浜町ホテル(HAMACHO HOTEL)は、東京・日本橋にあるホテル。「手しごと」と「緑」のみえる街、という日本橋浜町のまちづくりコンセプトのもと、そのコンセプトを具現化したホテルとしてまちづくりにおける中核となるホテル・店舗・賃貸住宅からなる複合施設「浜町ホテル&アパートメンツ(HAMACHO HOTEL&APARTMENTS)」のホテル部分となる。
運営は日本初の無印良品のホテル「MUJI HOTEL GINZA」や、日本のデザインホテルの先駆けとなったリノベーションによるホテル「クラスカ(CLASKA)」などを手掛けたUDS。
客室は15平米のコンパクトなダブルルームから、45平米のプレミアムテラスルームまで、全170室を用意。「ホームメイド」「日本」「モダニズム」をキーワードに現代的な日本の感覚を浜町ならではのデザインで表現した客室デザインは、オリジナルで制作した有田焼の客室カップなど“職人の手しごと”を細部に取り入れている。またリラックスを重視した緑あふれる客室と、ビジネス利用の機能を重視した客室の2タイプを設け、建物の足元や各客室のバルコニーに緑をふんだんに取り入れているのも特徴。
また、ホテル2階には東京を経由してクラフトの新しい価値を世界に広げるプロジェクトの拠点となる客室「TOKYO CRAFT ROOM」を設置。国内外のデザイナーが日本各地のものづくりの現場に赴いてその土地、歴史、技術、素材をリサーチし、現地の作り手とともに未来を思い描きながら現代の生活に合わせたアイテムを生み出すとともに、アイテムが客室の一部として順次発表・設置される。アイテムによっては購入も可能。
さらにホテル1階にはチョコレートショップ「ネル クラフトチョコレート トウキョウ(nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO)」がオープン。「手しごと」と「日本らしさ」をコンセプトに、ショコラティエが複数産地のカカオ豆の選定から行って作り上げるボンボンショコラ“ビーントゥーボンボン”や、カカオ豆の発酵度合いによる味の違いが楽しめる商品を展開するほか、ワークショップなども開催される。