職場のパフォーマンスに関するコーチングやコンサルタントの専門家、Jason Womackから、「やる気のない日にどうやってその日を仕切りなおしたらいいのか」というエントリーをいただきました。
とにかくもう、あれもこれもまったくやりたくない。タスク・フォルダも、メールの分類も、インデックスカードも、もう見たくもない。今日はもう、とにかくエネルギーがない。生産性につながる力は低潮。でも、仕事は目の前に山積。今どうしたらいい? どうやってスイッチを切り替えたらいいんだろう?
ここに、今すぐできる簡単な5つの提案があります。自分の作業システムを再構築したりリストを作り直したりする必要はありません。これをやれば自分のやる気を回復させる手助けになるかもしれません。
ローテンションなときに、仕事を捗らせてくれる5つのTipsは、以下にてご紹介します。いまのテンションをなんとかしたい! と思っている方はぜひクリックをどうぞ。
その1:歩き回る。
どこでもいいので歩き回りましょう。オフィスでもいいです。今まで訪れたことがなかったフロアへ行ってみましょう。あるいは、会社の外を1ブロックほど歩き回ったり、いつもは窓から見ているだけの、あそこに見える公園へ行ってみるとか。この移動は、あなたがこれまで見たことのない何かポジティブなものを探しに行くための行動なのです。バラの花の香りを嗅ぐなんていうことは、陳腐で些細な気分転換方法に違いありませんが、いままで嗅いだことがなかったバラの花からの刺激が、何かになり得るかもしれないのです。見たことが無かったレストラン、同僚の席のパーティションの内側、公園でボール遊びをしている子どもたち...。人生とはあなたの周りで動きつづけているものなのです。あなたはただ、そのことに気づけばいいのです。
その2:アラームをセットする。
携帯のアラーム機能やフリーのタイマーソフトでもいいので、アラームをセットしましょう。そしてその間は、たった一つだけのことに集中して働くのです。5分、10分、あるいは20分。2分でもいいかもしれません。ですが、その時間が終了したてアラームが鳴ったときには、あなたは「本当に集中して何かをするとはどういうことなのか」に気づくことでしょう。そして、その一つの仕事を完成することがもしできたら、それがその1日の仕事にけりをつける合図になります。とにかくその日あなたは何か一つを既にやり遂げたのです。
その3:ベストセラーになっているビジネス書を開く。
どこのページからでも、ランダムでもいいから開いてみて5分ほど読んでみましょう。そうしたら、とにかく読んだことと、今自分がやっていることを結びつけてみましょう。素晴らしいアイデア、あるいは新しい方法へつながるインスピレーションが沸いてくるはずです。
その4:自分が尊敬している人に連絡をとってみる。
インターネットによって、いままで不可能だった何かが可能になりましたが、その1つには「ネットは世界をフラットにしてくれた」ということが挙げられるでしょう。つまり、多くの分野で自分が尊敬する人たちと個人的に連絡をとることが可能になったのです。ビジネス、エンターテイメント、政治、あるいは文学。例えば、好きな作品を書いている作家はどうでしょう? その人のウェブサイトを探してみてください。そしてメールを出してみるのです。自分がいつかは会ってみたいと思う人のリストを作ってみましょう。それらの人々のうち、なんと多くの人たちが自分のウェブサイトを持っていることでしょう。予想外に多くの人が返信をくれることに、あなたはびっくり仰天することでしょう。
その5:2人の友人にはがきを出してみる。
離れたところにいる、2人の友人にはがきを出してみましょう。自分が今住んでいる場所について、あなたはきっと深い感謝の気持ちを抱くことでしょう。
簡単に言うと、以下のようなことが、自分を再び生産性の軌道に乗せてくれるのです。
・自分の環境に対する感謝・一つの仕事をきちんと完了させること
・他の人やものと繋がりをもつこと
この公式は、それをやり遂げるのにそれほど時間がかかるわけでもありません、ですが、やり終えた後には、心機一転した気持ちになれます。また、エネルギー満点でとても難しい仕事にも再び立ち向かっていくことができることでしょう。
以上、スイッチを切り替えるTipsでした。コメント欄であなたオリジナルの「気分を入れ替える方法」も是非教えてくださいね。
Jason Womack (原文/訳:粟野雅子)
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