ナセル・ブアニ
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基本情報 | ||||
本名 |
Nacer Bouhanni ナセル・ブアニ | |||
生年月日 | 1990年7月25日(34歳) | |||
国籍 | フランス | |||
身長 | 176cm | |||
体重 | 66kg | |||
選手情報 | ||||
所属 | 引退 | |||
分野 | ロードレース | |||
役割 | 選手 | |||
特徴 | スプリンター | |||
アマチュア経歴 | ||||
2010 | フランセーズ・デ・ジュー(トレーニー) | |||
プロ経歴 | ||||
2011–2014 2015-2019 2020-2023 |
FDJ コフィディス アルケア・サムシック | |||
主要レース勝利 | ||||
ジロ・デ・イタリア ポイント賞(2014) 区間通算3勝 ブエルタ・ア・エスパーニャ 区間通算3勝 パリ~ニース 区間通算3勝 エネコ・ツアー 区間優勝 クリテリウム・デュ・ドフィネ ポイント賞(2015) 区間通算3勝 ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ 区間優勝 フランス選手権・個人ロード (2012) | ||||
最終更新日 2024年1月1日 |
ナセル・ブアニ(Nacer Bouhanni、1990年7月25日 - )は、フランス、エピナル出身の元自転車競技(ロードレース)選手。
来歴
[編集]2010年、フランセーズ・デ・ジュー(後のFDJ・ビッグマット)とトレーニー契約。
2011年、FDJ(後のFDJ・ビッグマット)とプロ契約。
2013年、ツアー・オブ・オマーンの第6ステージで勝利すると[1]、続く、パリ~ニース第1ステージでも勝利、初のUCIワールドツアーでの勝利となった[2]。
2014年、ジロ・デ・イタリア第4ステージにてグランツール初勝利[3]、第7、第10ステージでもリスクを恐れないスプリントで勝利し[4][5]、ハットトリックを達成。その後、最終ステージまでポイント賞を守りきった[6]。しかし、チーム内アルノー・デマルとのライベル関係の末、渇望していたツール・ド・フランスへの出場権が得られず、移籍を決断する[7]。移籍決定後もブエルタ・ア・エスパーニャで2勝する活躍をした[8][9]。
2015年、コフィディスに移籍。クリテリウム・デュ・ドフィネで区間2勝。
2020年、アルケア・サムシックに移籍。
2023年のシーズンをもって引退[10]。
特徴
[編集]シーズンオフのトレーニングにボクシングを取り入れており、32歳からはプロボクサーの道を目指すと公言しており[11]、モハメド・アリが亡くなった際の勝利ではボクシングのポーズでモハメド・アリに勝利をささげた[12]。
非常に攻撃的なスプリントを行う選手で、危険行為による降格処分を受けることも少なくない[13]。
2016年のツール・ド・フランスは喧嘩が原因の怪我で欠場している。
主な戦績
[編集]2010年
[編集]- ツール・ド・ジロンド 区間優勝(第2ステージ)
2011年
[編集]- ラ・トロピカル・アミサ・ボンゴ 区間優勝(第3ステージ)
- グランプリ・ド・ラ・ソム 5位
2012年
[編集]- エトワール・ド・ベセージュ 区間優勝(第1ステージ)
- フレッシュ・デメロード 2位
- シルキュイ・ド・ロレーヌ 総合優勝、ポイント賞、ヤングライダー賞(第1ステージ優勝)
- ハル〜インホーイヘム 優勝
- フランス選手権 優勝(個人ロードレース)
- ツール・ド・ワロニー 区間優勝(第1ステージ)
- ツール・ド・ワロニー=ピカルド 総合6位(第4ステージ優勝)
- パリ〜ブールジュ 2位
2013年
[編集]- ツアー・オブ・オマーン 区間優勝(第6ステージ)
- パリ~ニース 区間優勝(第1ステージ)
- ヴァルディユ・クラシック 優勝
- シルキュイ・ド・ラ・サルト 区間優勝(第2ステージ)
- グランプリ・ド・ドナン 3位
- ハル〜インホーイヘム 3位
- ツール・デュ・ポワトゥー=シャラント ポイント賞(第1、2、3ステージ優勝)
- グランプリ・ド・フルミー 優勝
- ツール・ド・ヴァンデ 優勝
- ツアー・オブ・北京 ポイント賞(第2、3ステージ優勝)
2014年
[編集]- エトワール・ド・ベセージュ 区間優勝(第2ステージ)
- パリ〜ニース 区間優勝(第1ステージ)
- クリテリウム・アンテルナシオナル 区間優勝(第1ステージ)
- シルキュイ・ド・ラ・サルト ポイント賞(第1ステージ優勝)
- グランプリ・ド・ドナン 優勝
- ジロ・デ・イタリア ポイント賞(第4、7、10ステージ優勝)
- エネコ・ツアー 区間優勝(第4ステージ)
- ブエルタ・ア・エスパーニャ 区間優勝(第2、8ステージ)
2015年
[編集]- シルキュイ・ド・ラ・サルト ポイント賞(第1、5ステージ優勝)
- グランプリ・ド・ドナン 優勝
- クリテリウム・デュ・ドフィネ ポイント賞(第2,4ステージ優勝)
- ハル〜インホーイヘム 優勝
- シルクイト・デ・ゲチョ 優勝
- ツール・ド・レン ポイント賞(第1、2ステージ優勝)
- グランプリ・ディスベルグ 優勝
- ナティオナル・スライティングスプライス 優勝
2016年
[編集]- ブエルタ・ア・アンダルシア 区間優勝(第2ステージ)
- パリ〜ニース 区間優勝(第4ステージ)
- ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ 区間優勝(第1、2ステージ)
- ツール・ド・ピカルディ 総合優勝、ポイント賞(第1、2ステージ優勝)
- クリテリウム・デュ・ドフィネ 区間優勝(第1ステージ)
- ツール・デュ・ポワトゥー=シャラント 区間優勝(第1、3ステージ)
- ツール・ド・ヴァンデ 優勝
2017年
[編集]- ノケル・クルス 優勝
- ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ 区間優勝(第4ステージ)
- パリ〜カマンベール 優勝
- ツール・ド・ヨークシャー 区間優勝(第2ステージ)
- ツール・ド・レン 区間優勝(第2ステージ)
- グランプリ・ド・フルミー 優勝
2018年
[編集]- ダンケルク4日間レース 区間優勝(第3ステージ)
- フロウトプライス・マルセル・キント 優勝
- ブークル・ド・ラ・マイエンヌ ポイント賞(第2、3ステージ優勝)
- ルート・ドクシタニ 区間優勝(第1ステージ)
- ブエルタ・ア・エスパーニャ 区間優勝(第6ステージ)
2020年
[編集]- サウジ・ツアー ポイント賞(第4ステージ優勝)
- ツール・ド・ラ・プロヴァンス 区間優勝(第1ステージ)
- グランプリ・ディスベルグ 優勝
- パリ〜ショニー 優勝
2022年
[編集]- ラ・ルー・トゥランジェル 優勝
脚注
[編集]- ^ ツアー・オブ・オマーン2013第6ステージ 仏チャンピオンのブアニが最終スプリント制覇 フルームが総合優勝
- ^ パリ~ニース2013第1ステージ ペタッキを破った22歳ブアニ 仏チャンピオンジャージにマイヨ・ジョーヌを重ねる
- ^ ジロ・デ・イタリア2014第4ステージ 雨のバーリで総合は争われず 落車多発のスプリントでブアニが初勝利
- ^ ジロ・デ・イタリア2014第7ステージ ニッツォロとの一騎打ちを制したFDJのブアニがスプリント2勝目を飾る
- ^ ジロ・デ・イタリア2014第10ステージ またもやスプリント直前に大落車発生 ブアニがハットトリック達成
- ^ ジロ・デ・イタリア2014第21ステージ コメント キンタナ「このジロでは全てが上手くいった。僕はこれからもっと強くなっていきたい」
- ^ 新たに2チームがツール・ド・フランス出場メンバーを発表 オメガファーマとFDJ.frがツールの正式メンバーを発表 不出場のブアニは移籍が濃厚に
- ^ ブエルタ・ア・エスパーニャ2014第2ステージ ジロのポイント賞ブアニがFDJ.frにスプリント1勝目をもたらす
- ^ ブエルタ・ア・エスパーニャ2014第8ステージ 超高速の横風バトルが勃発 荒れた平坦ステージでブアニが2勝目
- ^ “‘I became a shadow of myself’ - Nacer Bouhanni retires after tough injury return”. cyclingnews (2023年10月3日). 2024年1月1日閲覧。
- ^ ノケレ・コールス2017 パリ〜ニース惨敗のブアニがミラノ〜サンレモに向けて好調をアピール
- ^ クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ2016第1ステージ ヘッドバットが連続する激しいバトル ブアニが故モハメド・アリ氏に捧げる勝利
- ^ パリ~ニース2016第2ステージ 荒れ模様となったスプリント 降格処分を受けたブアニに代わりマシューズがステージ2勝目
外部リンク
[編集]- ナセル・ブアニ - サイクリングアーカイヴス
- ナセル・ブアニのプロフィール - ProCyclingStats