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現代俳句データベース(俳句)
  現代の名俳句について、作者や季語、出典などの情報を記載したデータベースです。 提供 現代俳句協会 URL http://www.gendaihaiku.gr.jp/index. shtml |
現代俳句データベース(俳句) のさくいん
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- へ(数字)
- へ(記号)
- ヘアピンカーブ街へ枯野がまつさかさま
- 平安の夢を紡ぎて雛納め
- 閉伊郡手のひらほどの麦の秋
- 閉園の油臭のメリーゴーランド
- 平気なる胸に水仙刺し入れよ
- 平均寿命過ぎれば余禄寝待月
- 平家村逃げも隠れもしない蝌蚪
- 平家琵琶耳は朧をぬけられず
- 睥睨すマッカーサーのサングラス
- 平行線も恋の道なり姫胡桃
- 餅こがすこの日可笑しなことばかり
- 餅焦すひとり留守居の厨ごと
- 塀越しに手が見えてもぐ桜んぼ
- 閉山の地を舐めて飛ぶつばくらめ
- 兵士蟻地面を踏まず急ぎけり
- 平常の木となつてゆく梅散らば
- 平成に刺客放たる島は冬
- 兵隊の街に雪ふり手紙くる
- 兵隊の誰もが持つ遥かなるまなざし
- 閉店の貼紙三行走り梅雨
- 餅の湯気両手にのこり初紅葉
- 兵馬俑見つめてをれば悴かめり
- 餅膨らむされど希望は湧いて来ず
- 餅二つ膨れ付きしを吉とせり
- 平凡と言う幸もあり蕗の薹
- 平凡な履歴に落ちるかりんの実
- 餅も好き酒もすきなりけさの春
- 平和憲法記念日いかの姿焼
- 餅を切る妻家霊のごとき声
- 餅を切る田のすみずみを諳じて
- 餅を焼く家中力抜けゐたり
- へうへうと落葉蘇生すあまたたび
- へうへうとして水を味はふ
- 碧眼の少年と見る原爆樹
- 碧き眼の人力車夫や夢二の忌
- 碧き眼の僧に喜捨せり鳥雲に
- 碧極めたるあらたまの年の水
- 碧空に山充満す旱川
- 碧空をきりりと裂きて初燕
- 碧過ぎる空や寒波の来る予感
- 壁泉に蝶・蝶沖縄慰霊の日
- 碧天や喜雨亭蒲公英五百輪
- 壁炉燃ゆ棚に真澄の鏡立ち
- 兵児帶の解けしままに山車を追う
- 兵児帯をゆるり締め上げ秋の連れ
- 臍辺りから脱皮する朧かな
- へそが汗ためてゐる
- 臍出しの乙女見逃すはたた神
- 糸瓜忌の鞄変形して軽し
- 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな
- 糸瓜子規大根虚子や初明かり
- 糸瓜の水げらげら笑うほど溜まり
- ヘッドホンのあはひに頭さみだるる
- へなへなの草矢見てゐる銀煙管
- 放屁蟲エホバは善と観たまへり
- 放屁虫この世に加うもの多少
- 放屁虫俗論党を憎みけり
- 蛇穴を出る現世に母はなし
- 蛇穴を出る信号青になる
- 蛇穴を出るな戦が終らない
- 蛇いちご魂二三箇色づきぬ
- 蛇衣を脱ぐ天帝の仕者として
- 蛇衣を脱ぐ半熟という脆さ
- 蛇衣を脱ぐ身の長さかこちつつ
- 蛇遣ひなかなか袋より出さず
- 蛇の衣入れたる財布ふくらみぬ
- 蛇の衣調べはすぐに了りたる
- 蛇の衣人に見せればほどけゆく
- 蛇の衣遊覧船は出たばかり
- 蛇の衣わたしが夢をみていたころ
- 蛇を踏む老獪の感触だな
- へぼ将棋ふ攻めで終わる十三夜
- 部屋秋陽夫の匂ひの衣をたたむ
- 部屋中の本を砦に十二月
- 部屋に椅子一つあるのみほととぎす
- 部屋の中ホースが通り天高し
- 部屋広ぐメロン一口香りけり
- ヘヤピンの沈む防火用水走り梅雨
- 部屋部屋のうすくらがりや沈丁花
- 部屋割のいまだきまらず男梅雨
- へらへらと紅茸に呼ばれ道迷う
- ヘリコプターの顔で近づく渇水都市
- ヘリュウムの質量大きくなる冬日
- ヘルパーと風呂より祖母を引き抜くなり
- ヘルパーを待つ玄関の雪を除け
- へろへろと送火爆ぜることのなし
- へろへろとワンタンすするクリスマス
- 辺境の鴉単色 啼かずに翔つ
- 偏見の透明になるまで囮
- 返信は不用となりぬ白桔梗
- 返事来ぬ峠の茶屋の寒雀
- 辺地雪舞う殊にバキュームカーのまわり
- 片側の褪せしこけしや春の雷
- 編隊機轟々と少女健啖なり
- 編隊の自衛隊機去りほととぎす
- 変哲という気楽さや鰯雲
- 変な日の飢えをしずかに犬が掘る
- 扁平も皺もこの世だ山椒魚よ
- へんぽんと舞へぬ日の丸大旦
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