプラットフォームを使う兄弟車。ガレージボックスをコンセプト開発しただけに、大容量のカーゴスペースがポイントでもある。先発モビリオとはフロントとリヤセクションの造形異なる。エンジンi-DSI進化SOHC・1.5L・VTEC搭載。これに新世代CVTホンダマルチマチックS組み合わせる。7スピードモード(7速オートシフトモード、7速マニュアルシフトモード)設定車もある。駆動方式FFリアルタイム4WD特色室内は、多彩なシートアレンジ加えて長尺物(奥行き2620mm)や背高物(有効室内高1390mm)の搭載が可能。さらに両側スライドドア採用使い勝手もいい。モビリオは7人乗りだが、こちらは2列シート5人乗り。W、A、Yの3タイプがあり、価格1349000円~1679000円。ちなみにスパイクとは「尖ったモノ」の意。2003年5月には、WとAタイプ専用グリルをもつLパッケージ2を追加設定した。

モビリオスパイク

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

ホンダ・モビリオスパイク

(MOBILIO Spike から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/25 02:07 UTC 版)

ホンダ・モビリオ > ホンダ・モビリオスパイク
ホンダ・モビリオスパイク
GK1/2型
前期型(2002年9月-2004年2月)
中期型(2004年2月-2005年11月)
後期型(2005年12月-2008年6月)
概要
製造国 日本
販売期間 2002年-2008年
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドア トールワゴン
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動 / 四輪駆動
パワートレイン
エンジン L15A型:1.5L 直4 SOHC VTEC
モーター 無し
最高出力 110PS/5,800rpm
最大トルク 14.6kgf·m/4,800rpm
変速機 CVT
サスペンション
マクファーソンストラット
車軸式(前輪駆動)
ド・ディオン式(四輪駆動)
車両寸法
ホイールベース 2,740mm
全長 4,125mm
全幅 1,695mm
全高 前輪駆動 (FF) :1,740mm
四輪駆動 (4WD) :1,760mm
車両重量 1,250 - 1,360kg
最大積載量 不明
その他
燃費 前輪駆動:17.6km/L
四輪駆動:15.4km/L
(いずれも10・15モード)
ブレーキ 前:油圧式ベンチレーテッドディスク
後:油圧式リーディング・トレーリング
系譜
後継 ホンダ・フリード FLEX
ホンダ・フリードスパイク
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モビリオ スパイクMOBILIO SPIKE)は、本田技研工業がかつて生産、販売していたトールワゴン型の小型乗用車である。

概要

初代モビリオの派生車種として、シャシおよびボディは初代フィットをベースとしたグローバルスモールプラットフォームを使用しており、趣味を楽しむための車というコンセプト[注釈 1]に沿って、3列目シートを廃した5人乗りのトールワゴンである。開発コンセプトは「ガレージボックス」[1]

ファミリーのユーザーを重視したモビリオに対し、モビリオスパイクは趣味の道具であることを重視したため、リアクオーターウインドウがあった箇所に小物入れを用意したり[注釈 2]、テールランプをリアバンパー内に埋め込みリヤゲート幅をより広げる(後期型を除く)など、独自の仕様および装備が設定されている。乗車定員は5人であるが、モビリオより全長は55mm長い。後席のドアは、モビリオと同様の左右両側スライドドア[注釈 3]であり、スライドドアの窓は、パワーウィンドウではなく留め具で開閉する窓を採用している。

内装は、前席がモビリオとは異なりベンチシートとなっている。後席もフィットと同様の折り畳み機構を備えており、燃料タンクを前席の下に配置しているため、前に倒すと荷物室と一体となり、段差のない広いスペースとなる。

搭載エンジンはL15A型の1種類のみである。変速機はCVTのみであるが、グレードによっては手動操作で7段階に変速比を変えられる仕組みを備える。

リヤエンブレムは「Spike」ロゴのみが配される。

搭載エンジン

L15A型
  • エンジン種類:水冷直列4気筒横置き
  • 弁機構:SOHCチェーン駆動 吸気2 排気2 VTEC
  • 最高出力:110PS/5,800rpm
  • 最大トルク:14.6kgf·m/4,800rpm
  • 総排気量:1,496cc
  • 内径×行程:73.0mm×89.4mm
  • 圧縮比:10.4
  • 燃料供給装置形式:電子制御燃料噴射式(PGM-FI
  • 使用燃料種類:無鉛レギュラーガソリン
  • 燃料タンク容量:42L

GK1/2型(2002年-2008年)

グレードは、「W」「A」「Y」の3グレード体制(「W」と「A」はメーカーオプションでLパッケージが選択可能)。
トランスミッションはCVTのみ(「W」と「A」タイプは7スピードモード付き)。
ボディカラーは、新色である「ガラパゴスグリーン・メタリック」と「スカイブルー」の2色を含めた全10色がラインナップされる(ただし「Y」タイプは、タフタホワイトとサテンシルバーメタリックの2色のみとなる)。
型式はLA-GK1(FF)/LA-GK2(4WD)。
  • 2003年5月22日 - 「W」および「A」タイプにビレットタイプの専用フロントグリルや、アルミホイール、本革巻ステアリングホイール などを装備した「Lパッケージ2」が追加される。
  • 2004年2月6日 - マイナーチェンジが行われる(発売は2月12日)。
大型メッキグリルとリアバンパーガーニッシュを採用するなどの変更が行われると共に、「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」認定を取得した。
型式はCBA-GK1/GK2に変更。
  • 2005年
    • 9月1日 -「A」タイプに、ディスチャージヘッドランプやプライバシーガラス、マイクロアンテナなどを装備した特別仕様車「スタイリッシュエディション」が追加される。車体色は専用色を含む7色が設定される。
    • 12月1日 - マイナーチェンジ(発売は翌12月2日)。
フロントバンパー、ヘッドライトやリアコンビネーションランプなどのデザインを一新し、エクステリアデザインが大幅に変更された。インテリアではシート表皮、ステアリングホイール、メーターなどのデザインが変更されたほか、インテリアカラーにベージュが追加された。また、フロントシートはカップホルダー&ユーティリティボックス内蔵のものに変更された。
ボディカラーは新色4色を含む9色となったほか、グレード体系を「AU」と「W」の2グレードに再編し、それぞれに7スピードモードを採用した「Sパッケージ(パドルシフト付本革巻きステアリングホイール、自発光メーター、カラードサイドシルガーニッシュ、テールゲートスポイラーを専用装備)」を設定。
環境性能も向上され、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(★★★★)」認定を取得すると共に、「平成22年度燃費基準+5%」を達成。
型式はDBA-GK1/GK2に変更。
  • 2006年7月20日 - 「W」と「AU」タイプに、特別仕様車「アクティブエディション」・「HDDナビ アクティブエディション」が追加される。「アクティブエディション」全車にプレイングボード付カーゴと撥水シート表皮&撥水ドアライニング表皮が追加装備され、「AU」にはイモビライザーも装備し、「W」」にはキーレスエントリー1体型キーを1本追加した。「HDDナビ アクティブエディション」には「アクティブエディション」の装備に、Honda HDDインターナビシステム(リアカメラ付)を追加した。
  • 2007年12月20日 - 価格設定を抑えた「A」タイプが追加される。同時に「AU」と「W」タイプをベースにした特別仕様車「HID エディション」および「HDDナビ HID エディション」が追加される。前者はディスチャージヘッドライトや、撥水シート表皮&撥水ドアライニング表皮、プレイングボード付カーゴを装備すると共に、4WD車には熱線入りフロントウィンドウや、ヒーテッド・ドアミラー、大容量バッテリーがセットになっている「寒冷地パッケージ」が装備される。後者は「HID エディション」の装備に加え、Honda HDDインターナビシステム(リアカメラ付)が追加装備される。
  • 2008年
    • 4月[2] - 生産終了。以降は在庫対応分のみの販売となる。
    • 5月29日 - モビリオの後継車フリードが発表される(発売は翌5月30日)。フリードにも2列シート仕様の「FLEX」が設定されていた(2011年のマイナーチェンジで廃止)。当初はモビリオスパイクも併売されていたが、6月25日にカタログラインナップからなくなり、販売も終了した。モビリオと合算した新車登録台数の累計は30万4195台[1]
  • 2010年7月8日(補足)- モビリオスパイク直系の後継車フリードスパイクが発表される(発売は翌7月9日)。

車名の由来

  • Mobilio:Mobility(移動体)Mobile(移動しやすい)からの造語。
  • Spike:英語で「釘など先の尖ったもの」。「何事にもこだわりを忘れずに尖っていたい」という思いを込めて命名された。

取扱い販売店

販売網統合前よりホンダディーラー全店(プリモ店クリオ店ベルノ店)で購入が可能だった。

脚注

注釈

  1. ^ S-MXと同様に趣味性の高いコンセプトの車両であるため、事実上の後継車と思われることもあるが、直接の繋がりはなく、実質的には別物の車である。
  2. ^ ディーラーオプションとしてこの部分に取り付けるトランクボックスとサブウーファーが用意されている。
  3. ^ 他車種とはドアハンドルのヒンジ方向が異なるため、知らない人は戸惑うことがある。

出典

  1. ^ a b デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第47号22ページより。
  2. ^ モビリオスパイク(ホンダ)のカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月23日). 2020年1月23日閲覧。

関連項目

外部リンク


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