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MediBang Paint

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
MediBang Paint
開発元 メディバン
最新版
29.1 / 2023年9月6日 (14か月前) (2023-09-06) (Windows・macOS)[1]
27.4 / 2024年1月16日 (10か月前) (2024-01-16) (iOS)[2]
27.3 / 2024年1月30日 (10か月前) (2024-01-30) (Android)[3]
対応OS Windows 10以降、macOS 11.0以降、[4]
iOS 11.0以降、[5]
iPadOS 11.0以降、[6]
Android 8.0以降[7]
種別 ペイントソフト
ライセンス フリーウェア
公式サイト medibangpaint.com
テンプレートを表示

MediBang Paint(メディバンペイント)は、株式会社メディバンが提供するイラストマンガ制作ソフト、ペイントソフトである[8]

無料でも利用できるが、課金することでクラウド機能などの高度なサービスを利用できるサブスクリプション方式を取っている。有料機能を搭載した買い切り版も存在する。姉妹ソフトとして、集英社と共同開発した週刊少年ジャンプ公式のマンガ制作ソフト「ジャンプPAINT」が存在する。

概要

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MediBang Paintは無料でありながら、コマ割り・トーン貼りなどのマンガ制作の機能[9]、クラウド素材やチーム制作などの各種クラウド機能[10]を備えたソフトである。

MediBang Paintは2014年11月27日、ペイントソフトの「FireAlpaca」(ファイアアルパカ)を基にマンガ・イラスト制作ソフト「CloudAlpaca」(クラウドアルパカ)として開発され、リリースされた。この「CloudAlpaca」が登場した当初は、無料でありながらマンガ・イラスト製作ソフトとして豊富な機能を持つ点が多くの人たちに好評、支持され、その利用者は瞬く間に日本だけでなく海外にも広まった。その使用言語は日本語英語中国語韓国語スペイン語フランス語などにも対応している[11]

その後、「CloudAlpaca」(クラウドアルパカ)は、2015年6月に「MediBang Paint」(メディバンペイント)に名称変更され、機能も増えていった[12]。PC版は、すべての機能を搭載していた「MediBang Paint Pro」(メディバンペイント プロ)であり、WindowsMacが対応した。

MediBang Paintはメディバンが無料で提供しているAndroid用ペイントアプリ「マンガネーム」と連携しており、スマートフォンタブレットで描いたネームにMediBang Paintでそのままペン入れすることが可能となっている。また、スクリーントーンの素材も豊富に用意してあり、MediBang Paintに新規アカウント登録した人なら誰でも無料で使用することが可能である。

MediBang Paintには利用者が自身の作成した作品をいつでも投稿できる機能がサイト内に用意してあり、「アートストリート(ART street)」は、イラスト・マンガファンのための投稿&SNSサービスとして、現在[いつ?]も多くの人たちに広く利用されている[要出典]

機能

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クラウド素材機能

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クラウド機能を通じて提供されるトーン・背景・フォント・ブラシなどのマンガ・イラスト素材。2018年4月時点で800種類以上もの素材が提供されており[13]、今後も随時追加されていく予定である。

チーム制作機能

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従来、一か所に集まり制作していたマンガが、MediBang Paint内でチーム結成をすることで、離れた場所にいながら共同制作が可能となる機能[14]

クラウド保存機能

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MediBang Paint内の画像をクラウド上に保存できる機能[10]。クラウドに保存されることから、デバイスの紛失・故障によっても、データは安全に管理される。描いた画像の管理が一か所で行える。

その他の機能

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コマ割りやトーン貼り、ページ管理機能などといった漫画制作に必要な各種機能がある。

対応デバイス

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ジャンプPAINT

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メディバンペイントの姉妹版として「ジャンプPAINT」がある。これはメディバン集英社が共同開発したペイントツールであり、「週刊少年ジャンプ」が認める公式のマンガ制作ソフト・アプリである[18]。ペンもトーンもフォントも全部無料である。また、ジャンプ編集部による描き方講座や、ジャンプ作家陣による描き方のコツも紹介している。「ジャンプPAINT」からマンガ家へデビューできるように、マンガ投稿サイト「ジャンプルーキー」と連携機能を強化し、「ジャンプPAINT」の利用者が自分の作品をいつでも簡単に編集部に直接投稿できる機能も用意している。

2017年6月、ジャンプPAINTはサービスを開始し、2022年7月には、300万ダウンロードを突破した[19][20][21]

関連書籍

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  • 「はじめてのMediBang Paint Pro」(執筆・作画:OrGA、一迅社、2016年7月28日発売)ISBN 978-4-7580-1518-9
  • 「MediBang Paint 公式ガイドブック」(シュウ・ナツオカ/著、MediBang/監修、玄光社、2017年4月28日)ISBN 978-4-7683-0822-6
  • 「〜無料で描くデジタルイラスト〜 メディバンペイントからはじめよう!」[Windows&Mac 対応](24/著、技術評論社、2017年8月9日)ISBN 978-4774191713
  • 「MediBang Paint 公式ガイドブック タブレット編」(シュウ・ナツオカ/著、モレシャン/イラスト、唐牧輝/マンガ、MediBang/監修、ボーンデジタル、2018年11月25日発売)ISBN 978-4-86246-417-0

関連項目

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脚注

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  1. ^ リリースノート”. MediBang. 2024年2月3日閲覧。
  2. ^ App Store”. Apple. 2024年2月3日閲覧。
  3. ^ Google Play”. Google. 2024年2月3日閲覧。
  4. ^ 製品紹介”. MediBang. 2024年2月3日閲覧。
  5. ^ 製品紹介”. MediBang. 2024年2月3日閲覧。
  6. ^ 製品紹介”. MediBang. 2024年2月3日閲覧。
  7. ^ 製品紹介”. MediBang. 2024年2月3日閲覧。
  8. ^ 完全無料の漫画制作ソフト「Cloud Alpaca」公開 データはクラウドに保存「どこでも描ける」”. ITmedia (2014年11月28日). 2015年2月9日閲覧。
  9. ^ 【PC】コマを作成する”. メディバン (2015年11月30日). 2018年4月5日閲覧。
  10. ^ a b クラウド機能を使おう”. メディバン. 2018年4月5日閲覧。
  11. ^ 「漫画制作に革命を」完全無料の漫画制作ソフト「Cloud Alpaca」の狙い”. ITmedia (2015年1月16日). 2015年2月9日閲覧。
  12. ^ a b MediBang、無償のマンガ制作ソフト「CloudAlpaca」のAndroid版を公開”. Impress Watch (2015年6月17日). 2018年4月5日閲覧。
  13. ^ 素材ページ”. メディバン. 2018年4月5日閲覧。
  14. ^ チーム制作”. メディバン. 2018年4月5日閲覧。
  15. ^ メディバン、無料マンガ制作アプリ「MediBang Paint Tablet」にiPad版を追加”. Impress Watch (2015年7月15日). 2018年4月5日閲覧。
  16. ^ 手ブレ補正機能搭載で移動中でも描ける、マンガ制作スマホアプリ「メディバンペイント ミニ」”. Impress Watch (2015年7月24日). 2018年4月5日閲覧。
  17. ^ 「メディバンペイント ミニ」iPhoneアプリがリリース”. ITmedia (2015年8月31日). 2018年4月5日閲覧。
  18. ^ ジャンプPAINT by MediBang - 無料のイラスト・マンガ制作ツール”. 2022年11月15日閲覧。
  19. ^ ジャンプPAINT:「少年ジャンプ+」作家の下書き原稿公開 ペン入れの練習に 300万DL突破記念”. MANTANWEB(まんたんウェブ). 2022年11月15日閲覧。
  20. ^ 『ジャンプPAINT』300万DL突破 『株式会社マジルミエ』など作者直筆の下書き原稿公開”. ORICON NEWS. 2022年11月15日閲覧。
  21. ^ jumprookie (2022年7月28日). “「ジャンプPAINT」300万DL突破記念! ジャンプ+連載3作品の作者直筆の下書き原稿でペン入れ練習ができる!”. 運営からのお知らせ - ジャンプルーキー!. 2022年11月15日閲覧。

外部リンク

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