Googleは人を大事にすると聞いたのに 日本でも退職勧奨メール

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上地兼太郎 渡辺淳基 サンフランシスコ=五十嵐大介 ロンドン=和気真也 編集委員・沢路毅彦
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 米IT大手が世界規模で進めるリストラが、日本にも波及し始めた。グーグルの日本法人では2日朝、退職勧奨ととれるメールが従業員に届いた。従業員は労働組合を結成し、会社側に対抗する構えだ。

「約90日間の給与払う、14日以内に合意で追加の手当」

 「5月31日までの約90日間の給与は払う」

 「14日以内に退職に合意すれば、追加の手当を払う」「6カ月間の再就職あっせんサービスも受けられる」

 グーグル日本法人から2日朝に複数の従業員に届いたメールの中身は、そんな「退職パッケージの提案」だったという。

 日本法人で働く数十人の従業員が先月結成した労働組合「グーグルジャパンユニオン」が2日午後、東京都内で記者会見し、メールの内容を明らかにした。

 メールには、返答しなかった…

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この記事を書いた人
上地兼太郎
経済部兼北海道報道センター|北海道農業・経済・電力・JR北海道
専門・関心分野
デジタル分野、北海道
五十嵐大介
サンフランシスコ支局長兼編集委員
専門・関心分野
テクノロジー、経済、グローバリゼーション