ウランが第10ステージ制す、ニバリが総合首位守る ジロ・デ・イタリア
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【5月15日 AFP】第96回ジロ・デ・イタリア(2013 Giro d'Italia)は14日、第10ステージ(コルデノンスからアルトピアーノ・デル・モンタズィオ、167キロメートル)が行われ、スカイ(Sky Pro Cycling)のリゴベルト・ウラン(Rigoberto Uran、コロンビア)が4時間37分42秒で優勝を飾った。
2012年ロンドン五輪で銀メダルを獲得したウランが、この山岳ステージを制した。
ウランは総合首位(マリア・ローザ)のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)が所属するアスタナ(Astana Pro Team)チームに圧力をかける戦略か、アルトピアーノ・デル・モンタズィオ頂上のゴール前からトップに躍り出て独走した。
しかし総合優勝候補のニバリとBMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のカデル・エヴァンス(Cadel Evans、オーストラリア)の二人は、最後の数キロメートルで速度を上げてウランに応戦した。
ニバリもエヴァンスもステージを制することはできず、ウランに31秒遅れでゴール。しかし結果的に昨年のツール・ド・フランス(2012 Tour de France)覇者であるスカイのブラッドリー・ウィギンス(Bradley Wiggins、英国)との差を37秒も広げることに成功した。
総合順位では、ニバリがマリア・ローザを保った一方で、ウィギンスは首位と2分5秒差で4位につけている。(c)AFP