南備讃瀬戸大橋
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南備讃瀬戸大橋 | |
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南備讃瀬戸大橋 | |
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 香川県坂出市与島町 - 坂出市番の州緑町 |
交差物件 | 瀬戸内海 |
建設 | 1978年 - 1988年 |
座標 | 北緯34度21分51秒 東経133度49分31秒 / 北緯34.36417度 東経133.82528度 |
構造諸元 | |
形式 | 3径間連続補剛トラス吊橋 |
全長 | 1,723m |
高さ | 194m、186m(主塔) |
最大支間長 | 1,100m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
南備讃瀬戸大橋(みなみびさんせとおおはし)は、瀬戸大橋海峡部最南端の橋。
概要
[編集]全長1723m、鉄道と道路が走る道路鉄道併用の吊橋である。完成時点では日本最長の吊橋であり、また、道路鉄道併用としては世界最長の吊橋であったが[1]、前者は1998年の明石海峡大橋の完成で、後者は1997年の香港・青馬大橋の完成でその座を明け渡している。
三つ子島を挟み北に北備讃瀬戸大橋が連なる2連吊橋(三つ子島側橋台"4A"を共用)となっており、その先には与島がある。内陸側には番の州高架橋が繋がっている。橋桁下は備讃瀬戸南航路で大型タンカーなども往来する。また、橋に隣接して瀬戸大橋記念公園がある。
橋脚と橋台の基礎は、海底を岩盤面まで掘削した上に構築されている。特に番の州側の橋台"7A"と2本の橋脚"5P"、"6P"の基礎は掘削後の水深が32m〜50mという大水深のため、世界で初めて、造船所で製作したケーソンを現地に曳航してきてから沈めてコンクリートを充填し基礎とする「設置ケーソン工法」が用いられた。
北備讃瀬戸大橋と南備讃瀬戸大橋の双方のメインロープが入っている橋台の内部は、南備讃瀬戸大橋のロープが橋台の北側に、北備讃瀬戸大橋のロープが橋台の南側に固定されている。これは、ロープにかかる力が橋台を締める方向になるようにするためである(逆向きだと、橋台を外側へ引っ張るように力がかかり、弱くなる)。
データ
[編集]- 橋梁形式:3径間連続補剛トラス吊橋
- 着工:1978年(昭和53年)
- 竣工:1988年(昭和63年)
- 全長:1,723m
- 中央径間:1,100m(完成時点で日本最長)
- 側径間:274m
- メインケーブルの太さ:直径1.07m
- 橋脚の高さ
- 5P(三つ子島側):194m
- 6P(番の州側):186m
関連画像
[編集]-
南備讃瀬戸大橋の路上
-
南備讃瀬戸大橋をくぐる飛鳥II
隣接する橋梁
[編集]脚注
[編集]- ^ 佐藤健太郎 2014, p. 33、「国道の名所を行く」より
参考文献
[編集]- 河口栄二著、『瀬戸大橋をかけた男』(三省堂、1988年、ISBN 4-385-35326-3)
- 佐藤健太郎『ふしぎな国道』講談社〈講談社現代新書〉、2014年。ISBN 978-4-06-288282-8。
- 藤川寛之著、財団法人交通研究協会発行『本州四国連絡橋のはなし-長大橋を架ける-』(成山堂書店、2002年、ISBN 4-425-76111-1)