鬼車 (ライブラリ)

鬼雲から転送)

鬼車(おにぐるま、英語: Oniguruma)は、K.KosakoBSDライセンスで製作提供していた正規表現ライブラリである[2]。正規表現オブジェクトごとに異なった文字コードで処理できることを特徴としている[2]

鬼車
作者 K. Kosako
初版 2002年2月25日 (2002-02-25)
最新版
6.9.9 / 2023年10月14日 (13か月前) (2023-10-14)[1]
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C言語
対応OS クロスプラットフォーム
種別 正規表現ライブラリ
ライセンス BSDライセンス
公式サイト oniguruma - GitHub
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Rubyのバージョン1.9やバージョン5以降のPHPの正規表現エンジンとして採用されている[3]。そのほかに、Atom[4]EDK2 UEFI[5]、GyazMail、Take Command Console、Tera Term、TextMate、SubEthaEditをはじめとするソフトウェアにも組み込まれている。

鬼雲(おにぐも、Onigmo)という鬼車のフォークバージョンもあり、これはPerlのバージョン5.10以降で実装されている機能を含んでいる[6]。鬼車を採用していたRubyはバージョン2.0以降で鬼雲に切り替え[7]、機能もRubyから鬼雲にバックポートされた。

脚注

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  1. ^ Releases - kkos/oniguruma” (2023年10月14日). 2024年1月1日閲覧。
  2. ^ a b 鬼車”. Kosako (2015年4月2日). 2015年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月18日閲覧。
  3. ^ 【PHPウォッチ】第6回 PHP5 RC1にPHP4互換モード追加,PHP4.3.5では約140件のバグ修正”. IT Pro. 2008年2月23日閲覧。
  4. ^ nathansobo (2014年2月26日). “The Nucleus of Atom”. Atom Blog. 2020年4月15日閲覧。
  5. ^ EDK II - GitHub. 2023年5月22日閲覧。
  6. ^ Onigmo - GitHub. 2023年5月22日閲覧。
  7. ^ Feature #5820: Merge Onigmo to Ruby 2.0 - Ruby master - Ruby Issue Tracking System”. bugs.ruby-lang.org. 2020年4月15日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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