源氏物語千年紀
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源氏物語千年紀(げんじものがたりせんねんき)とは、『源氏物語』の成立千年を記念して行われた様々な事業である。
概要
[編集]『紫式部日記』の寛弘5年11月1日(1008年12月1日)の条に、「若紫」や「源氏」などの記述があることを根拠とし、2008年(平成20年)が、源氏物語が読まれていたことが記録上で確認される時期からちょうど一千年を迎えることを「大きな節目」と捉え、記念行事が実施された[1][2]。
経緯
[編集]- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)
- 「源氏物語千年紀事業」が終了。公式サイトが閉鎖され、「源氏物語千年紀委員会」が「古典の日推進委員会」に改組された。
組織
[編集]源氏物語千年紀事業の中心的な推進組織として源氏物語千年紀委員会が置かれていた。源氏物語にゆかりの深い京都府、京都市、宇治市、京都商工会議所をはじめ、近畿の各府県や諸団体、文化庁などにより構成され、会長には京都文化交流コンベンションビューローの村田純一理事長が就任した[6]。
源氏物語千年紀の事業は源氏物語千年紀委員会との関係で主催事業、共催事業、後援事業、協賛事業に分かれており、事業の趣旨・目的に応じて、委員会が事業者側に支援を行ったり逆に委員会が事業者側に対して協賛金または物品の提供を求めたりしていた。同委員会の元で実務を行う組織として事務局があり、京都と東京にオフィスが置かれていた。
事業
[編集]以下のような源氏物語に関するさまざまな事業が実施された。
- 源氏物語に関する講演会・シンポジウムや舞台演劇の開催
- 源氏物語に関する古文書・古美術品の展示会の実施
- 源氏物語に関する書籍の出版
- 源氏物語ルートバス(石山寺観光駐車場-宇治平等院観光駐車場)の運行
脚注
[編集]- ^ “源氏物語千年紀”. イミダス. 集英社. 2018年7月7日閲覧。
- ^ “第13回 紫式部日記”. 京都新聞 (2018年10月25日). 2021年1月10日閲覧。
- ^ “平成19年1月24日知事会見項目”. 京都府. 2018年7月7日閲覧。
- ^ “特殊切手「『源氏物語』一千年紀」等の発行”. 日本郵便. 2018年7月7日閲覧。
- ^ “「源氏物語千年紀」を記念し、フォーラムを開催 格調あるデザインの広告特集で採録”. 広告朝日. 朝日新聞社. 2018年7月7日閲覧。
- ^ “源氏物語千年紀事業の概要”. 2009年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月7日閲覧。