IHIアグリテック
日本の北海道千歳市と長野県松本市にあるエンジン、農業用機械、農業用機械用インプルメント、医療機器、消防ポンプ等の防災関連機器のメーカー
(IHIシバウラから転送)
株式会社IHIアグリテック(アイ・エイチ・アイ アグリテック)は、北海道千歳市と長野県松本市に本社(登記上の本店は北海道千歳市)を置くエンジン(ディーゼルエンジンなどの産業用エンジン)、農業機械、農業機械用インプルメント、医療機器のメーカーである。
種類 | 株式会社 |
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略称 | IAT |
本社所在地 |
日本 |
本店所在地 |
〒066-8555 北海道千歳市上長都1061-2 |
設立 | 2017年10月1日 |
業種 | 機械 |
法人番号 | 7100001016929 |
事業内容 | 農業用インプルメント、芝草・芝生管理機器の製造 |
代表者 | 代表取締役社長 磯本聡一 |
資本金 | 11億1,100万円 |
売上高 |
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営業利益 |
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経常利益 |
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純利益 |
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純資産 |
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総資産 |
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従業員数 | 460人 |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | IHI、ヤンマーホールディングス |
外部リンク | https://www.ihi.co.jp/iat/ |
『STAR』、および『シバウラ』ブランドで知られる。
概要
編集かつてはシバウラブランドの管理機やトラクターを開発・製造していたが、1991年にヤンマー農機(現・ヤンマー)と業務提携。『パートナーシップ ヤンマー☆シバウラ』を称して、2018年現在は同社にYT2シリーズ(総輪およびハーフクローラー、22馬力~32馬力)のトラクタをOEM供給している。自社ブランドでの国内向け農業機械分野からは段階的に撤退しているが、芝地管理用ターフトラクター、乗用草刈り機などの機械は現在も引き続き、日本及び海外に向けて製造販売している。
なお、かつて「シバウラ」ブランドで販売されていたオリジナルの国内向け農業機械用の純正部品は現在、業務提携先のヤンマーが全て保有している。
2018年(平成30年)12月に小型原動機事業をキャタピラーへ譲渡。シバウラブランドのエンジンの製造・販売およびアフターサービスはキャタピラーの子会社であるパーキンスジャパン合同会社が継承した[2]。
沿革
編集- 1942年(昭和17年) - 東京石川島造船所と芝浦製作所が共同出資し、石川島芝浦タービン松本工場を設立[3]。
- 1950年(昭和25年)4月 - 事業種目を変更し、石川島芝浦機械株式会社を設立。内燃機関とそれを応用したトラクタや可搬型消防ポンプを製造する。
- 1970年(昭和45年) - アメリカのフォードとトラクタの販売契約を締結。
- 1985年(昭和60年)- イギリスの産業用エンジンメーカー、パーキンス・エンジンとディーゼル・エンジンのOEM契約を締結。
- 1991年(平成3年)- ヤンマー農機(当時)と業務提携。
- 1995年(平成7年)- イギリスにパーキンスとの合弁会社を設立。
- 2004年(平成16年)- アメリカにパーキンスとの合弁会社を設立。
- 2007年(平成19年)7月1日 - 親会社である石川島播磨重工業の社名変更に合わせ、社名を株式会社IHIシバウラに変更。
- 2008年(平成20年)- 中国にパーキンスとの合弁会社を設立。
- 2009年(平成21年)- 長野県松本市に本社移転。
- 2017年(平成29年)
- 7月1日 - 消防機器、防災機器部門が分離独立し、投資ファンドのニューホライズンキャピタル傘下の株式会社シバウラ防災製作所として事業承継[4]
- 10月1日 - 農機・小型原動機事業の組織再編に伴い、株式会社IHIスター(存続会社。旧・スター農機)と統合、株式会社IHIアグリテックに社名変更。北海道千歳市に本社機能移転。
- 2018年(平成30年)12月 - 小型原動機事業をキャタピラーへ譲渡[2]。
所在地
編集関連項目
編集脚注
編集- ^ a b c d e f 株式会社IHIアグリテック 第91期決算公告
- ^ a b IHIアグリテックの小型原動機事業の譲渡についてIHI 2018年9月27日
- ^ “シバウラの歴史”. 石川島芝浦機械株式会社 (2001年). 2023年9月15日閲覧。
- ^ “IHI、子会社の防災事業をファンドに売却”. ニュースイッチ (株式会社日刊工業新聞社). (2017年4月24日) 2023年7月18日閲覧。
外部リンク
編集- 株式会社IHIアグリテック
- 株式会社シバウラ防災製作所 - 消防機器、防災機器部門が分離独立し、事業承継した新会社