Mr.Children 2005-2010 <macro>
『Mr.Children 2005-2010 <macro>』(ミスターチルドレン にせんご にせんじゅう マクロ)は、日本のバンド・Mr.Childrenのベスト・アルバム。2012年5月10日にトイズファクトリーより『Mr.Children 2001-2005 <micro>』と2作同時発売された[4]。
『Mr.Children 2005-2010 <macro>』 | ||||
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Mr.Children の ベスト・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ||||
時間 | ||||
レーベル | トイズファクトリー | |||
プロデュース | 小林武史 | |||
チャート最高順位 | ||||
ゴールドディスク | ||||
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Mr.Children アルバム 年表 | ||||
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EANコード | ||||
EAN 4988061863979 (通常盤、TFCC-86399) |
概要
編集初回限定盤と通常盤の2形態で発売。初回限定盤はCD+DVD、通常盤はCDのみ。また、初回限定盤には「ライナーノーツ」「ブックレット」「ステッカー」も付属している。本作の発表と同時にドームツアー『MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012』の開催が発表された[4]。
1992年5月10日発売の1stミニアルバム『EVERYTHING』によるデビューから満20年となる2012年5月10日に発売された。日本では未発売の『LAND IN ASIA』を含め通算5枚目となるベスト・アルバム。全曲においてテッド・ジェンセンによるリマスタリングが行われている[5]。
本作には27thシングル『四次元 Four Dimensions』を除く2005年から2010年までにリリースされたシングルA面曲全曲と、12thアルバム『I ♥ U』から16thアルバム『SENSE』までのアルバム曲が収録されている。また、発売前には『Mr.Children 2001-2005 <micro>』同様に本作の収録曲に新たにタイアップが付いており、32ndシングル『GIFT』が資生堂「MAQuillAGE」CMソングに起用されている[6]。
ジャケットのイメージは「卵子」であり、『Mr.Children 2001-2005 <micro>』のジャケットのイメージである「精子」と対になっている。桜井は『TOUR POPSAURUS 2012』のMCで「人間の中で、最も大きい細胞が卵子で、最もちっちゃい細胞が精子です。その卵子と精子がーー合わさってさ(笑)、新しい命が生まれてくれたらいいなあって。今日のライブとか、アルバムを聴いたりして、何か心の中で生まれてくれたらいいなと願ってます。」と語っている[7]。アートディレクターは同年発売の34thシングル『祈り 〜涙の軌道/End of the day/pieces』に引き続き伊東玄己が担当した。
チャート成績
編集2012年5月21日付オリコンチャートで初登場1位を獲得、発売初週は木曜日発売であったため集計日数が1日少なかったが約73.2万枚を売り上げた[8]。また、『Mr.Children 2001-2005 <micro>』と共に2週連続で1位・2位を独占し、同一アーティストによる2回目の週間アルバムチャート複数週1位・2位独占はオリコン史上初の快挙となった[9]。
発売3週目の2012年6月4日付オリコンチャートでも1位を獲得。Mr.Childrenのアルバムで3週連続1位を獲得したのは本作が初となる[10][注 1]。
発売4週目の2012年6月11日付オリコンチャートで売上が100万枚を突破し、Mr.Childrenのアルバムでは通算13作目となるミリオンセラーを達成。累計売上は121.7万枚。オリコン集計によるアルバムミリオンセラーは『いきものばかり〜メンバーズBESTセレクション〜』(いきものがかり)が2011年1月10日付で達成して以来1年5か月ぶりで、1990年代・2000年代・2010年代の3年代連続アルバムミリオンセラーは井上陽水が1970年代・1980年代・1990年代の3年代連続で達成して以来2組目(バンド・グループでは史上初)の快挙となった[11]。
『Mr.Children 2001-2005 <micro>』と共に5週連続でTOP5入りを達成し、同一アーティストによる5週連続2作同時TOP5入りはイエロー・マジック・オーケストラが『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』『増殖』の2作で達成して以来31年10か月ぶりで、CD作品では史上初の快挙となる[12]。
2012年度オリコン上半期アルバムランキングで1位を獲得。Mr.Childrenのアルバムが上半期ランキングで1位となったのは6thアルバム『BOLERO』、13thアルバム『HOME』、15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY』に続いて4作目となり、これまで1位タイとなっていた井上陽水を上回って男性アーティスト最多獲得回数を更新した。また、『Mr.Children 2001-2005 <micro>』と共に1位・2位を独占し、同一アーティストによる上半期アルバムランキング1位・2位独占は井上陽水が1975年に『氷の世界』『二色の独楽』で達成して以来37年ぶり史上3組目となる[2]。
2012年度オリコン年間アルバムランキングでも首位となり、『HOME』以来5年ぶりに年間1位となった。また、2位の『Mr.Children 2001-2005 <micro>』と共に1位・2位を独占。同部門の同一アーティストによる年間1位・2位独占は1998年にB'zが『B'z The Best "Pleasure"』『B'z The Best "Treasure"』で達成して以来14年ぶりで、井上陽水、B'zに次ぎ史上3組目の記録達成となった[3]。
収録内容
編集全作詞・作曲: 桜井和寿、全編曲: 小林武史 & Mr.Children。 | ||
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「Worlds end」 | |
2. | 「僕らの音」 | |
3. | 「箒星」 | |
4. | 「しるし」 | |
5. | 「フェイク」 | |
6. | 「彩り」 | |
7. | 「旅立ちの唄」 | |
8. | 「GIFT」 | |
9. | 「HANABI」 | |
10. | 「花の匂い」 | |
11. | 「エソラ」 | |
12. | 「fanfare」 | |
13. | 「擬態」 | |
14. | 「365日」 | |
合計時間: |
# | タイトル | 備考 |
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1. | 「Worlds end」 | |
2. | 「箒星」 | ショートバージョンでの収録。 |
3. | 「しるし」 | |
4. | 「フェイク」 | |
5. | 「彩り」 | |
6. | 「旅立ちの唄」 | |
7. | 「GIFT」 | |
8. | 「HANABI」 | |
9. | 「花の匂い」 | |
10. | 「エソラ」 |
楽曲解説
編集参加ミュージシャン
編集- Mr.Children
- 小林武史:Keyboards (#1 - #14)
- 吉田誠:Computer Programming
- 安達練:Computer Programming
- 山本拓夫:Sax (#11, #12)
- 西村浩二:Trumpet (#11, #12)
- 川城恵:Oboe (#7)
- 奥村晶:Trumpet (#11)
- 広原正典:Trombone (#11)
- 菅坂雅彦:Trumpet (#12)
- 中川英二郎:Trombone (#12)
- 片岡雄三:Trombone (#12)
- 山城純子:Bass trombone (#12)
- 四家卯大ストリングス:Strings (#1, #2, #4, #7 - #9, #11, #12, #14)
- 四家卯大:Cello (#7 - #9, #11, #12, #14)
- 沖祥子:Violin (#7 - #9, #11, #12, #14)
- 伊勢三木子:Violin(#7 - #9, #11)
- 菊地幹代:Viola (#7 - #9, #11)
- 小倉博和:Bouzouki&12 String guitar (#13)
テレビ出演
編集番組名 | 日付 | 放送局 | 演奏曲 |
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ミュージックステーション[13] | 2012年5月4日 | テレビ朝日 | Worlds end |
365日 | |||
僕らの音楽[14] | フジテレビ | ニシエヒガシエ | |
End of the day | |||
365日 | |||
Music Lovers[14] | 2012年5月6日 | 日本テレビ | fanfare[注 2] |
祈り ~涙の軌道 | |||
僕らの音楽[14] | 2012年5月11日 | フジテレビ | 名もなき詩 |
youthful days | |||
祈り ~涙の軌道 | |||
Music Lovers[14] | 2012年5月13日 | 日本テレビ | 擬態 |
End of the day | |||
くるみ |
脚注
編集注釈
編集- ^ シングルでは『シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜』『君が好き』(年末年始の合算週含む)が獲得している。
- ^ キーを半音下げて演奏された。
出典
編集- ^ “Mr.Children 2005-2010<macro>(初回限定盤) | Mr.Children”. ORICON NEWS. 2020年4月19日閲覧。
- ^ a b “【オリコン上半期】ミスチルがアルバム部門1・2位独占 2作ともミリオンは史上初”. ORICON NEWS (2012年6月20日). 2021年5月23日閲覧。
- ^ a b “【オリコン年間】ミスチル、アルバム1・2位独占 ベテランのベスト盤6作占める”. ORICON NEWS (2012年12月21日). 2021年5月23日閲覧。
- ^ a b “Mr.Childrenデビュー20周年記念ベスト2作&全国ツアー決定”. 音楽ナタリー (2012年1月9日). 2020年12月10日閲覧。
- ^ “Mr.Children、2作同時発売ベストアルバム詳細判明”. 音楽ナタリー (2012年4月6日). 2021年5月23日閲覧。
- ^ “Mr.Children、“GIFT”が1月21日(土)から資生堂「マキアージュ」のCMでオンエア”. rockinon.com (2012年1月20日). 2021年5月23日閲覧。
- ^ “Mr.Children @ 東京ドーム”. rockin'on.com (2012年5月23日). 2021年5月23日閲覧。
- ^ “【オリコン】ミスチル、ベスト2作で144.7万枚 旧作もTOP10返り咲き”. ORICON NEWS (2012年5月15日). 2021年5月23日閲覧。
- ^ “【オリコン】ミスチルが2週連続1・2位独占 2度目の達成は史上初”. ORICON NEWS (2012年5月22日). 2021年5月23日閲覧。
- ^ “【オリコン】ミスチル、デビュー20年で初の3週連続首位 きゃりぱみゅが2位”. ORICON NEWS (2012年5月29日). 2021年5月23日閲覧。
- ^ “【オリコン】ミスチル、グループ初の3年代連続ミリオン”. ORICON NEWS (2012年6月12日). 2020年12月10日閲覧。
- ^ “【オリコン】ミスチル、CD史上初の5週連続2作同時TOP5 2作ともミリオン突破”. ORICON NEWS (2012年6月12日). 2020年12月10日閲覧。
- ^ “出演者ラインナップ | ミュージックステーション”. テレビ朝日. 2021年5月23日閲覧。
- ^ a b c d “ミスチル「僕ら」「Mラバ」計4回で名曲連発ライブ&トーク”. 音楽ナタリー (2012年5月1日). 2020年12月17日閲覧。