原子炉の土台内部も損傷、初めて確認 鉄筋が露出 東電福島第一原発1号機のロボット調査

2023年3月29日 19時21分 有料会員限定記事
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 東京電力は29日、福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)の1号機原子炉格納容器の内部調査で、水中ロボットを使って撮影した画像を新たに公開した。核燃料があった圧力容器を支えている鉄筋コンクリートの土台(厚さ1・2メートル)の内側で、コンクリートがなくなり内部の鉄筋がむき出しになっていた。土台内部の損傷が確認されたのは初めて。

1号機原子炉の土台内部。壁面下部で棒のような鉄筋がむき出しになっている=東京電力福島第一原発1号機で(国際廃炉研究開発機構提供)

 公開した画像は28日に撮影。格納容器底部から圧力容器真下につながる開口部(幅約80センチ、高さ1・7メートル)から土台内部を撮影した。
 開口部に近い側面の...

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