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Extension:RevisionSlider

From mediawiki.org
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MediaWiki 拡張機能マニュアル
RevisionSlider
リリースの状態: 安定
実装 ユーザー インターフェイス
説明 履歴表示に追加したスライドバー式のインタフェースにより、版間を簡単に移動できる
作者 ウィキメディア・ドイツ協会(WMDE)
互換性の方針 MediaWiki とともにリリースされるスナップショット。 master には後方互換性がありません。
MediaWiki 1.25+
データベースの変更 いいえ
ライセンス GNU 一般公衆利用許諾書 2.0 以降
ダウンロード
四半期ごとのダウンロード数 161 (Ranked 34th)
使用中の公開ウィキ 957 (Ranked 262nd)
translatewiki.net で翻訳を利用できる場合は、RevisionSlider 拡張機能の翻訳にご協力ください
問題点 未解決のタスク · バグを報告

更新スライダー拡張機能はスライダー式のインタフェースを履歴表示に追加し、版間を簡単に移動できるようにします。

インストール

  • ダウンロードして、ファイルをextensions/フォルダー内のRevisionSliderという名前のディレクトリ内に配置します。
    開発者とコード寄稿者は、上記の代わりに以下を使用してGitからインストールします:cd extensions/
    git clone https://gerrit.wikimedia.org/r/mediawiki/extensions/RevisionSlider
  • 以下のコードを LocalSettings.php ファイルの末尾に追加します:
    wfLoadExtension( 'RevisionSlider' );
    
  • Yes 完了 – ウィキの「Special:Version」に移動して、拡張機能が正しくインストールされたことを確認します。

使い方

変更履歴ページの既定でスライダーは折りたたまれていて、ページ上部に「閲覧履歴」というラベルの付いた細い棒状に表示されます。これをクリックすると、更新スライダーが拡大します。

拡大した更新スライダーは更新の情報を集め、利用者は変更履歴ページで版から版へ移動したり変更点を比較したりできます。

縦の短い棒はそれぞれページの更新に対応しています。
上部の縦棒はページの文字数の増加を、下部の縦棒は減少を示します。
図では1の縦棒(更新)で内容の追加を、2で内容の削除を表しています。

黄色と青色のつまみを動かして、比較したい版を選びます。 青色のつまみはより最近の版を、黄色のつまみは古い版を選択するために使います。

つまみの選択には、複数の方法があります。
  • つまみをスライダー上の好きな場所にドラッグ&ドロップすることができます。
  • スライダーのライン上の好きな場所をクリックすることもできます。 より最新の版を選択するには青いラインを、古い版を選択するには黄色のラインをクリックします。 選択しようとしている版がどちらの版であるかが分かるように、青または黄色のつまみが表示され、バーの色が変わります。
  • (新しい版を選択するために)中央の線より上にある棒グラフをクリックしたり、(古い版を選択するために)中央の線より下にある棒グラフをクリックすることもできます。

青いつまみを黄色のつまみより左の位置に移動させる場合、黄色のつまみは自動的に移動します。逆に、黄色のつまみを青いつまみの右に移動させる場合も同様です。

時間を前後させるには、領域の左右にある三角形の矢印を使って版を表示します。

オプトアウト

更新スライダーをまったく使用しない利用者、更新履歴ページの上部の折りたたんだスライダーを非表示にしたい利用者は、個人設定ページの「表示」->「差分」から「リビジョンスライダーを表示しない」にレ点を入れてオプトアウトします。

技術的な背景

JavaScript フック

新しい版を選択すると、更新スライダーはAJAXを使って変更履歴ページを再読み込みし、その処理が終わると、wikipage.content および wikipage.diff フックが作動します。変更履歴ページで利用者JavaScriptもしくは拡張機能JavaScriptが作用した場合は、それらのフックの動きに注目します。

API 呼び出しとデータ取得

拡張しないうちはこのツールがAPI呼び出しを行うことはまったくありません。利用者がスライダーを拡張したときに限定して、更新のデータを取得します (更新ID、タイムスタンプ、利用者名、コメント、サイズ、フラグ)。 ツールがデータを取得する更新は、その時点で画面上で確認できるもののみで (最大500件)、利用者が表示領域の矢印を使ってタイムラインを前後に動かして再表示すると、その他の更新のデータを読み込みます。

背景

更新スライダー[1]はドイツコミュニティウィッシュリスト第1位の要望を叶える機能で[2]、同支部のTCBチームが開発を担当しました。DerHexerのrevisionjumperガジェットから発想を得て、ウィキメディア財団コミュニティ技術チーム Community Tech teamが開発したプロトタイプが基本になっています。

この拡張機能の開発中に見つかった RTL 問題の注意点 (技術面に強い閲読者向き) は、別途、下位ページで公開しています。

脚注