清水純一

清水 純一（しみず じゅんいち、1924年 - 1988年）は、イタリア文学者、元京都大学教授。

学徒出陣の後、京大哲学科大学院修了、1968年、京大イタリア文学科助教授、1973年、教授。学部長として学園紛争に当たる。ルネッサンス期イタリア文化、特に異端とされたジョルダーノ・ブルーノを研究、1988年、定年退官し、ほどなく死去した。

著書

• ジョルダーノ・ブルーノの研究 創文社, 1970
• ルネサンスの偉大と頽廃 ブルーノの生涯と思想 岩波新書, 1972
• ルネサンス人と思想 近藤恒一編　平凡社, 1994

翻訳

• イタリアのヒューマニズム エウジェニオ・ガレン 創文社, 1960　新版1981
• 無限、宇宙と諸世界について ジョルダーノ・ブルーノ 現代思潮社, 1967

無限、宇宙および諸世界について　岩波文庫、1981

• ヨーロッパの意味 西欧世界像の歴史的探究 フェデリコ・シャボー サイマル出版会, 1968
• イタリア・ルネサンスにおける市民生活と科学・魔術 ガレン 斎藤泰弘共訳 岩波書店, 1975
• レオナルド・ダ・ヴィンチの解剖図 ケネス・キール,カルロ・ペドレッティ編 万年甫訳 岩波書店, 1982
• ルネサンスと人文主義 D.ヘイ他 平凡社, 1987
• カスティリオーネ 宮廷人 岩倉具忠等と共訳　東海大学出版会, 1987

記念論集

• イタリア・ルネサンス文化 清水純一教授退官記念論文集刊行会 清水純一教授退官記念論文集刊行会, 1988