QED 式の密室』 (キューイーディー しきのみっしつ)は、高田崇史による推理小説

QED 式の密室
著者 高田崇史
発行日 2002年1月15日
発行元 講談社
ジャンル 推理小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 ノベルス
ページ数 234
前作 QED 東照宮の怨
次作 QED 竹取伝説
コード ISBN 978-4-06-275026-4
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メフィスト賞受賞作家の手による密室をテーマにした競作の中の1冊。QEDシリーズの第5作。

出版履歴

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あらすじ

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平成7年の正月、バー「カル・デ・サック」で、桑原が奈々に、昭和61年、桑原と小松崎の出会いのきっかけになった密室殺人について語り、さらに安倍晴明、そして式神について解き明かす。

登場人物

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桑原 崇(くわばら たかし)
萬治漢方勤務の薬剤師。通称、タタル。
棚旗 奈々(たなはた なな)
ホワイト薬局勤務の薬剤師。
小松崎 良平(こまつざき りょうへい)
通称、熊つ崎。

弓削家

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弓削 和哉(ゆげ かずや)
タタルの同級生。明邦大学文学部。
弓削 清隆(ゆげ きよたか)
陰陽師の末裔、弓削家当主。和哉の祖父にあたる。昭和31年に殺害される。
弓削 暢子(ゆげ ようこ)
清隆の妻。昭和31年に自殺。
弓削 定雄(ゆげ さだお)
清隆の長男。和哉の父親。昭和31年当時は陸上部で、昭和61年段階では、都立高校の数学教師。

関係者

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片桐 傳一郎(かたぎり でんいちろう)
弓削家執事。
小西 時枝(こにし ときえ)
弓削家の住み込み手伝い。
木津川 将人(きつがわ まさと)
時枝の婚約者。弓削清隆に弟子入り志願をしていた。

警視庁

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岩築 虎蔵(がんちく とらぞう)
警視庁捜査一課。巡査部長。岩築竹松の父。
黒澤 鉄五郎(くろさわ てつごろう)
警視庁捜査一課。警部。虎蔵の上司で、通称「鬼の黒鉄」。

関連項目

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