人類は終了しました。というくらい、絶望的な世界観を生き抜く人々の姿が丁寧に描かれています。そんな中、”何か”を抱え込み、一人戦う孤独な主人公がとても魅力的な人物なのです。人を寄せ付けないようでいて、実は友人のことを大切に思っており、相棒の竜シルと固い絆で結ばれている、一匹狼だけど一匹狼じゃない孤高の強者といった感があるのです。さて、今後、絶望的な世界を主人公がどう生きていくのか、今後の展開がとても楽しみで仕方がありません。
毎回の話の最後の一文に惹かれる。面白い点は文の熱量がすごいこと。もっと文章の間を開けて、最後の一文につながるようポエムのように書くと鳥肌が立つしびれるような作品になるのではと期待。
文章力も描写力も高い、とても素晴らしい作者です。物語も、もちろん面白い。楽しいだけの作品ではなく、読むだけで色々と勉強できます。特に作者様と同世代の書き手に読んでほしい。今後の展開が、とても楽しみです!