WMDE Technical Wishes/Sub-referencing/ja

This page is a translated version of the page WMDE Technical Wishes/Sub-referencing and the translation is 99% complete.

現在のところ、記事内で同じ参考文献の異なる箇所を引用したい場合に参照を再利用する方法は簡単ではありません。コミュニティのメンバーは、ウィキテキストとビジュアルエディタの両方のために、既存の参照方法に基づき、テンプレートに頼らずに動作するMediaWikiの方策について、繰り返し要望してきました。» この問題についてもっと知る

補参照
Status進行中
Origin技術要望調査201320152022その他
Focus area参考文献の再利用をより簡単にすること
Phabricatorプロジェクトボード
Responsible技術要望チーム

ご意見をお寄せください。

私たちが継続的に更新している試作版のテストにご協力ください。試用可能な新しい機能を知るために、このページをウォッチするか、こちらの一斉送信メッセージリストにサインアップしてください。
テストとフィードバックについてもっと詳しく読む

重点分野「参考文献の再利用をより簡単にすること」の一環として、Wikimedia Deutschland(ウィキメディア・ドイツ協会)の技術要望チームは、補参照を導入します – 既に利用済みの出典から異なる箇所を引用する場合に、典拠を複製することなく簡単に参照ができるオプション機能です。

私たちは、2024年末にウィキメディア・ウィキに補参照を導入することを計画しています。

補参照のまとめ

ある情報源を何回も引用する際、引用したい箇所が異なる場合には、主参照と補参照が必要です。

  • 主参照は、引用文献の主要な書誌情報を含みます。
  • 補参照は、ページ番号、その他の付加的な情報など、各引用箇所について、それぞれ異なる細部の事項(例:章、節、注など)を含みます。

 

  • 読者目線では、参考文献節には、すべての補参照が、主参照の下にグループを作り、一括して表示されます。これにより、ある単一の出典がその記事内でどれくらい頻繁に引用されているかが、より簡単に把握できるようになります。
  • ウィキテキストでは、補参照に新しい属性を使用します。いまのところ、その属性名は extends となっていますが、この名称は当機能の導入前に変更する可能性があります。この名称に関するフィードバックを募集中です。
  • ビジュアルエディタ形式では、補参照をサポートするように既存の引用ダイアログを変更します。

主な利点

  • 補参照は参考文献の引用に関して既存の方法に基づき動作します。
  • ビジュアルエディタとウィキテキストの両方の形式で動作します。両者の間で同等の機能を提供します。
  • この方式はMediaWikiに統合され、すべてのウィキメディア・ウィキにおいて利用可能となり、現状のテンプレートを用いた回避策に頼らずに使用可能となります。
  • 補参照は参照プレビューおよびモバイル版の参照ポップアップにおいて適切に表示されます。
  • そして、これはあくまでオプションです。他の参照方法も引き続き利用できます。それでも、記事によっては他の利用者が書いた補参照に出くわすかもしれません。
 
皆さんのご意見をお寄せください。この新しい機能は利用者の作業の流れを妨げないこと、ウィキテキストやテンプレートに関する利用歴や経験知に縛られずに、ウィキテキストとビジュアルエディタ双方の利用者が直感的に使えて動作が快調であることが重要です。それを確実にするため、皆さんのフィードバックを以下のように募集します。

動作の仕組み

ウィキテキスト形式の場合

Please note: The following sections describes the old wikitext syntax for sub-referencing. Talk:WMDE Technical Wishes/Sub-referencing#Request for feedback describes our new plans.

ウィキテキスト形式の補参照方式は、ほぼ出来上がっています。しかし、属性名は変更される可能性があります。この方式は、主にウィキテキスト形式の利用者よりもビジュアルエディタの利用者にこれまでとは全く違った経験を強いることになるのは避けたいという理由で、まだ導入されていません。ビジュアルエディタのサポートは、まだ開発中です。   試作版を使ってみることはどなたにもできますので、皆さんに合っているかどうかお聞かせください。

ウィキテキスト特有の利点

  • この方策は、名前付き参照という既知の概念に基づいています。
  • テンプレートに関する知識は不要です。
  • ウィキテキスト内の、重複して入力されているといってよい、参照内容の無駄な部分を取り除き、よりすっきりとした、冗長でない、読みやすいテキストに整えることができます。

 


 

順を追った説明

1) 主参照に参考文献の主要な書誌情報を入力します。この例ではname属性で参照名を指定しています。

<ref name="Miller">E. Miller, ''The Sun''. New York: Academic Press, 2005.</ref>

この主参照は必ず参考文献節に配置するべきで、さもなければ掲載するページ番号などの詳細を欠いた状態で本文脚注に示してしまいます。参考文献節で使う構文(シンタックス)は<references> … </references>とします。もし記事にすでに別のタグ<references />がある場合は除去します。

2) 補参照を作成するには、主参照のname属性と extends 属性を使います。細部の事項は<ref>タグのペアの間に入力します。

<ref extends="Miller">Page 23.</ref>

すると、以下のように表示されます。

According to scientists, the Sun is pretty big.<ref extends="Miller">Page 23.</ref> In fact, it is very big. Take their word for it.<ref extends="Miller">Page 48.</ref> Don't look directly at the sun!<ref extends="Miller">Page 23.</ref>

==References==
<references>
<ref name="Miller">E. Miller, ''The Sun''. New York: Academic Press, 2005.</ref>
</references>

 

 
留意すべき点

ウィキテキストで補参照を使って新しい情報源を示すには、参考文献節に主参照を作成するだけでよいです。

しかし多くの場合、補参照が使える場面とはその記事に既に存在している参考文献を示すためでしょう。これらの場合の手順は以下の通りです。

  1. <ref name>を使用して、元の参照を主参照に変換します。
  2. 主参照を参考文献節内に移動します。
  3. 記事本文中の元の参照が置いてあった箇所に補参照を作成します。
  4. 主参照の細部の事項(ページ番号など)を補参照内に移します。細部の事項が重複して表示されることのないよう、主参照内にそれらが残っていないことを確かめてください。
  5. 記事中で情報源を細部の異なる事項と共に引用したい箇所には、どこにでも補参照を作成してください。

補参照に名前を付けることにより、補参照それ自体も再利用することができます。

According to scientists, the Sun is pretty big.<ref extends="Miller" name="Miller, 23">Page 23.</ref> In fact, it is very big. Take their word for it.<ref extends="Miller">Page 48.</ref> Don't look directly at the sun!<ref name="Miller, 23" />

==References==
<references>
<ref name="Miller">E. Miller, ''The Sun''. New York: Academic Press, 2005.</ref>
</references>

 


ご注意ください

  • 参考文献の主参照・補参照方式への変換作業後には掃除が必要です。(上述したように)主参照は参考文献節に入力するのが典型的です。
  • 出典テンプレートでも補参照を使用できます。よく使われているものは大体テストしましたが、お好みのテンプレートで使用するには、これに対応するために一部更新が必要なものがあるかもしれません。
  • 参考文献の引用に関連するガジェット/スクリプトの中にも、この新しい補参照方式が正常に動作するように、更新が必要とされるものがあるかもしれません。
  • 補参照の補参照を作成することはできません。
  • <ref group>が使用されている場合、主参照と補参照は同じグループ名を指定する必要があります。


ビジュアルエディタの場合(開発中)

現時点では、ビジュアルエディタ向けの機能がどのような見た目になるかについて正確なことは分かりません。いまのところ、導入する準備が未だできていない、極めて最小限の方策しかありません。今後数週間内に、この方策は変更される可能性が高いです。   ビジュアルエディタ方式の試作版を現在の状態のまま使ってみることもできます。ただし、変更の可能性があることにご注意ください。新しい局面が開けた場合には、このページを更新いたします。

ビジュアルエディタ特有の利点

  • 同じ情報源を細部の異なる事項と共に引用するには、新しい参照をゼロから作成する必要はありません。
  • (テンプレートを基盤とした回避策とは対照的に) 補参照はビジュアルエディタと完全に互換性があります。引用ダイアログを介して作成し、参考文献節から編集できます。

 


 

現行の試作版における作業の流れ(変更の可能性あり)

補参照を作成する

  • 補参照の作成は現在のところ、既存の引用ダイアログを介して動作します。
  • "re-use" タブ内の三点記号で再利用したい参考文献を選び、「この参考文献を追加の詳細事項とともに再利用する」をクリックします。
     
  • その補参照の細部の事項を入力して「挿入」をクリックします。
     
  • ビジュアルエディタの参照ポップアップは、この参照が補参照であり、どれくらいの頻度で再利用されているかを示しています。
     

既存の補参照を編集する

  • 記事本文中の脚注マーカーをクリックして補参照を編集します。
  • 補参照の細部の事項はここで変更できます。それが補参照であることも通知されます。
     
  • 参考文献リストから補参照を編集することはできません。
  • 主参照を編集するには、参考文献節の該当部分をクリックしてください。

補参照を再利用する

  • 引用ダイアログ内の「再利用」タブを使用して補参照を再利用できます。
     

ご注意ください

  • ビジュアルエディタの参照名の自動生成に伴う既知の問題は、補参照についても発生します。
  • ビジュアルエディタでは現在、補参照の補参照を作成することが可能となっています。これはエラーによるもので、保存時にエラーを発生させます。実際の補参照方式では機能するようにする予定はないですし、ウィキテキスト形式でも機能しません。
  • 再利用されている参照が削除された場合に何が起こるのかに関しては、 まだ検討されていません。
  • 既存の参照を主参照と補参照に変換する作業工程は未だ定義されていません。
  • ビジュアルエディタで再利用した補参照を作成した後でウィキテキスト形式に切り替えた場合、ウィキテキスト内に<ref extends="main-reference" name="sub-reference" />という文を見つけるでしょう。これはバグによるもので、T367749を経て修正される見込みです。
  • <ref name="sub-reference name"/>は現在のところ、ビジュアルエディタ編集モードにおいて、補参照の参照プレビューを正しく表示しません。補参照の細部の事項がポップアップ表示されるだけで、主参照からの情報は表示されません。主参照の情報をポップアップでも見るには、いまのところ<ref extends="main" name="sub-reference name" />構文を使うしか手立てがありません。

 試作版を使ってみる

よいものを作り上げるために、私たちはあなたのフィードバックを必要としています。フィードバックや質問は、このプロジェクトのトークページで、いつでも受け付けています。

試作版はベータ版ウィキで利用可能です。 いまのところ、まずはウィキテキスト方式をご試用いただけるよう、ご案内いたします。 ベータ版ウィキで試す フィードバック

 
ベータ版ウィキは正規のウィキとは少し違ったものですので、ご注意ください
  • 見た目の違い(例えば、好みのスキンを使えないなど)
  • 一部まだテスト中の新機能の試供
  • 一部のテストページとテンプレートのみを含み、ウィキのコンテンツ全体を含まず、使い慣れたテンプレート、モジュール、ガジェットなどのすべてを含むわけではないこと。
  • 正規のウィキメディアへのログインはベータ版ウィキでは動作しない点。アカウント登録する―正規のウィキメディア・アカウントとは異なるパスワードを使用すること!―か、アカウントなしで本機能を使ってみるかのいずれか。ドイツ語のベータ版ウィキの場合、一時的なアカウントを作成することになり、英語のベータ版ウィキの場合、IPアドレス表示をすることになる点。

解決すべき課題

ウィキペディアの記事では、情報源を複数回参照するのは、ごく普通のことです。しかし、「それと全く同一の」参照は再利用できる一方で、同一の参考文献中の「異なる引用箇所」(例えば、別のページ番号)について参照を再利用することは、いまのところできません。唯一の選択肢は、全く新規の参照を改めて作成するか、一時しのぎの回避策をとるかしかありません。

現状:ウィキテキストとビジュアルエディタで参考文献を再利用する

ウィキテキスト内の参照を再利用したい場合は、それを名前付き参照に変換し、記事内の他の箇所で当該名前付き参照を参照可能です。名前付き参照は、記事本文または参考文献節に配置することができます。ビジュアルエディタでは、引用ダイアログで「再利用」オプションを使用することができます。参考文献節には、同名の名前付き参照がグループ化されて表示されます。

現状:ウィキテキストで参考文献を細部の異なる事項と共に再利用する

ウィキテキスト内で既存の参照を流用するときに細部を変えたい場合、現在のところ、既存の参照をコピー&ペーストし、複製した参照の細部の要素を変更するか、ゼロから新しい(ほとんど同一の)参照を作成するしか方法がありません。プロジェクトによっては、短縮引用のような回避策や、短縮脚注などテンプレートを基盤とした方式が使われています。出典節に新しく作成した参照を既存の参照と合わせてグループ化するには、手動で加筆する作業が必要です。

現状:ビジュアルエディタで参考文献を細部の異なる事項と共に再利用する

ビジュアルエディタで既存の参照を細部の異なる事項と共に再利用したい場合、引用ダイアログの「再利用」オプションもコピー&ペーストによる方法も機能しません。これらはいずれも「全く同一の」再利用をするためのものであり、再利用/コピーされた参照の細部の事項を変更すると、その参照の「両方の」インスタンスが変更されるためです。その代わりに、新しい(ほぼ同一の)参照をゼロから作成する必要があります。参考文献節では、元の参照と作成した新しい参照は一緒にグループ化はされません。

{{sfn}}のようなテンプレートを基盤とした回避策によって作成された参照は参考文献節から編集することはできず、引用ダイアログの再利用タブにも表示されません。 しかし、記事本文中にそれを配置する際に手動で編集することは可能です。

{{sfn}}を用いた回避策:

読者が直面している問題

テンプレートを基盤とした回避策では、参照プレビュー参照ツールチップ、およびモバイル版の参照ポップアップが適切に表示されません。

{{sfn}}回避策の参照プレビューの問題:

現状の主な課題

  • ビジュアルエディタ形式とウィキテキスト形式では、ユーザーエクスペリエンスは大きく異なります。
  • 細部の異なる事項と共に参照を再利用するためのほとんどの回避策は、ビジュアルエディタでは正しく機能しません。
  • 細部の事項が異なるだけの、ほぼ同一の参照をたくさん作成すると、ウィキテキストが長大化し、可読性が損なわれるおそれがあります。
  • テンプレートを基盤とした回避策は、すべてのコミュニティで同等に受け入れられているわけではないため、全世界的に利用可能な状況にはありません。
  • 一部の利用者は、情報源を出典として利用しないまま、参考文献節に書誌情報を書くだけで済ませて、この問題を回避しようとします。しかしこれでは、記事の各節の出典の検証が困難になってしまいます。

最近の変更と次のステップ

私たちのチームは、しばらくの間、この問題に中断を挟みながらも取り組んできました。私たちの研究を含む、このプロジェクトの歴史の概要をここに示します
テストやインタビューに応じてくださった方々、関心を示してくださった方々、何年もの時間をかけて私たちのトークページにコメントを寄せてくださった方々、すべての皆様に深く感謝しております。さらなるフィードバックをいただけるなら、トークページでシェアしてください。

  •  Y 試作版はベータ版ウィキで利用可能です。ウィキテキスト方式とビジュアルエディタ方式の基本的な機能の一部に対応しています。継続的に試作版を使ってみてフィードバックすることができます。
  •  Y 近く導入されるこの機能についてコミュニティに周知を図るためすべてのウィキに通知しており、試用していただいてフィードバックを送ってくださるようご案内いたします。
  •  Y ウィキマニア2024でチームとして登壇、参加者と意見交換しました。 (YouTube)
  •  Y 調整されたユーザーテストは、2024年にさまざまなプロジェクトで実施されました。
  • 2024年10月/11月現在、コミュニティから受けたフィードバックに基づき、ウィキテキストのアプローチを変更する可能性を検討中です。補参照機能の変更の可能性について、より多くのフィードバックを得るために、すぐにコミュニティの皆様にご連絡します。
  • 試作版ウィキの展開は、本機能に変更の可能性があり、議論が継続中であるため、遅れています。
  • 私たちは、2025年に他のウィキメディア・ウィキに補参照機能を展開することを計画中です。
  • 導入後もソリューションを改善するためにフィードバックを収集し続けます。

私たちは、「参照の再利用」という重点分野におけるその他の問題を認識しており、その過程でそれらの問題に対処しようと努めています。しかし、私たちの焦点は、補参照についての解決策を作ることに変わりはありません。

よくある質問


補参照を使用している記事はどうすれば見つけられますか?

補参照を使用しているページはすべて、Category:Pages that use extended referencesという名称の追跡カテゴリに追加されます。これにより、この新機能を使用しているページを探したり修正したりすることができます。このカテゴリの名称は変更されることがあるかもしれません。

この機能を出典テンプレート/ツールで使ってもいいですか?

はい、出典テンプレートで補参照を利用できます。私たちは最もよく使われている出典テンプレート (Cite bookやCite webなど) をテストしましたが、問題はないだろうと思います。ただし、お好みのテンプレートが私たちの解決策と共に機能するためには、いくらか更新が必要となるかもしれません。参考文献の引用に関連する一部のガジェット/スクリプトも、新しい補参照方式と共に適切に機能するために更新が必要かもしれません。テンプレート、ガジェット、スクリプトは、ウィキコミュニティの管理下にあるため、私たちがそれらを新方式に適応させることは不可能です。

もしも何らかの問題を発見したり、出典テンプレートをこの新機能に適応させる更新作業でサポートが必要になったりした場合は、トークページでお知らせください。
また、ウィキマニアのワークショップ「[$2 引用のまったく新しい選択肢 – 出典テンプレートにとって、これは何を意味するのか?]」(ハイブリッド)の会場参加を歓迎しますし、後日、録画でその様子を視聴していただくことも可能です。

補参照の属性名は何になりますか?

まだ分かりません。いまのところ、補参照を作成する際に使用する属性名は、ウィキテキスト形式の場合、extendsです。この名称は、ウィキメディア財団のコミュニティおよび利害関係者の方々との議論を経て、数年前に決まりました。しかしながら、この名称は最良の選択ではない可能性があるとのフィードバックも一部で受けております。私たちは、この機能をウィキに導入する前に属性名に関するフィードバックをもっと多く得ておきたいと思い、いくつかの代替案を用意して議論の場に提示したいと考えています。変更が生じた場合には、皆さまにお知らせいたします。

このウィキテキスト構文を選んだのはなぜですか?

この機能のウィキテキスト形式での実装に取り組み始めた当初は、複数の異なる選択肢について議論しました。最初は新しいタグ(例えば、<subref>)の追加について注意深く議論しましたが、やがて既存の<ref>を用いた手法で通したいと考えるようになりました。利用者に覚えてもらう必要がある新しい構文の量を最小限に抑えたかったためです。それに、新しいタグを導入すると、参考文献の引用のための既存のコミュニティのソフトウェア(ツール、ガジェット、ボット等々)に多くのアップデートを要求することになるからです。

2008年から)ある提案は、補参照の細部の事項を<ref>タグの「内部で」指定するというもので、<ref page="page 2" name="Miller">または後の<ref detail="page 2" name="Miller">のように、主参照を引くのにname属性を使用していました。これは、利用者が{{cite book}}のようなテンプレートを使った編集作業を通して見知った方法に似ています。

しかし、このアプローチが抱えている主な問題点は、テンプレート絡みの問題を引き起こし、エラーの発生率が高い点です。さらに、この構文には、補参照を再利用することができないという別の問題があります。なぜなら、主参照を引くためにname属性が既に使用されており、name属性を2回使用することはできないためです。

これらの問題を両方とも回避する方法は、参照内容について既に行なわれているのと同様の方法で、新たなref用の属性を新設して、補参照の細部の事項を<ref>の開始タグと終了タグの間に置くことです。私たちのアプローチとは、まさにこの方法なのです。

解決策を見つけるまでにこれほど時間がかかったのはなぜですか?

技術要望チームは、この機能に関して中断を挟みながらも長い年月をかけて取り組んできました。より詳しく知りたい方は、こちらにあります、この問題の歴史と複雑さの概要をご覧ください。