オボルス
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オボルス(オボロス、obolus)はドラクマの1/6の価値があるギリシアの銀貨である。
概説
[編集]プルタルコスによると、スパルタ人は4チャルコイの鉄製のオボルスを持っていた。
また、オボルスは重さの単位でもある。 古代ギリシアでは、1オボルスはドラクマの1/6、およそ0.5グラムとされていた。 古代ローマでは1オボルス、1/48オンス、またはおよそ0.57グラムとされていたがローマ共和国のコインとしては決して発行されなかった。現代のギリシアでは、1オボルス、0.1グラムと決められている。
古代ギリシアでは葬儀の際、死者の口の中に1オボルスを入れるという習慣があった。これは、死者が冥界の川を渡る時、船の渡し守のカローンに渡し賃として1オボルス払わなければならないと考えられたためである。