寧々さんのはちゃめちゃさと芯の通った性格に最初の数話で引き込まれて、気がついたら数日で追いついてしまうほど没頭していました。
歴史IFでこんなに引き込まれたのは、寧々さんの魅力と取り巻く人々が生き生きと描かれているのは勿論のこと、誰もが知ってる戦国時代を改変されながらも史実で起こったことを盛り込みつつ、違った行動を取る武将たちに「この人ならこうしたかも」とか納得出来る部分が有ったり無かったり、想像を膨らませる余地や余韻があるのが素敵なのだと思いました。
どうでも良いですが金平糖食べたくなって買っちゃいました·͜· ︎︎ᕷ
本作の主人公は天下人・豊臣秀吉の妻である北政所こと寧々さん!
浪速のことも夢のまた夢。秀吉が築いた天下もまた、一代の夢と消え、その栄枯盛衰全てを見届けた寧々さん。
死の床に伏するも、気が付けば遥か昔に転生!
まだ藤吉郎と呼ばれていた夫に言い寄られていた頃だ。
目の前の人と添い遂げたらどうなるのか、もう分っている。
ならばと、盛大に藤吉郎を振ってしまう。
天下人の妻としてではなく、平穏無事な一生を志すも周りがそれを許さない。
なにしろ、未来の知識に加えて、北政所として培った教養の数々が、寧々さんを完璧で無敵な才女にしてしまっている!
よりを戻そうとする藤吉郎が、果ては信長が、帰蝶が、お市が、そんな寧々さんを捨て置くはずがない!
寧々さんと愉快な仲間達が繰り広げる、笑いありシリアスありの時代劇!
皆さんも是非御一読ください!
物語は、藤吉郎(秀吉)を振るところから始まりますが。
物語は重い雰囲気ではなく。
何処か緩く。
暖かく。
コメディも交えており。
寧々さん(寧々様)を見守りたい感じで。
応援したい感じで進んでいきます。
史実では、天下人の正室と言う立場から。
ある種、籠の中の鳥のように動けず。
頭も切れるため。
家康を始めとした。
様々な英傑と牽制しあっていましたが。
その寧々様が、藤吉郎を振り。
自らを取り囲んでいた。
籠がなくなったら。
どのように生きるのか。
彼女の選択と生き方に興味をそそられ。
つい、読み進めてしまいます。
彼女が藤吉郎を振ることで時代は変わりますが。
自分が読み進めているのは。
彼女の選択で。
時代が変わるからではなく。
籠から解き放たれた彼女が。
どのように羽ばたき。
幸せを見つけるのか。
其れが気になって。
読み進めているのだと。
今書きながら気づきました。
まだ、途中までしか読み進めてませんが。
紛れもなく名作です。