ノーベル物理学賞
ノーベル物理学賞 | |
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受賞対象 | 物理学 |
会場 | ストックホルム |
国 | スウェーデン |
主催 | スウェーデン王立科学アカデミー |
初回 | 1901年 |
最新回 | 2024年 |
最新受賞者 | ジョン・ホップフィールド ジェフリー・ヒントン |
公式サイト | https://www.nobelprize.org/ |
ノーベル物理学賞(ノーベルぶつりがくしょう)は、ノーベル賞の一部門。アルフレッド・ノーベルの遺言によって創設された5部門のうちの一つで、自然科学分野で権威ある賞。物理学の分野において重要な発見を行った人物に授与される[1]。
対象となる分野は大きく分けて、天文学や天体物理学、原子物理学、素粒子物理学の3分野であるが、気象学など地球科学からの受賞もある[2]。
ノーベル物理学賞のメダルは、表面にはアルフレッド・ノーベルの横顔(各賞共通)、裏面には宝箱を持ち雲の中から現れた自然の女神のベールを科学の神(科学のゲニウス)が持ち上げる素顔を眺めている姿がデザインされている(化学賞と共通)[3]。
歴代受賞者
[編集]1900年代
[編集]年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[4]・原著ないし関連論文 | |
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1901年 | ヴィルヘルム・レントゲン Wilhelm Conrad Röntgen |
ドイツ帝国 | 後に彼に因んで命名される[注 1]注目すべき放射線X線の発見 Nature: 53 (1896) 274-276 | |
1902年 | ヘンドリック・ローレンツ Hendrik Antoon Lorentz |
オランダ | 放射現象に対する磁性の影響[注 2]の研究 | |
ピーター・ゼーマン Pieter Zeeman |
オランダ | |||
1903年 | アンリ・ベクレル Antoine Henri Becquerel |
フランス共和国 | 自発的放射能の発見 | |
ピエール・キュリー Pierre Curie |
フランス共和国 | ベクレルによって発見された放射現象に関する共同研究[注 3] | ||
マリ・キュリー Marie Curie, née Sklodowska |
フランス共和国 ( ポーランド立憲王国出身) | |||
1904年 | レイリー卿 (ジョン・ウィリアム・ストラット) Lord Rayleigh (John William Strutt) |
イギリス | 重要な気体の密度に関する研究、およびこの研究により成されたアルゴンの発見 | |
1905年 | フィリップ・レーナルト Philipp Eduard Anton von Lenard |
ドイツ帝国 ( ハンガリー王国出身) |
陰極線に関する研究 | |
1906年 | ジョゼフ・ジョン・トムソン Joseph John Thomson |
イギリス | 気体の電気伝導[注 4]に関する理論および実験的研究 | |
1907年 | アルバート・マイケルソン Albert Abraham Michelson |
アメリカ合衆国 | 彼が考案した精密光学機器マイケルソン干渉計[注 5]とそれによる分光学および計量学の研究 | |
1908年 | ガブリエル・リップマン Gabriel Lippmann |
フランス共和国 | 彼が考案した、光干渉に基づき鮮明に色を複製する手法(リップマン式天然色写真)[注 6] | |
1909年 | グリエルモ・マルコーニ Guglielmo Marconi |
イタリア王国 | 無線通信の進展への貢献 | |
フェルディナント・ブラウン Karl Ferdinand Braun |
ドイツ帝国 |
1910年代
[編集]年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[4]・原著ないし関連論文 | |
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1910年 | ヨハネス・ファン・デル・ワールス Johannes Diderik van der Waals |
オランダ | 気体および液体の状態方程式に関する研究[注 7] | |
1911年 | ヴィルヘルム・ヴィーン Wilhelm Wien |
ドイツ帝国 | 熱放射を支配する法則に関する発見[注 8] Ann. Phys.: 58 (1896) 662-669 Philos. Mag. ser5: 43 (1897) 214-220 | |
1912年 | ニルス・グスタフ・ダレーン Nils Gustaf Dalén |
スウェーデン | 灯台や灯浮標などの照明用ガス貯蔵器に取り付ける自動調節機の発明 | |
1913年 | ヘイケ・カメルリング・オネス Heike Kamerlingh Onnes |
オランダ | 低温における物性の研究[注 9]、特にその成果である液体ヘリウムの生成 | |
1914年 | マックス・フォン・ラウエ Max von Laue |
ドイツ帝国 | 結晶によるX線回折現象の発見 | |
1915年 | ヘンリー・ブラッグ Sir William Henry Bragg |
イギリス | X線による結晶構造解析に関する研究[注 10] Nature: 90 (1912) 219-219 (William Henry Bragg) Nature: 90 (1912) 410-410 (William Lawrence Bragg) | |
ローレンス・ブラッグ William Lawrence Bragg |
イギリス | |||
1916年 | 受賞者なし | 賞金はノーベル物理学賞の基金に割り当てられた | ||
1917年 | チャールズ・バークラ Charles Glover Barkla |
イギリス | 元素の特性X線の発見 | |
1918年 | マックス・プランク Max Karl Ernst Ludwig Planck |
ドイツ帝国 | エネルギー量子の発見による物理学の進展への貢献 Annalen der Physik: 1 (1900) 719 Annalen der Physik: 4 (1901) 553 | |
1919年 | ヨハネス・シュタルク Johannes Stark |
ドイツ国 | カナル線のドップラー効果、および電場中でのスペクトル線の分裂[注 11]の発見 |
1920年代
[編集]年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[4]・原著ないし関連論文 | |
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1920年 | シャルル・エドゥアール・ギヨーム Charles Edouard Guillaume |
スイス | インバー合金の発見とそれによる精密測定の開発 | |
1921年 | アルベルト・アインシュタイン Albert Einstein |
スイス | 理論物理学に対する貢献、特に光電効果の法則の発見 Ann. Phys. (Berlin): 17 (1905) 132-148 Ann. Phys. (Berlin): 20 (1906) 199-206 Ann. Phys. (Berlin): 22 (1907) 180-190 Phys. Z.: 10 (1909) 185-193 Verh. der Deutschen Physikal. Gesellschaft: 18 (1916) 318-328 Phys. Z.: 18 (1917) 121-128 | |
1922年 | ニールス・ボーア Niels Henrik David Bohr |
デンマーク | 原子構造と原子から放射に関する研究についての貢献 Philos. Mag. ser.6: 26 (1913) 1-24 Philos. Mag. ser.6: 26 (1913) 476-502 Philos. Mag. ser.6: 26 (1913) 857-875 | |
1923年 | ロバート・ミリカン Robert Andrews Millikan |
アメリカ合衆国 | 電気素量[注 12]および光電効果[注 13]に関する研究 Phys. Mag. XIX: 6 (1910), 209 Phys. Rev. 2 (1913), 109-143 | |
1924年 | マンネ・シーグバーン Karl Manne Georg Siegbahn |
スウェーデン | X線分光学における研究および発見 | |
1925年 | ジェイムス・フランク James Franck |
ドイツ国 | 電子の原子に対する衝突を支配する法則の発見[注 14] | |
グスタフ・ヘルツ Gustav Ludwig Hertz |
ドイツ国 | |||
1926年 | ジャン・ペラン Jean Baptiste Perrin |
フランス共和国 | 物質の不連続的構造に関する研究、特に沈殿平衡についての発見[注 15] Ann. de Chim. et de Phys. (VIII): 18 (1909) 5-114 | |
1927年 | アーサー・コンプトン Arthur Holly Compton |
アメリカ合衆国 | 彼に因んで命名されたコンプトン効果の発見 | |
チャールズ・トムソン・リーズ・ウィルソン Charles Thomson Rees Wilson |
イギリス | 霧箱(蒸気の凝縮により荷電粒子の飛跡を観察できるようにする方法)の考案 | ||
1928年 | オーエン・リチャードソン Owen Willans Richardson |
イギリス | 熱電子効果の研究、特に彼に因んで命名されたリチャードソンの法則の発見 Proc. Cambridge Philos. Soc.: 11 (1901) 286-295 Philos. Mag. ser.6: 23 (1912) 263-278 Science: 38 (1913) 57-61 | |
1929年 | ルイ・ド・ブロイ Prince Louis-Victor Pierre Raymond de Broglie |
フランス共和国 | 電子の波動的特性[注 16]の発見 |
1930年代
[編集]年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[4]・原著ないし関連論文 | |
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1930年 | チャンドラセカール・ラマン Sir Chandrasekhara Venkata Raman |
イギリス領インド帝国 | 光散乱に関する研究と彼に因んで命名されたラマン効果の発見 Nature: 121 (1928) 501 Indian J. Phys.: 2 (1928) 387 | |
1931年 | 受賞者なし | 賞金はノーベル物理学賞の基金に割り当てられた | ||
1932年 | ヴェルナー・ハイゼンベルク Werner Karl Heisenberg |
ドイツ国 | 量子力学の創始[注 17]ならびにその応用、特に同素異形の水素[注 18]の発見 Z. Phys.: 33 (1925) 879-893 | |
1933年 | エルヴィン・シュレーディンガー Erwin Schrödinger |
オーストリア | 原子論の新しく有効な形式の発見[注 19] Phys. Rev.: 28 (1926) 1049-1970 (Schrödinger) | |
ポール・ディラック Paul Adrien Maurice Dirac |
イギリス | |||
1934年 | 受賞者なし | 賞金の3分の1はノーベル財団の基金に、残り3分の2はノーベル物理学賞の基金に割り当てられた | ||
1935年 | ジェームズ・チャドウィック James Chadwick |
イギリス | 中性子の発見 Nature: 129 (1932) 312 | |
1936年 | ヴィクトール・フランツ・ヘス Victor Franz Hess |
オーストリア | 宇宙線の発見 Phys. Z.: 13 (1912) 1084-1091 | |
カール・デイヴィッド・アンダーソン Carl David Anderson |
アメリカ合衆国 | 陽電子の発見 Phys. Rev.: 43 (1933) 491-498 Phys. Rev.: 44 (1933) 406-423 | ||
1937年 | クリントン・デイヴィソン Clinton Joseph Davisson |
アメリカ合衆国 | 結晶による電子線回折現象の発見 | |
ジョージ・パジェット・トムソン George Paget Thomson |
イギリス | |||
1938年 | エンリコ・フェルミ Enrico Fermi |
イタリア王国 | 中性子放射による新放射性元素の存在証明および関連して熱中性子による原子核反応の発見 Z. f. Phys.: 88 (1934) 161 Nuovo Cim.: 11 (1934) 1 | |
1939年 | アーネスト・ローレンス Ernest Orlando Lawrence |
アメリカ合衆国 | サイクロトロンの発明・開発およびその成果、特に人工放射性元素 |
1940年代
[編集]年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[4]・原著ないし関連論文 | |
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1940年 | 受賞者なし | 賞金の3分の1はノーベル財団の基金に、残り3分の2はノーベル物理学賞の基金に割り当てられた | ||
1941年 | ||||
1942年 | ||||
1943年 | オットー・シュテルン Otto Stern |
アメリカ合衆国 | 分子線の手法の開発[注 20]への貢献と陽子の磁気モーメントの発見 | |
1944年 | イジドール・イザーク・ラービ Isidor Isaac Rabi |
アメリカ合衆国
( オーストリア=ハンガリー帝国出身) |
彼が考案した、原子核の磁気的性質[注 21]を測定する共鳴法[注 22] Phys. Rev.: 55 (1939) 526 | |
1945年 | ヴォルフガング・パウリ Wolfgang Pauli |
アメリカ合衆国
( オーストリア=ハンガリー帝国出身) |
パウリ原理とも呼ばれる排他律の発見 Z. f. Phys.: 31 (1925) 765-783 | |
1946年 | パーシー・ブリッジマン Percy Williams Bridgman |
アメリカ合衆国 | 超高圧装置の発明と、それによる高圧物理学に関する発見 | |
1947年 | エドワード・アップルトン Sir Edward Victor Appleton |
イギリス | 上層大気の物理的研究、特にアップルトン層の発見 | |
1948年 | パトリック・ブラケット Patrick Maynard Stuart Blackett |
イギリス | ウィルソンの霧箱の手法の発展と、それによる原子核物理学および宇宙線の分野における発見 | |
1949年 | 湯川秀樹 Hideki Yukawa |
日本 | 核力の理論的研究[注 23]に基づく中間子の存在の予想 Proc. Phys. Math. Soc. Jap.: 17 (1935) 48 |
1950年代
[編集]年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[4]・原著ないし関連論文 | |
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1950年 | セシル・パウエル Cecil Frank Powell |
イギリス | 写真による原子核崩壊過程の研究方法の開発およびその方法による諸中間子の発見 | |
1951年 | ジョン・コッククロフト Sir John Douglas Cockcroft |
イギリス | 人工的に加速した[注 24]原子核粒子による原子核変換についての先駆的研究 | |
アーネスト・ウォルトン Ernest Thomas Sinton Walton |
アイルランド | |||
1952年 | フェリックス・ブロッホ Felix Bloch |
スイス | 核磁気の精密な測定における新しい方法[注 25]の開発とそれについての発見 Phys. Rev.: 69 (1946) 127 (Bloch) Phys. Rev.: 70 (1946) 460-474 (Bloch) Phys. Rev.: 69 (1946) 37-38 (Purcell) Phys. Rev.: 73 (1948) 679-712 (Purcell) | |
エドワード・ミルズ・パーセル Edward Mills Purcell |
アメリカ合衆国 | |||
1953年 | フリッツ・ゼルニケ Frits (Frederik) Zernike |
オランダ | 位相差を用いた手法の実証、特に位相差顕微鏡の発明 Physica: 1 (1934) 689-704 Z. Tech. Phys.: 16 (1935) 454-457 Physica: 9 (1942) 686-698 Physica: 9 (1942) 974-986 | |
1954年 | マックス・ボルン Max Born |
イギリス | 量子力学に関する基礎研究、特に波動関数の確率解釈[注 26] | |
ヴァルター・ボーテ Walther Bothe |
西ドイツ | コインシデンス法による原子核反応とそれによる発見 | ||
1955年 | ウィリス・ラム Willis Eugene Lamb |
アメリカ合衆国 | 水素スペクトルの微細構造[注 27]に関する発見 | |
ポリカプ・クッシュ Polykarp Kusch |
アメリカ合衆国 | 彼が考案した電子の磁気モーメントの正確な決定法[注 28] | ||
1956年 | ウィリアム・ショックレー William Bradford Shockley |
アメリカ合衆国 | 半導体の研究およびトランジスタ効果の発見 | |
ジョン・バーディーン John Bardeen |
アメリカ合衆国 | |||
ウォルター・ブラッテン Walter Houser Brattain |
アメリカ合衆国 | |||
1957年 | 楊振寧 Chen Ning Yang |
アメリカ合衆国 ( 中華民国出身) |
素粒子物理学における重要な発見に導いた、いわゆるパリティについての洞察的な研究[注 29] Phys. Rev.: 104 (1956) 254-258 (Yang and Lee) | |
李政道 Tsung-Dao Lee |
アメリカ合衆国 ( 中華民国出身) | |||
1958年 | パーヴェル・チェレンコフ Pavel Alekseyevich Cherenkov |
ソビエト連邦 | チェレンコフ効果の発見とその解釈 C.R. Acad. Sci. USSR: 2 (1934) 451 (Cherenkov) C.R. Acad. Sci. USSR: 14 (1937) 107 (Frank and Tamm) | |
イリヤ・フランク Ilya Mikhailovich Frank |
ソビエト連邦 | |||
イーゴリ・タム Igor Yevgenyevich Tamm |
ソビエト連邦 | |||
1959年 | エミリオ・セグレ Emilio Gino Segrè |
アメリカ合衆国 | 反陽子の発見 Phys. Rev.: 100 (1955) 947-950 (Segrè and Chamberlain) | |
オーウェン・チェンバレン Owen Chamberlain |
アメリカ合衆国 |
1960年代
[編集]年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[4]・原著ないし関連論文 | |
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1960年 | ドナルド・グレーザー Donald Arthur Glaser |
アメリカ合衆国 | 泡箱の発明 Phys. Rev.: 87 (1952) 665-665 | |
1961年 | ロバート・ホフスタッター Robert Hofstadter |
アメリカ合衆国 | 原子核内での電子線散乱とそれによる核子の構造の発見[注 30]
Phys. Rev. Lett.: 5 (1960) 263-265 Phys. Rev. Lett.: 6 (1961) 293-296 | |
ルドルフ・メスバウアー Rudolf Ludwig Mössbauer |
西ドイツ | ガンマ線の共鳴吸収についての研究および、それに関連する彼に因んで命名されたメスバウアー効果の発見 | ||
1962年 | レフ・ランダウ Lev Davidovich Landau |
ソビエト連邦 | 彼が確立した凝縮系物理の理論、特に液体ヘリウムについて | |
1963年 | ユージン・ウィグナー Eugene Paul Wigner |
アメリカ合衆国 ( ハンガリー王国出身) |
原子核および素粒子に関する理論への貢献、特に対称性の基本原理の発見とその応用 | |
マリア・ゲッパート=メイヤー Maria Goeppert-Mayer |
アメリカ合衆国 | 原子核の殻構造に関する発見[注 31] Phys. Rev.: 75 (1949) 1766–1766 (Jensen) Phys. Rev.: 79 (1950) 1019–1019 (Jensen) | ||
ヨハネス・ハンス・イェンゼン J. Hans D. Jensen |
西ドイツ | |||
1964年 | チャールズ・タウンズ Charles Hard Townes |
アメリカ合衆国 | 量子エレクトロニクス分野の基礎研究および、メーザー・レーザー原理に基づく振動子・増幅器の構築 | |
ニコライ・バソフ Nikolay Gennadiyevich Basov |
ソビエト連邦 | |||
アレクサンドル・プロホロフ Aleksandr Mikhailovich Prokhorov |
ソビエト連邦 | |||
1965年 | 朝永振一郎 Shin-ichiro Tomonaga |
日本 | 量子電磁力学の分野における基礎研究と、素粒子物理学についての深い結論[注 32] Prog. Theor. Phys.: 1 (1946) 27-42 (Tomonaga) Phys. Rev.: 82 (1951) 664-679 (Schwinger) Phys. Rev.: 80 (1950) 440-457(Feynman) Phys. Rev.: 84 (1951) 108-128 (Feynman) | |
ジュリアン・シュウィンガー Julian Schwinger |
アメリカ合衆国 | |||
リチャード・P・ファインマン Richard P. Feynman |
アメリカ合衆国 | |||
1966年 | アルフレッド・カストレル Alfred Kastler |
フランス | 原子のラジオ波共鳴を研究するための光学的手法の発見および開発[注 33] | |
1967年 | ハンス・ベーテ Hans Albrecht Bethe |
アメリカ合衆国 | 原子核反応理論への貢献、特に星の内部におけるエネルギー生成に関する発見 Phys. Rev.: 55 (1939) 434-456 | |
1968年 | ルイス・ウォルター・アルヴァレズ Luis Walter Alvarez |
アメリカ合衆国 | 素粒子物理学に対する決定的な貢献、特に彼がもたらした水素泡箱を用いた手法、およびデータ解析の発展により可能となった多数の共鳴状態の発見 | |
1969年 | マレー・ゲルマン Murray Gell-Mann |
アメリカ合衆国 | 素粒子の分類およびその相互作用に関する貢献と発見[注 34] Phys. Rev.: 92 (1953) 833-834 |
1970年代
[編集]年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[4]・原著ないし関連論文 | |
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1970年 | ハンス・アルヴェーン Hannes Olof Gösta Alfvén |
スウェーデン | プラズマ物理学の様々な部分への有意義な応用[注 35]を伴う、電磁流体力学における基礎的研究および発見 | |
ルイ・ネール Louis Eugène Félix Néel |
フランス | 固体物理学における重要な応用をもたらした反強磁性[注 36]および フェリ磁性に関する基礎的研究および発見 | ||
1971年 | ガーボル・デーネシュ Dennis Gabor |
イギリス ( ハンガリー王国出身) |
ホログラフィーの発明および発展 Nature: 161 (1948) 777-779 Proc. Roy. Soc.: A197 (1949) 454 Proc. Phys. Soc.: B64 (1951) 449 | |
1972年 | ジョン・バーディーン John Bardeen |
アメリカ合衆国 | 一般にBCS理論[注 37]と呼ばれている、彼らが共同で発展させた超伝導についての理論 Phys. Rev.: 108 (1957) 1175-1204 (Bardeen, Cooper, and Schrieffer) | |
レオン・クーパー Leon Neil Cooper |
アメリカ合衆国 | |||
ジョン・ロバート・シュリーファー John Robert Schrieffer |
アメリカ合衆国 | |||
1973年 | 江崎玲於奈 Leo Esaki |
日本 | 半導体内および超伝導体内の各々におけるトンネル効果の実験的発見 Phys. Rev. Lett.: 5 (1960) 147-148 (Giaever) Phys. Rev. Lett.: 5 (1960) 464-466 (Giaever) | |
アイヴァー・ジェーバー Ivar Giaever |
アメリカ合衆国 ( ノルウェー出身) | |||
ブライアン・ジョゼフソン Brian David Josephson |
イギリス | トンネル接合を通過する超電流の性質、特にジョセフソン効果としてよく知られる普遍的現象の理論的予測 Phys. Lett.: 1 (1962) 251-253 Adv. Phys.: 14 (1965) 419 | ||
1974年 | マーティン・ライル Sir Martin Ryle |
イギリス | 電波天文学における先駆的研究(観測および発明、特に開口合成技術に関して) | |
アントニー・ヒューイッシュ Antony Hewish |
イギリス | 電波天文学における先駆的研究(パルサーの発見に果たした決定的な役割[注 38]) | ||
1975年 | オーゲ・ニールス・ボーア Aage Niels Bohr |
デンマーク | 核子の集団運動と独立粒子運動との関係の発見、 およびこの関係に基づく原子核構造に関する理論の開発[注 39] | |
ベン・ロイ・モッテルソン Ben Roy Mottelson |
デンマーク ( アメリカ合衆国出身) | |||
レオ・ジェームス・レインウォーター Leo James Rainwater |
アメリカ合衆国 | |||
1976年 | バートン・リヒター Burton Richter |
アメリカ合衆国 | 新種の重い素粒子の発見についての先駆的研究 Phys. Rev. Lett.: 33 (1974) 1404-1406 (S. C. C. Ting) Phys. Rev. Lett.: 33 (1974) 1406-1408 (B. Richter) Phys. Rev. Lett.: 33 (1974) 1408-1410 (フラスカティ国立研究所(LNF)による追実験) Phys. Rev. Lett.: 25 (1970) 1523-1526 (J/ψの予兆)[注 40] | |
サミュエル・ティン(丁肇中) Samuel Chao Chung Ting |
アメリカ合衆国 | |||
1977年 | フィリップ・アンダーソン Philip Warren Anderson |
アメリカ合衆国 | 磁性体と無秩序系の電子構造の基礎理論的研究[注 41] Phys. Rev.: 109 (1958) 1492-1505 (Anderson) Proc. Roy. Soc.: A62 (1949) 416 (Mott) Rev. Mod. Phys. 40 (1968) 677-683 (Mott) Phys. Rev. Lett.: 35 (1975) 1293-1296 (Mott) | |
ネヴィル・モット Sir Nevill Francis Mott |
イギリス | |||
ジョン・ヴァン・ヴレック John Hasbrouck Van Vleck |
アメリカ合衆国 | |||
1978年 | ピョートル・カピッツァ Pyotr Leonidovich Kapitsa |
ソビエト連邦 | 低温物理学における基礎的発明および諸発見[注 42] | |
アーノ・ペンジアス Arno Allan Penzias |
アメリカ合衆国 ( ドイツ国出身) |
宇宙マイクロ波背景放射の発見[注 43] Astrophys.J.: 142 (1965) 419 | ||
ロバート・W・ウィルソン Robert Woodrow Wilson |
アメリカ合衆国 | |||
1979年 | シェルドン・グラショー Sheldon Lee Glashow |
アメリカ合衆国 | 素粒子間に働く弱い相互作用と電磁相互作用を統一した相互作用についての理論への貢献、特に弱中性カレントの予想[注 44] Nucl. Phys.: 22 (1961) 579-588 (Glashow) | |
アブドゥッサラーム Abdus Salam |
パキスタン | |||
スティーヴン・ワインバーグ Steven Weinberg |
アメリカ合衆国 |
1980年代
[編集]年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[4]・原著ないし関連論文 | |
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1980年 | ジェイムズ・クローニン James Cronin |
アメリカ合衆国 | 中性K中間子崩壊における基礎的な対称性の破れの発見 Phys. Rev. Lett.: 13 (1964) 138-140 (Cronin, and Fitch) | |
ヴァル・フィッチ Val Logsdon Fitch |
アメリカ合衆国 | |||
1981年 | ニコラス・ブルームバーゲン Nicolaas Bloembergen |
アメリカ合衆国 ( オランダ出身) |
レーザー分光学への貢献 Phys. Rev.: 104 (1956) 324-327 (Bloembergen) Phys. Rev.: 127 (1962) 1918-1939 (Bloembergen) | |
アーサー・ショーロー Arthur Leonard Schawlow |
アメリカ合衆国 | |||
カイ・シーグバーン Kai Manne Börje Siegbahn |
スウェーデン | 高分解能光電子分光法の開発 | ||
1982年 | ケネス・ウィルソン Kenneth G. Wilson |
アメリカ合衆国 | 相転移に関連した臨界現象に関する理論[注 45] Phys. Rev. B: 4 (1971) 3174-3183 Phys. Rev. B: 4 (1971) 3184-3205 Phys. Rev. Lett.: 28 (1972) 240-243 Phys. Rev. Lett.: 28 (1972) 548-551 Phys. Rep.: 12 (1974) 75-199 Rev. Mod. Phys.: 47 (1975) 773-840 | |
1983年 | スブラマニアン・チャンドラセカール Subrahmanyan Chandrasekhar |
アメリカ合衆国 ( インド出身) |
星の構造および進化にとって重要な物理的過程に関する理論的研究[注 46] Philos. Mag.: 11 (1931) 592 Astrophys. J.: 74 (1931) 81 Astrophys. J.: 96 (1942) 161 | |
ウィリアム・ファウラー William Alfred Fowler |
アメリカ合衆国 | 宇宙における化学元素の生成にとって重要な原子核反応に関する理論的および実験的研究 Rev. Mod. Phys.: 29 (1957) 547-650 | ||
1984年 | カルロ・ルビア Carlo Rubbia |
イタリア | 弱い相互作用を媒介する場であるW粒子およびZ粒子の発見を導いた巨大プロジェクトへの決定的貢献
CERN/ISR-PO: 70-5(1970) (van der Meer) | |
シモン・ファンデルメール Simon van der Meer |
オランダ | |||
1985年 | クラウス・フォン・クリッツィング Klaus von Klitzing |
西ドイツ | 量子ホール効果の発見[注 47] Phys. Rev. Lett.: 45 (1980) 494-497 Metrologia: 21 (1985) 11-19 | |
1986年 | エルンスト・ルスカ Ernst Ruska |
西ドイツ | 電子を用いた光学に関する基礎研究、特に最初の電子顕微鏡の設計 | |
ゲルト・ビーニッヒ Gerd Binnig |
西ドイツ | 走査型トンネル電子顕微鏡の設計 Phys. Rev. Lett.: 49 (1982) 57-61 (Binnig, and Rohrer) | ||
ハインリッヒ・ローラー Heinrich Rohrer |
スイス | |||
1987年 | ヨハネス・ベドノルツ J. Georg Bednorz |
西ドイツ | セラミックスの超伝導体[注 48]を発見したことによる重要なブレイクスルー Zeitschrift für Physik B 64 (1986) 189-193 (Bednorz, and Muller) | |
カール・アレクサンダー・ミュラー Karl Alexander Müller |
スイス | |||
1988年 | レオン・レーダーマン Leon M. Lederman |
アメリカ合衆国 | ニュートリノビーム法、およびミューニュートリノの発見によるレプトンの二重構造の実証 Phys. Rev. Lett.: 9 (1962) 36–44 (Lederman, Schwartz, and Steinberger) | |
メルヴィン・シュワーツ Melvin Schwartz |
アメリカ合衆国 | |||
ジャック・シュタインバーガー Jack Steinberger |
アメリカ合衆国 ( ドイツ国出身) | |||
1989年 | ノーマン・ラムゼー Norman F. Ramsey |
アメリカ合衆国 | 分離振動場法[注 49]の開発、およびその水素メーザーや原子時計への応用 Phys. Rev.: 76 (1949) 996 Phys. Rev.: 78 (1950) 695-699 Phys. Rev.: 78 (1950) 699–703 Phys. Rev.: 126 (1962) 603–615 J. Res. Nat. Bur. Stand.: 88 (1983) 301-320 Rev. Mod. Phys.: 62 (1990) 541–552 | |
ハンス・デーメルト Hans G. Dehmelt |
アメリカ合衆国 ( ドイツ国出身) |
イオントラップ法の開発 Phys. Rev. Lett.: 41 (1978) 233-236 Phys. Rev. A: 22 (1980) 1137-1140 Phys. Rev. Lett.: 55 (1985) 67-70 Phys. Rev. Lett.: 56 (1986) 2797-2799 Phys. Rev. Lett.: 59 (1987) 26-29 (Dehmelt) | ||
ヴォルフガング・パウル Wolfgang Paul |
西ドイツ |
1990年代
[編集]年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[4]・原著ないし関連論文 | |
---|---|---|---|---|
1990年 | ジェローム・アイザック・フリードマン Jerome I. Friedman |
アメリカ合衆国 | 素粒子物理学におけるクォーク模型の展開に決定的な重要性[注 50]を持った、陽子および束縛中性子標的による電子の深非弾性散乱に関する先駆的研究 Phys. Rev. Lett.: 23 (1969) 930-934 Phys. Rev. Lett.: 23 (1969) 935-939 | |
ヘンリー・ケンドール Henry W. Kendall |
アメリカ合衆国 | |||
リチャード・E・テイラー Richard E. Taylor |
カナダ | |||
1991年 | ピエール=ジル・ドゥジェンヌ Pierre-Gilles de Gennes |
フランス | 単純な系の秩序現象を研究するために開発された手法が、より複雑な物質、特に液晶や高分子[注 51]の研究にも一般化できることの発見 Phys. Lett. A: 38 (1972) 339-340 Macromolecules: 8 (1975) 80 J. Physique: 39 (1978) 77 Rev. Mod. Phys.: 57 (1985) 827-863 Adv. Colloid Interface Sci.: 27 (1987) 189 Mater. Res. Soc. Bull.: 16 (1991) 20 | |
1992年 | ジョルジュ・シャルパク Georges Charpak |
フランス ( ポーランド出身) |
粒子検知器、特に多線式比例計数管の発明および発展[注 52] Nucl. Instrum. Methods: 62 (1968) 262-268 Nucl. Instrum. Methods: 80 (1970) 13-34 | |
1993年 | ラッセル・ハルス Russell A. Hulse |
アメリカ合衆国 | 重力研究の新しい可能性を開いた新型連星パルサーの発見[注 53] Astrophys. J. Lett.: 195 (1975) L51-L53 | |
ジョゼフ・テイラー Joseph Hooton Taylor, Jr. |
アメリカ合衆国 | |||
1994年 | バートラム・ブロックハウス Bertram N. Brockhouse |
カナダ | 凝縮体の研究に用いる中性子散乱技術の開発についての先駆的貢献(中性子分光法の開発) Phys. Rev.: 111 (1958) 747-754 Rev. Mod. Phys.: 30(1958)236-249(erratum RMP 30(1958)1177) Phys. Rev. Lett.: 2 (1959) 256-258 Phys. Rev.: 119(1960)980-999 | |
クリフォード・シャル Clifford G. Shull |
アメリカ合衆国 | 凝縮体の研究に用いる中性子散乱技術の開発についての先駆的貢献(中性子回折技術の開発) Phys. Rev.: 76 (1949) 1256-1257 Phys. Rev.: 81 (1951) 527-535 Phys. Rev.: 83 (1951) 333-345 Rev. Mod. Phys.: 25(1953)100-107 Phys. Rev.: 97 (1955) 304-310 | ||
1995年 | マーチン・パール Martin L. Perl |
アメリカ合衆国 | レプトン物理学の先駆的実験(タウ粒子の発見) Phys. Rev. Lett.: 35 (1975) 1489-1492 Phys. Lett. B: 63 (1976) 466-470 | |
フレデリック・ライネス Frederick Reines |
アメリカ合衆国 | レプトン物理学の先駆的実験(ニュートリノの検出) Science: 124 (1956) 103-104 | ||
1996年 | デビッド・リー David M. Lee |
アメリカ合衆国 | ヘリウム3の超流動の発見[注 54] Phys. Rev. Lett.: 28 (1972) 885-888 (Osheroff, Richardson, and Lee) Phys. Rev. Lett.: 29 (1972) 920-923 (Osheroff, Richardson, and Lee) Phys. Rev. A: 8 (1973) 1633–1637 (Osheroff, Richardson, and Lee) | |
ダグラス・D・オシェロフ Douglas D. Osheroff |
アメリカ合衆国 | |||
ロバート・リチャードソン Robert C. Richardson |
アメリカ合衆国 | |||
1997年 | スティーブン・チュー Steven Chu |
アメリカ合衆国 | レーザー光を用いて原子を冷却および捕捉する手法の開発[注 55] Phys. Rev. Lett.: 55 (1985) 48-51 (Chu) Phys. Rev. Lett.: 57 (1986) 314-317 (Chu) Phys. Rev. Lett.: 61 (1988) 169-172 (Phillips) Phys. Rev. Lett.: 57 (1986) 1688-1691 (Cohen-Tannoudji) Phys. Rev. Lett.: 59 (1987) 1659-1662 (Cohen-Tannoudji) Phys. Rev. Lett.: 61 (1988) 826-829 (Cohen-Tannoudji) J. Opt. Soc. Am. B.: 6 (1989) 2023-2045 (Cohen-Tannoudji) | |
クロード・コーエン=タヌージ Claude Cohen-Tannoudji |
フランス ( アルジェリア出身) | |||
ウィリアム・ダニエル・フィリップス William D. Phillips |
アメリカ合衆国 | |||
1998年 | ロバート・B・ラフリン Robert B. Laughlin |
アメリカ合衆国 | 分数電荷の励起状態を持つ新たな量子流体の形態[注 56]の発見 Phys. Rev. Lett.: 48 (1982) 1559-1562 (Tsui and Störmer) Phys. Rev. Lett.: 50 (1983) 1395-1398 (Laughlin) | |
ホルスト・ルートヴィヒ・シュテルマー Horst L. Störmer |
ドイツ | |||
ダニエル・ツイ(崔琦) Daniel C. Tsui |
アメリカ合衆国 ( 中華民国出身) | |||
1999年 | ヘーラルト・トホーフト Gerardus 't Hooft |
オランダ | 物理学における電弱相互作用の量子構造の解明[注 57] Nucl. Phys.: B7 (1968) 637-650 (Veltman) Nucl. Phys.: B33 (1971) 173-199 ('t Hooft) Nucl. Phys.: B35 (1971) 167-188 ('t Hooft) Nucl. Phys.: B44 (1972) 189-213 ('t Hooft and Veltman) Nucl. Phys.: B50 (1972) 318-353 ('t Hooft and Veltman) | |
マルティヌス・フェルトマン Martinus J. G. Veltman |
オランダ |
2000年代
[編集]年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[4]・原著ないし関連論文 | |
---|---|---|---|---|
2000年 | ジョレス・アルフョーロフ Zhores I. Alferov |
ロシア | 情報通信技術における基礎研究(高速エレクトロニクスおよび光エレクトロニクスに利用される半導体ヘテロ構造の開発[注 58]) | |
ハーバート・クレーマー Herbert Kroemer |
ドイツ | |||
ジャック・キルビー Jack S. Kilby |
アメリカ合衆国 | 情報通信技術における基礎研究(集積回路の発明) | ||
2001年 | エリック・コーネル Eric A. Cornell |
アメリカ合衆国 | アルカリ金属原子[注 59]の希薄気体でのボース=アインシュタイン凝縮の実現、および凝縮体の性質に関する基礎的研究 Science 269 (1995) 198–201 (Cornell and Wieman) Phys. Rev. Lett.: 77 (1996) 420-423 (Cornell and Wieman) Phys. Rev. Lett.: 75 (1995) 3969-3973 (Ketterle) | |
ヴォルフガング・ケターレ Wolfgang Ketterle |
ドイツ | |||
カール・ワイマン Carl E. Wieman |
アメリカ合衆国 | |||
2002年 | レイモンド・デイビス Raymond Davis Jr. |
アメリカ合衆国 | 天体物理学への先駆的貢献、特に宇宙ニュートリノの検出[注 60] Phys. Rev. Lett.: 12 (1964) 303-305 (Davis) Phys. Rev. Lett.: 20 (1968) 1205-1209 (Davis) Phys. Rev. Lett.: 58 (1987) 1490-1493 (Koshiba) Phys. Rev. D: 38(1988) 448-458 (Koshiba) Phys. Rev. Lett.: 77(1996) 1683-1686 (Koshiba) Phys. Rev. Lett.: 81 (1998) 1562-1567 (Koshiba) | |
小柴昌俊 Masatoshi Koshiba |
日本 | |||
リカルド・ジャコーニ Riccardo Giacconi |
アメリカ合衆国 | 宇宙X線源[注 61]の発見を導いた天体物理学への先駆的貢献 Phys. Rev. Lett.: 9 (1962) 439-443 Phys. Rev. Lett.: 11 (1963) 530-535 | ||
2003年 | アレクセイ・アブリコソフ Alexei A. Abrikosov |
アメリカ合衆国 ロシア |
超伝導と超流動の理論に関する先駆的貢献[注 62] Sov. Phys. JETP: 5 (1957) 1174-1182 (Abrikosov) Zh. Eksp. Teor. Fiz. 32 (1957) 1442-1452 (Abrikosov) Zh. Eksp. Teor. Fiz.: 20 (1950) 1064-1082 (Ginzburg) Phys. Rev.: 140 (1965) A1869-A1888 (Leggett) Phys. Rev.: 147 (1966) 119-130 (Leggett) Phys. Rev. Lett.: 29 (1972) 1227-1230 (Leggett) Phys. Rev. Lett.: 31 (1973) 352-355 (Leggett) Rev. Mod. Phys.: 47 (1975) 331-414 (Leggett) Phys. Rev. Lett. 46 (1981) 211-214 (Leggett) | |
ヴィタリー・ギンツブルク Vitaly L. Ginzburg |
ロシア | |||
アンソニー・レゲット Anthony J. Leggett |
イギリス アメリカ合衆国 | |||
2004年 | デイビッド・グロス David J. Gross |
アメリカ合衆国 | 強い相互作用における漸近的自由性の理論的発見 Phys. Rev. Lett.: 30 (1973) 1343–1346 (Gross and Wilczek) Phys. Rev. D: 8 (1973) 3633-3652 (Gross and Wilczek) Phys. Rev. D: 9 (1974) 980-993 (Gross and Wilczek) Phys. Rev. Lett.: 30 (1973) 1346-1349 (Politzer) Phys. Rep.: 14 (1974) 129-180 (Politzer) | |
H. デビッド・ポリツァー H. David Politzer |
アメリカ合衆国 | |||
フランク・ウィルチェック Frank Wilczek |
アメリカ合衆国 | |||
2005年 | ロイ・グラウバー Roy J. Glauber |
アメリカ合衆国 | 光学コヒーレンス[注 63]の量子論への貢献[注 64] Phys. Rev. Lett.: 10 (1963) 84-86 Phys. Rev.: 130 (1963) 2529-2539 Phys. Rev.: 131 (1963) 2766-2788 | |
ジョン・ホール John L. Hall |
アメリカ合衆国 | 光周波数コム技術[注 65]を含む、レーザーに基づく精密分光法の開発への貢献 Science: 288 (2000) 635-639 (Hall) Rev. Sci. Instrum.: 72 (2001) 3749-3771 (Hall) Phys. Rev. Lett.: 87 (2001) 270801 [4-pages] (Hall) Phys. Rev. Lett.: 82 (1999) 3568-3571 (Hansch) Phys. Rev. Lett.: 84 (2000) 5102-5105 (Hall and Hansch) Phys. Rev. Lett.: 84 (2000) 5496-5499 (Hansch) Phys. Rev. Lett.: 85 (2000) 2264-2267 (Hansch) | ||
テオドール・ヘンシュ Theodor W. Hänsch |
ドイツ | |||
2006年 | ジョン・C・マザー John C. Mather |
アメリカ合衆国 | 宇宙マイクロ波背景放射が黒体放射の形をとることおよびその非等方性の発見[注 66] Astrophys. J.: 420 (1994) 439-444 Astrophys. J.: 464 (1996) L1-L4 | |
ジョージ・スムート George F. Smoot |
アメリカ合衆国 | |||
2007年 | アルベール・フェール Albert Fert |
フランス | 巨大磁気抵抗の発見[注 67] Phys. Rev. Lett.: 61 (1988) 2472-2475 (Fert) Phys. Rev. B: 39 (1989) 4828-4830 (Grünberg) | |
ペーター・グリューンベルク Peter Grünberg |
ドイツ | |||
2008年 | 南部陽一郎 Yoichiro Nambu |
アメリカ合衆国 ( 日本出身) |
素粒子物理学および原子核物理学における自発的対称性の破れの機構の発見 Phys. Rev.: 117 (1960) 648 Phys. Rev.: 122 (1961) 345-358 Phys. Rev.: 124 (1961) 246-254 | |
小林誠 Makoto Kobayashi |
日本 | 自然界においてクォークが少なくとも3世代以上存在することを予言する、対称性の破れ[注 68]の起源の発見[注 69] Progress of Theoretical Physics Vol. 49 No. 2 (1973) pp. 652-657 | ||
益川敏英 Toshihide Maskawa |
日本 | |||
2009年 | チャールズ・カオ(高錕) Charles K. Kao |
イギリス アメリカ合衆国 ( 中華民国出身、1948年香港移住) |
光通信を目的としたファイバー内光伝達に関する画期的業績[注 70] Proc. IEE: 113 (1966) 1151-1158 | |
ウィラード・ボイル Willard Boyle |
アメリカ合衆国 カナダ |
撮像半導体回路であるCCDセンサーの発明 Bell System Tech. J.: 49 (1970) 587-593 | ||
ジョージ・E・スミス George E. Smith |
アメリカ合衆国 |
2010年代
[編集]2020年代
[編集]年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[4]・原著ないし関連論文 | |
---|---|---|---|---|
2020年 | ロジャー・ペンローズ Roger Penrose |
イギリス | ブラックホールの形成が一般相対性理論の強力な裏付けであることの発見 | |
ラインハルト・ゲンツェル Reinhard Genzel |
ドイツ | 我々の銀河系の中心にある超大質量コンパクト天体[注 73]の発見 | ||
アンドレア・ゲズ Andrea M. Ghez |
アメリカ合衆国 | |||
2021年 | 真鍋淑郎 Syukuro Manabe |
アメリカ合衆国 ( 日本出身) |
地球の気候の物理的モデリング、気候変動の定量化、地球温暖化の確実な予測 | |
クラウス・ハッセルマン Klaus Hasselmann |
ドイツ | |||
ジョルジョ・パリージ Giorgio Parisi |
イタリア | 原子から惑星のスケールまでの物理システムの無秩序と変動の相互作用の発見 Phys. Rev. Lett.: 43 (1979) 1754-1756 | ||
2022年 | アラン・アスペ Alain Aspect |
フランス | 量子もつれ状態の光子を用いた実験によるベルの不等式の破れの実証と、量子情報科学における先駆的研究 | |
ジョン・クラウザー John F. Clauser |
アメリカ合衆国 | |||
アントン・ツァイリンガー Anton Zeilinger |
オーストリア | |||
2023年 | ピエール・アゴスティーニ Pierre Agostini |
アメリカ合衆国 ( フランス出身) |
物質中の電子ダイナミクスの測定を可能にするアト秒パルス光を生成する実験手法の開発 | |
フェレンツ・クラウス Ferenc Krausz |
オーストリア ( ハンガリー出身) | |||
アンヌ・リュイリエ Anne L'Huillier |
スウェーデン ( フランス出身) | |||
2024年 | ジョン・ホップフィールド John Hopfield |
アメリカ合衆国 | 人工ニューラルネットワークによる機械学習を可能にする基礎的な発見と発明[14] | |
ジェフリー・ヒントン Geoffrey Hinton |
イギリス |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ X線の別名として「レントゲン線」(Röntgen ray) というものがある。
- ^ ゼーマン効果として知られている。
- ^ 実際にはラジウムの研究に対して授与された。
- ^ 即ち陰極線である。
- ^ マイケルソン・モーリーの実験にも用いられた。
- ^ 光の干渉を利用したカラー写真を実現し、これに対しノーベル賞が授与された。
- ^ ファンデルワールスの状態方程式が彼に帰せられる。
- ^ ヴィーンの変位則・ヴィーンの放射法則が彼に帰せられる。
- ^ 特に水銀において超伝導を発見している。
- ^ ブラッグの法則が彼らに帰せられる。
- ^ この現象はシュタルク効果として知られている。
- ^ ミリカンの油滴実験にて電気素量を決定した。
- ^ これによりプランク定数を決定した。
- ^ 原子のエネルギー準位が離散的であることを示したフランク=ヘルツの実験による授与である。
- ^ 3種の異なる手法で求めたアヴォガドロ数が一致することを示し、分子が実在であることを確立した。
- ^ これは物質波またはド・ブロイ波として知られている。
- ^ ハイゼンベルクの運動方程式は彼に帰せられる。
- ^ オルト水素・パラ水素として知られている。
- ^ シュレーディンガー方程式・ディラック方程式は彼らに帰せられる。
- ^ これによりシュテルン=ゲルラッハの実験が行われた。
- ^ 実際には磁気モーメントである。
- ^ この方法はNMRに応用される。
- ^ 湯川ポテンシャルは彼に帰せられる。
- ^ これに用いた回路がコッククロフト・ウォルトン回路として知られている。
- ^ 核磁気共鳴として知られている。
- ^ ボルンの確率解釈と呼ばれている。
- ^ ラムシフトと呼ばれている。
- ^ 原子線を用いた核磁気共鳴分光の詳細な解析から、電子の磁気モーメントがボーア磁子よりも0.1%程度大きいことを実験的に発見した。この事実はラムシフトと同様、ディラック方程式を超える理論が必要であることの明白な証拠となった。
- ^ 基本相互作用のローレンツ対称性から相互作用のCPT対称性が帰結される。理論物理学者は3つの基本相互作用(強、電磁、弱)について、C,P,Tの各対称性が個別に成立すると考えていた。しかし、リーとヤンは膨大な文献検証の結果として、弱い相互作用においてはP対称性が破れている可能性を指摘、同時に、中性子や中間子の弱い相互作用による崩壊を通じてこの可能性を直接検証可能な実験を提案した。
- ^ タリウム賦活ヨウ化ナトリウムが優れたシンチレーターとして機能することを発見、ガンマ線や荷電粒子のエネルギーの精密測定を可能にした。これを高エネルギー電子散乱に応用、原子核や核子の電荷や磁気モーメントの分布測定を通じて原子核の内部構造を明らかにした。
- ^ 殻模型と呼ばれている。
- ^ 朝永・シュウィンガー方程式・ファインマンダイアグラムは彼らに帰せられる。
- ^ 光ポンピング法を開発した。
- ^ NNG則、ユニタリー群SU(3)を用いたハドロンの八道説、クォーク模型、カレント代数、弱い相互作用のV-A型ラグランジアン、走る結合定数とくりこみ群のゲルマン・ロウ方程式、粒子反粒子振動など。
- ^ アルヴェーン波が彼に帰せられる。
- ^ ネール温度が彼に帰せられる。
- ^ 受賞者3人の頭文字である。特にクーパーにはクーパー対が帰せられる。
- ^ ヒューイッシュは1950年代に、長波長帯で観測される電波シンチレーション(視線方向のプラズマ密度の時間的に不規則な揺らぎにより引き起こされる電波強度の揺らぎ)を観測する技術を開発している。1960年代初めはこれを用いて惑星間プラズマを研究しその副産物として電波クエーサーを発見していた。明るい電波源の時間的に速く変動する成分を0.1秒以下の時間スケールで記録できるようにした装置設計が、電波源全部がシンチレーションからなるように見える、奇妙な電波源の発見を導いた。
- ^ 集団運動模型を提唱した。
- ^ 1970年、レーダーマンが別目的でティンと同様の実験を行っていた。装置設計として質量分解能を犠牲にしていたので、ミュー粒子対生成の散乱断面積についてJ/ψの不変質量である3GeV付近に「奇妙な肩」を観測したものの「共鳴状態を示す強い証拠はない」と結論せざるを得ず、結果としてJ/ψの発見を逃している。
- ^ アンダーソン局在、モット絶縁体、ヴァン・ヴレック常磁性などがそれぞれ彼らに帰せられる。
- ^ ヘリウム4の超流動を発見した。
- ^ この放射は約3ケルビンに相当するため、検出するには相当の低温技術が必要となる。
- ^ 受賞者発表のあった1979年10月時点で、ウィークボソンの直接検出には至っていない(直接検出は1983年)。スウェーデン王立科学アカデミーは2つの実験事実、つまり(1)疑う余地のない弱中性カレントが泡箱写真として記録・検出されたことと、(2)様々な実験から得られた弱混合角の値が不確かさの範囲内で一致したこと、をもって3人への授与を決めた。
- ^ ウィルソンのくりこみ群として知られている。
- ^ チャンドラセカール限界が彼に帰せられる。
- ^ フォン・クリッツィング定数が彼に帰せられる。
- ^ LBCOとして知られる高温超伝導体である。
- ^ ラムゼー共鳴法として知られている。
- ^ 実験結果はクォーク・パートンモデルと非常によく一致し、解析から核子は電荷を持つより基本的な構成子からなる複合粒子であること、基本構成子は核子内で自由粒子のように振る舞っていること、電荷を持たない成分も運動量移行を担うことが明らかになった。
- ^ ノーベル賞受賞講演の論文タイトルが"Soft Matter"であったことから、これらの研究分野がソフトマターと呼ばれるようになった。
- ^ 荷電粒子に対する優れた位置敏感型検出器である多線式比例計数管を開発、これと電算機とを組み合わせることにより素粒子反応の検出から解析までを極めて迅速にかつ一挙に行えるシステムを構築した。
- ^ PSR B1913+16を発見、パルス周期が周期変動する様子から連星系に関する5個の軌道要素を決定し3個の一般相対論的効果(特に公転周期減少)を検出した。 一般相対論が正しい理論だと仮定すると重力波の放出によって連星系からエネルギーが持ち去られて軌道長半径が徐々に小さくなるが、公転周期減少の理論値と観測値とが観測誤差の範囲内で一致することを示し、間接的ながら重力波の初検出に成功した。太陽系で検証済みの一般相対論が、はるかに強い重力場の中性子星近傍にも正しく適用可能であることを示すとともに、観測事実を説明できない幾つかの重力理論を合理的に排除することにも貢献した。
- ^ ポメランチュク冷却装置の圧力異常からヘリウム3の相転移を実験的に観測、超流動ヘリウム3について理論的に予言されていた数々の磁気的性質をNMRにより確認して超流動状態が実現していることを明らかにした。
- ^ チューはNa原子にドップラー冷却を適用して光糖蜜を作成し、原子集団をドップラー冷却限界温度の240μKにまで冷却できることを証明。フィリップスは磁気光学トラップ中のNa原子がドップラー冷却限界温度を大幅に下回る40μKにまで冷却されていることを発見。コーエンタヌージは偏光勾配冷却という新たなメカニズムによってこれを解明、またVSCPTを開発してHe原子を2μKにまで冷却した。
- ^ 分数量子ホール効果として知られる。
- ^ ヤン=ミルズ理論が、ゲージ対称性を保存する場合も自発的に破る場合も繰り込み可能であることを数学的に証明した。
- ^ クレーマーはヘテロ接合を採用した半導体の優位性を初めて指摘し、アルフョーロフはヘテロ接合に基づく半導体レーザーの作成に成功した。
- ^ コーネルとワイマンはルビジウムを、ケターレはナトリウムを用いた。
- ^ デービスは太陽ニュートリノの観測により太陽ニュートリノ問題を提起し、小柴は超新星SN 1987Aから飛来したニュートリノの観測により恒星の重力崩壊の機構を明らかにした。
- ^ さそり座X-1を指す。
- ^ ギンツブルグ-ランダウ理論がギンツブルグ(および1962年受賞のランダウ)に帰せられる。アブリコソフはこれを出発点に第二種超伝導体の挙動を理論的に説明した。レゲットはヘリウム3の超流動に理論的説明を与えている。
- ^ コヒーレント状態にある光の一例としてレーザーが挙げられる。
- ^ 量子光学においてこの業績が広く用いられている。
- ^ 秒を規定する原子時計の周波数帯と光の周波数帯とを測定精度を損なわずに直接リンクすることを可能にし、レーザーの周波数測定精度を飛躍的に向上させた。
- ^ CMBが2.73Kの黒体放射スペクトルと完全に一致することは宇宙がかつて超高温の熱平衡状態にあった証拠としてビッグバンを、10万分の1K程度の非等方性は量子ゆらぎが宇宙スケールにまで拡大された証拠として宇宙のインフレーションを支持する強い観測的証拠である。
- ^ スピントロニクスの端緒を開いた発見である。この業績がハードディスクの容量増加に大きく貢献している。
- ^ ここではCP対称性の破れを指している。
- ^ 小林・益川理論が彼らに帰せられる。
- ^ 1960年代中ごろまでガラス製光ファイバーの伝送損失は数千dB/kmもあった。Kaoは1966年から1969年にかけて低損失ガラス棒材の透過損失率の精密測定を系統的に実施し、鉄などの遷移金属不純物が極めて大きな損失係数を有することを明らかにした。加えて、当該不純物量を十分に低減できれば、石英ガラス製光ファイバーによって20dB/km以下、最終的には数dB/km程度の伝送損失が実現可能であることを定量的に指摘した。1970年に不純物濃度を改善した石英系ガラス素材を用いた光ファイバーによって伝送損失20dB/kmが実現されたことにより、光ファイバーは低損失性、化学的安定性、柔軟性に優れた光伝送媒体として注目されるようになった。
- ^ 単層のグラフェンを初めて作成した。
- ^ この技術の応用による量子コンピュータの実現が期待される。
- ^ いて座A*として知られる。
出典
[編集]- ^ 日本放送協会. “記録で見るノーベル賞|まるわかりノーベル賞2018|NHK NEWS WEB”. www3.nhk.or.jp. 2023年10月1日閲覧。
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- ^ “The Nobel Prize in Physics 2024”. the Nobel Prize (2024年10月8日). 2024年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月8日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- The Nobel Prize in Physics - 公式サイト