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: 完訳講談社,1999 ISBN 4062097737 のち講談社文芸文庫2冊 |
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2008年9月27日 (土) 21:18時点における版
文学 |
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柴田翔(しばたしょう、男性、1935年(昭和10年)1月19日- )は、日本の小説家、ドイツ文学者。東京都板橋区常盤台に育つ。武蔵中学校・高等学校を経て東京大学に入学。工学部から文転して独文科を卒業し、1960年、同大学院独文科修士課程修了、助手となる。1961年に『親和力研究』でゲーテ賞を受賞、翌年ドイツ留学。
1964年に小説『されど われらが日々――』で第51回芥川賞を受賞。以後も小説家としての活動を続ける傍ら、ドイツ文学者としても、1966年、東京都立大学講師、1967年、助教授、1969年東京大学文学部助教授、のち教授。
1970年から72年まで、小田実、高橋和巳、真継伸彦、開高健とともに同人誌『人間として』を筑摩書房から刊行、「ノンちゃんの冒険」を連載するが、高橋はほどなく没し、雑誌が休刊になり、同作品は75年に残りを書き下ろして刊行された。以後、ほとんど小説を書かなくなる。
1995年東大を定年退官、東大名誉教授、共立女子大学文芸学部教授を経て、2006年現在、同大学非常勤講師。太宰治賞選考委員。
著作
小説
- 『されど われらが日々―』文藝春秋,1964 のち文春文庫
- 『贈る言葉』新潮社,1966 のち新潮文庫
- 『鳥の影』筑摩書房,1971 のち新潮文庫
- 『立ち盡す明日』新潮社,1971 のち新潮文庫
- 『われら戦友たち』文藝春秋, 1973 のち文春文庫
- 『ノンちゃんの冒険』筑摩書房,1975 のち新潮文庫
- 『中国人の恋人』文藝春秋,1992
- 『突然にシーリアス』筑摩書房,1992
絵本
- ムウといじわるねこグヮオ 三宅榛名曲 筑摩書房, 1979
- ムウと月夜の大えんかい 筑摩書房, 1980
- グヮオのさようなら 筑摩書房, 1980
エッセイ
- 『燕のいる風景』筑摩書房,1979 のち新潮文庫
- 『犬は空を飛ぶか』筑摩書房,1976
- 晴雨通信 1983年夏~1985年春 筑摩書房, 1985
- 風車通信 1988年春~1989年秋 筑摩書房, 1990
- 希望としてのクレオール 筑摩書房, 1994
- 記憶の街角 遇った人々 筑摩書房、2004
- 詩への道しるべ ちくまプリマー新書 2006
- 詩に誘われて ちくまプリマー新書, 2007
ドイツ文学
- 『ゲーテ「ファウスト」を読む』岩波書店,1985 ISBN 4000048813
- 『内面世界に映る歴史-ゲーテ時代ドイツ文学史論』筑摩書房,1986 ISBN 4480835814
- 詩に映るゲーテの生涯 丸善ライブラリー, 1996
- 『「ファウスト第I部」を読む』白水社, 1997 ISBN 4560004714
- 『「ファウスト第II部を読む』白水社, 1998 ISBN 4560004749
- はじめて学ぶドイツ文学史 編著 ミネルヴァ書房, 2003
翻訳
- ゲーテ:『親和力』世界文学全集、講談社,1968 のち講談社文芸文庫1997 ISBN 4061975935
- 若きヴェルテルの悩み ゲーテ 世界文学全集、集英社、1976 のちちくま文庫
- ゲーテ:『ファウスト』世界文学全集、講談社,1977 第一部のみ
- 完訳講談社,1999 ISBN 4062097737 のち講談社文芸文庫2冊