「講談社文芸文庫」の版間の差分
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当初は品切れをなるべく出さない方針であったが、刊行後約20年を経過するなかで、実際には品切れ書目も出ざるを得なくなっている。 |
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2008年4月2日 (水) 14:42時点における版
文学 |
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講談社文芸文庫(こうだんしゃぶんげいぶんこ)は、講談社が発行している文庫版の叢書である。主に純文学、文芸評論の収録が多い。
概要
1988年に、純文学系統の作品を系統的に収録する目的で創刊された。よみやすさを追求するために、ほかの講談社の文庫よりやや大きめのサイズ(新潮文庫と同じくらいの日本目録規則による大きさ表記では16cmとなるもの)にして、活字の大きさもやや大きめの10ポイントを採用した。その代わりに定価設定は高く、1200円から1400円くらい(本体価格)が標準である。
内容は今までの文庫本ではあまり採用されなかった純文学の作品や絶版からの復活、海外文学のなかでも実験的な作品を収録する事が多い。柄谷行人、花田清輝などの評論にも力をいれており、作家では大江健三郎の作品が多い。また井伏鱒二や吉田健一、白洲正子といった玄人好みのエッセイを収録した「現代日本のエッセイ」シリーズがある。 当初は品切れをなるべく出さない方針であったが、刊行後約20年を経過するなかで、実際には品切れ書目も出ざるを得なくなっている。